スポーツ植木職人活動日記               2012年版 本文へジャンプ

             【スポーツ植木職人として】
ここはそもそも藪状態の雑木山でした。雑木類を伐採して造成し300坪屋敷としたのが27年前です。そして石巻稲井石を擁壁として屋敷を固め家を建てました。友人のお父さんからお祝いと手竿ヒバ3本とボケ2本を頂き庭木として植えたのが始まりです。当時は庭木など買う余裕はなく挿し木で増やしたものや、隣の爺さんから余っている植木を戴いたりし、その後20年程見よう見真似で形を作り、7年前に格安庭師さんと一緒にささやかな庭を作りました。一本いっぽんの植木にとても思い入れがあります。これからも大事に手入れをしていきます。   2012/04/10
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               【 お知らせ 】
造園科の訓練は11月7日で修了しました。とても有意義な3ヵ月間でした。今後は我が家の植木剪定やボランティア剪定に活かしていきたいな。
★造園科受講日記はこちら★
  5月の主な作業 
松の新芽摘・枯枝落とし・草刈  
  6月の主な作業 
北側・東側ドウダン垣根刈り込み 
  7月の主な作業 
玄関口から庭木の剪定 
  8月の主な作業 
門口から南斜面
@ツツジ類徒長枝剪定

Aアジサイ花摘み 
 9月・10月の主な作業 
 @南側斜面懸がい風黒松剪定
 11月の主な作業
@姫龍の植え替え
Aやつがけでサルスベリを固定

B黒松整枝作業
◆毎年剪定作業が楽しみです。道を通る人との何気ない挨拶も心がなごみます◆  
 
 ◆未だ年数が浅いですから趣が足りません。あと50年? それまで生きていません◆
 【5月期の庭木の手入れ】1
 ◆屋敷南側草刈り&枯れ枝落とし&黒松芽切り この作業をしておくと秋の剪定がしやすくなる◆
◆竹垣作り 退職したら作ろうと 構想を練って3年。ネットで作り方の動画を見てイメトレし実施。
60点の出来具合だが初めてにしては上出来かな◆
 【6月期の庭木の手入れ】2
6月1日(金) 快晴
☆北側垣根ドウダンツツジ刈り込み
 
6月4日(月) 晴
☆東側垣根ドウダンツツジ刈り込み
6月15日(金) 曇り
☆南側ツツジ刈り込み
 
 6月15日(金) 曇り
☆サツキ満開
6月26日(月) 快晴
☆屋敷前垣根ドウダンツツジ刈り込み

☆屋敷前サツキ・イヌツゲ刈り込み
 
     
6月27日(火) 快晴
☆西側垣根ドウダンツツジ刈り込み
西側サツキ刈り込み
☆屋敷南側金柴刈り込み
 
 
 【7月期の庭木の手入れ】3
7月11日(水) 曇りときどき晴れ
6月で垣根の刈り込み終了しているが、7月は庭木の剪定を行います。今日は玄関口から始めました。
サツキ類・オッコ・モミジ・サザンカ・ボケなどを丁寧にていねいに刈り込みました。
時間はたっぷりありますから、のんびりとこだわって刈り込みました。
 
   
 7月11日(水) 曇りときどき晴れ
 7月13日(金) 曇りときどき晴れ
竿ヒバ剪定 今日のノルマは3本迄
明日は残りの3本で完了、我が家のメイン庭木の一つですから丁寧に剪定してやりました。
 
   
 7月16日(月) 晴れ
朝方に霧がかかっていて少し涼しかったがお日様が上るにつれ気温がグングン上がって更に蒸し暑くなった。何としても今日のノルマは竿ヒバ残り二本を終わらせたかった。剪定挟みの柄を短く切断して使いやすいように改良し、大雑把に剪んで手鋏で形を整える方式でなんとか午前中に終了させることができた。 
 
 7月18日(水) 晴れ時々曇り
毎年のことながら刈り込み完了すると、とてもすきっとして気持ちのいいものです。今年は竿ヒバの剪定に一工夫しました。刈り込み鋏の一つを柄を半分の長さに切って短くしました。これで大雑把に剪んでから剪定手ばさみで形を整えるやり方です。作業効率が格段にアップしました。それに右手への負担が少なくなりとても楽に剪定できました。
 【8月期の庭木の手入れ】 4
 7日(火) 晴れ
毎年お盆前には門口から玄関までのラインを綺麗にすることにしている。花後に剪定したツツジやサツキが新芽をピョンと伸び出して形が崩れているからだ。まぁそんなに気にすることでも無いのだが、表の道路から一番目につきやすい場所なのでそのようにしている。草も一緒に刈り集めて最後に箒で掃きスパッと見栄えをよくする。
 【9月期の庭木の手入れ】 5
 9月9日日) 晴れ
毎日黒松剪定の研修ですが、今日は我が家の南側斜面の懸がい仕立ての黒松を剪定しました。今迄の剪定はもみあげ作業は手間がかかるのでパスしていたが、せっかく造園科に通っているので基本通りに剪定しました。やはり美しいですね、少しは腕が上がったようですよ(笑)
 
 9月16日(日) 快晴
造園科の校内樹木の剪定が終わり一通りの剪定をこなしてきた。其の成果を我が家の庭木で試してみた。屋敷西側の黒松と赤紅葉を剪定してみました。自己流で試行錯誤の繰り返しでしたから形ができていません。まぁ とりあえず芽は全て切り落としましたから来年の発芽を確認して剪定すればある程度の形はできると思っています。紅葉はおもいきってサパッと切り落とし風に枝がそよぐようにしました。こちらはとても気持ちが良いですね。造園科からの払い下げ三脚梯子を使ってみたかったんです。少し重いですけど安定性抜群でとても案配がいいです。
 【10月期の庭木の手入れ】

午後から急遽有り合わせの材料で作り直した。

ハナが竹垣の裏側に隠れるようにして吠えます。

作り終えて眺めてみれば幾分上達したかなぁ。
 10月7日(日) 晴
四つ目垣を作りなおした。今迄のは見よう見真似で作ったので形ができていなかった。今回は造園科で教わった通りに作ったつもりだが、なかなか納得いくようにはならない。胴縁を一本増やして3本にし、棕櫚縄を二本にして縛った。全体的に前に比べがしっとして落ち着きが出てきた。材料は畑で使っていた細い竹材を使ったので二本束ねて立子とした。水平器などある訳もないのでその辺はだいたい良しの判断だった。この次はドウダンツツジを撤去して右方向にしっかりと材料を揃えて作ってみようと計画している。いつものやっつけ仕事でなくじっくり取り組みたい。

        【ホトトギス】
花弁の斑点が鳥のホトトギスの胸の模様に似ていることから名づけられたそうです。花、株姿ともに野性味のある姿で、自然風の庭でよく用いられます。

        【金モクセイ】
せんだって作った三脚梯子を使って剪定しました。丁度いいですね。

    【松の枝を真一文字に誘引】
造園科で教わってきたことを我が家の松で練習してみました。
キレイに巻いて縛り割りを入れて更にきつく縛りイボ結びで結わえます。
 10月14日(日) 快晴
庭の隅にホトトギスの花が少しだけ植えてあります。花に興味がない私だが、キレイに咲いていたので立ち止まり写真をパチリと撮ってきた。
金モクセイは毎年刈り込み等せずそのままでも樹形は乱れなかった。そのぶん花の付きが極端に悪かった。花後に剪定してやると翌年新芽が多く出て花芽も沢山付くそうなので試しに剪定してみた。
以前に松を一番下の枝を残しその上を鋸で切ったものが写真右はじです。真一文字に枝を伸ばしたいので竹で誘引しました。両端に1m程伸ばしてみようとおもっています。
 【11月期の庭木の手入れ】 6

姫龍  玉龍  龍のヒゲ

"やつがけ"でサルスベリを固定

この部分の植え替えだけで半日がかり

かなり根が張り絡んでいました

根を捩じり丸めてから植え付けです

5本程まとめチドリに植えます
 11月9日(金) 晴れ時々時雨
2005年春にささやかな庭を作りましたが、その際に姫龍を庭石の周りに植えました。あれから7年経ちびっしり根が張りクマガイソウの領域を脅かす程に増えました。庭の全ての姫龍を剥がし一週間かけて植えなおすことにしました。今日は玄関前のエリアのみです。龍のひげには三種類あり(写真右)葉が短い順に姫龍・玉龍・龍のひげです。園芸用のグランドカバーには葉が短い姫龍が良いですね。屋敷の斜面等に植え土が崩れないように押さえる役目として玉龍が、土手みたいに広い場所には龍のひげがと用途によって使い分けするといいです。どれも乾燥を嫌いやや日陰で湿気が多い土壌の方が生育は良いです。
造園科で習得した「やつがけ」のスキルでサルスベリを枝を持ち上げ固定した。頬杖の役割をも持たせたものですが、完璧でびくともしないですね。
 
 11月14日(水) 晴れのち曇り
作ってみたいとおもい続けていた萩垣を完成させた。段取りとして10月に萩の採取から始まり今日まで乾燥させて葉を落とし、束ねて形(なり)を直していた。竹を準備するのが難しく有り合わせの物を使ったので端はじの接点が上手くいかなかった。いつものやっつけ仕事を止めようと心に誓って取り組みました(笑)。 まず竹と竹の間に挟み込むように萩を入れ込み、表に素姓のよい萩枝が現れるように調整した。親柱に割った胴縁を釘打ちし、そこに萩を並べたものをはめ込み押縁で固定する。もちろん針金で縛って固めておき棕櫚縄で捩じりイボ結びで縛りあげた。その際使った道具として訓練校に通っていた時、金属加工科の先生に作っていただいたクリ針を使用したので一人作業でも左程困らずにできた。最後に天端を水平に揃えるように刈り込み鋏で切り揃えた。終わって眺めてみればああすればこうすればと反省点ばかりだが、作ろうという意欲と行動があれば次の制作に活かせるものとおもっている。
 11月21日(水) 晴れのち曇り
造園科で教わった四つ目垣と金閣寺垣を復習を兼ねて作成してみました。じっくり取り組むように心がけ少しこだわりを持ちながら作成してみたんです。作成した場所が庭でなく、屋敷と畑の境に作りましたから趣が足りません。まぁ 練習台ですから良いのですけどいつか庭の一角に作ってみたいとおもっています。