石巻高等技術専門校    造園科受講日記その2      2012.08〜11まで
【造園科受講日記その1へ】 
          
20年も前からいつかは当校造園科で庭師の勉強をしたいとの希望を持っていました。自己流を解消してしっかりとした基本技術を身につけ我が家の庭はもちろん、よそ様の植木の剪定もさせて貰いたいという希望があります。3ヵ月の短期コースですので要点をしっかり掴み知識と技術を習得するのが目的です。
      
 11月7日 快晴           ★ありがとうございました★  
 遂に卒業の日が来てしまいました。本音はもっと もっとこの教室でそしてこの仲間と勉強していたかった。それほど有意義で楽しい時間を過ごすことができました。約三か月 延べ354時間の訓練でした。
鶴岡先生・梶原先生ありがとうございしまた。
 
 11月6日 雨            ★んんん〜ん 参りました★  
朝から時折台風並みの横殴りで強い雨降りでした。今迄であればビデオ観賞の日と決まりものですが、最終日なので午前はみっちり座学を開き肥料のやり方や消毒方法等の説明を受けました。教科書を開いて長時間説明を受けるのは初めてです。野菜作りの施肥方法よりも植木の場合はアバウトでもOKの印象をうけました。ただやはり根に直接触れるようなやり方は避けることと、無機質よりも有機質肥料の方がはるかに良いという説明だった。移植するときには大きく植え穴を掘り堆肥系の肥料を多めに入れて土壌改良も一緒に行うことが肝要なそうだ。消毒については石灰硫黄合剤の使い方の説明があり、非常に有効な薬剤なそうだが、少量販売はしていないそうです。
午後からは教室の大掃除と道具類の員数確認です。私はそのまま返しましたが、砥石で研いでピカピカにして返却した方もいらっしゃいます。常日頃 後片付けや掃除・草取りなどもキチンとする方々なんです。んんん〜ん 参りました。
明日は卒業式です、そして松島に一泊で分散会に参加します。
 
 11月5日 晴れ          ★師匠から最後の伝授★  
訓練も実質本日で終わりです。師匠から最後の伝授は「松の雪吊り」と「やつがけ」でした。よく金沢の兼六園で雪が降る前に行う藁縄を垂らして松の枝を結ぶ方法です。こちらは降雪量が少なく雪吊りは必要ないのでしょうが見栄えが良いので、お寺さんやお金持ちのお宅でしているのを見かけます。指導も松の枝を結んだりせず、ただ円錐形に垂らして地面にピンと張るだけのものでした。実用性はほとんど無いと感じました。出来上がって眺めてみると確かに良いもんですねえ。師匠が言うには作る料金は材料代と手間賃だけなそうですから左程高いものではなさそうです。 
【一班の作業風景】 

垂らす本数を決め十字に縛る

立てる竹の先端に十字の根元を当て縄を下に垂らして二か所を縛る

藁ボッチを載せ松の木に取りつける 

円錐状に垂らし竹杭に縛り地面に差し込む

一ランクUPした庭に見えます

雪吊りの似合う庭が欲しいなぁ
午後には植えた庭木に対して倒れたりしないように支えの杭や竹を縛る方法を教えていただきました。やつがけという作業なんですが、この作業の経験はありますがこのようにできなかったです。植木に対して三本の支え棒を使い其々樹木と結わい(三か所)、支え棒同士を二か所で結わえます。そして肝心なのが必ず「やらず杭」を支え棒の最下部に斜めに打ちこみ縛ります。これで完璧に樹木を支えることができます。   
  11月2日 曇り        ★そこで一服の気持ちの余裕が必要なのかも★
寒いさむ〜い一日でした。でも教室の中は熱気ムンムン状態です。昨日から正月飾りを作成していますが、今日が一番脂っこい所で皆さん真剣そのものです。私は昼食もそこそこに大分入れ込んで取り組みました。何か工夫するものが無いか試行錯誤で段取りを決め、アドバイスを受けながら私なりの方法で作りました。手早い人は二基作って余裕のよっちゃんですが、未完成で宿題とした方もいらっしゃいます。上手下手は別として段取りの付け方とイメージ作りがポイントなんでしょうね。それに其々の工程を確実に仕上げそこで一服の気持ちの余裕が必要なのかもしれません。そこで私はこのように作りました。竹を斜めに切るのにツールを使いますから良いとして、竹を固定させるのに少しの工夫と藁を90度に折り曲げるのにベニヤ板を湾曲に切りそれで押さえるようにして藁を曲げてみました。効果抜群でしたね。後は藁縄で縛っていくだけですから作りそのものは簡単です。ただ苦手の折紙風のオヘソク作りがイマイチだった。右写真が私作成のお正月飾りです。(クリックで写真拡大します) なに?   オヘソクがカラフルだって?   訓練ですから広告紙で作成しています(笑) 
  【正月飾り作成】
土台の部分をベニヤ板ではなく杉丸太を3cmの厚さに切り安定させ、藁も少し広く大きめに切断してどっしりとした感じに仕上げた。

二基作った方は植木の剪定も早い、のみ込みが早いのと機転が利くのでしょうね。

最後の仕上げ段階にきています。皆さん自宅にお持ち帰りです。さて 奥様の評価は?

私の作業台です、ここまでで丁度半分作成です。何事も三番手くらいで行うと良い結果を得られますね。
 11月1日 晴れ           ★他愛もない話題に大きく笑い★
庭作りも剪定も終わりました。残っているのは正月飾りの作成ぐらいです。右写真のような物を作ります。藁は昨日選り終えていますから、土台部分に使うヤナギの枝切りです。午前中はポカポカ陽気でしたから外にシートを敷き、他愛もない話題に大きく笑い、残り少なくなってきた訓練にもう少しこの仲間と同じ時間を過ごしたいなぁなんて少し感傷的になったりして変な一日でした。こんな作業でも個々人によって要領のいい人、工夫する人、不器用な人、黙ってコツコツとする人、私はというと口の方ばっかし動かしてさっぱりはかどりません(笑)  何処の職場でも見受けられる光景です。金言先生は日向ぼっこをしながら見本の作成をしていました。
 10月31日 曇PM雨           ★あどは工夫しゃ★
遂に完成しました。竹垣満載の修了庭園です。昨日で大方終わっていましたが、玉竜を植えたり庭石を追加したり高低差をなくしたりとこまごまとした作業をし、最後には庭石を洗って箒目を入れて完成としました。そして入り口には関守石を置いてここから入るべからずとしたんです。 皆さん暫く眺めていましたよ、そして あぁだ こうだ と評論家に変身します(笑) 剪定作業と違って庭作りは作っていく過程を楽しめますね。工夫やアイディアそれにセンスが大きく出来栄えを左右します。先生によく良いアドバイスを貰おうと質問するのですが、答えはほとんど「あどは工夫しゃ」と言われます。そこの所が肝心要なのですが自分で見つける他はないようです。
午後からは藁ボッチ作成を教えていただきました。よく雪国の冬の風物詩的にテレビなどで見ますが、作ってみるとなかなか面白いものです。まぁ ほとんど需要が無いそうですから、思い出作りとしてはいい作業かもです。 完成写真はクリックすると拡大します。
 

鶴岡先生と弟子たちがガッツポーズで完成を祝いました。
 10月30日  くもり     ★仲間と「いいねぇ〜」と自己満足してみたり★
修了庭園作りは大詰めになってきました。2班の私は蹲(つくばい)作りと植栽、1班は飛び石と延べ段作りを其々担当しました。蹲とは、手水鉢を中央向かいに据え、手前に少し間をとって前石(ぜんせき)を、向かって左に手蜀石(てしょくせき)、右側に湯桶石(ゆとうせき)を配した形を指すそうです。先ず手水鉢の設置ですがこれが簡単なようでなかなか大変です。水平が中々取れず起こしたり沈めたり、水を張って確認したりと30分はかかりました。次に湯桶石・手蜀石・灯篭と配置していきました。最後に海をこしらえ、背後にウメモドキを植えて完了としました。ここまで5人で午前いっぱいかかりましたから凄く高い蹲になってしまいました(笑) 午後には庭の奥にサカキ2本と斑点入りアオキ・ヒイラギ・南天を植え庭石を追加したりしていくと、徐々に庭が完成していくのが見えた。少し離れて眺めてみたりして仲間と「いいねぇ〜」と自己満足してみたり、もう少し向きを変えてみようか等と話し合ったりとても良い雰囲気だ。我が家から嫁入りした植木類もこのような庭に植えて戴ききっと嬉しがっているかも。  

手水鉢の設置

柏槇と鉄砲垣の間に蹲作成

延べ段作成

飛び石作成

サカキ植栽

ほぼ完成
 10月29日  くもり        ★黒松と柏槇をメインにした庭作り★
 竹垣作り大好きの鶴岡先生の庭作りが始まった。自慢の様々な竹垣で囲った中に、枝ぶり整った黒松とこれもまた形の良いビャクシン(柏槇)をメインにしての庭作りだ。私の班は庭木と庭石の移動を担当した。根掘りし菰を巻いてチェンブロックで吊りあげ移動する力作業です。先生の指示通りの場所に移動し向きなどを定め、まぁ 間違いのない作業なんでしようが庭作りの訓練としては物足りなさを感じたのは私だけだろうか。実際仕事として働く場合は親方の指示通りの作業をするわけでしょうから、理屈抜きでテキパキと体を動かせばよいということなんでしょうけどね。別班の四つ目垣も完成し少し離れて眺めてみれば、先週作った庭より竹垣が多い分豪華に見える。明日はサツキやアジサイ・ヒイラギなどを植栽し、飛び石を置いてほぼ完成となる見込みです。  
力作業でお疲れモードだが出来栄えに満足

庭石の掘上げと移動の要領は習得

棕櫚縄で手を真っ黒にして作成の四つ目垣

今日の作業はここまで、庭の形が見えた
 10月26日  晴    ★庭園を仕上げたら一体感みたいなものを感じとった★
造園科入学当初、下回り作業の草取り草刈りを炎天下でしたものだが、ここの庭園もご多分にもれず雑草に覆われていてえらく難儀したものだった。その庭園を草取りし石を撤去して私たち作成のニュー庭園に作り替えた。庭園作りのビデオを見せられ、先生のチョットしたアドバイスだけでよくぞここまで作り上げたと大いに自己満足しています(笑) 今日あたりはいつもの百家争鳴はなくなり、其々の分担を決めて一気に仕上げた。東側の四つ目垣もキチッと天端が揃いイボ結びは全く緩みが無い完璧の出来具合である。道行く人も足を止めて眺めてくれたし、校長先生には高い評価を頂きました。嬉しかったですね、仲間10人の技術と力の結集です。そして三か月前まで見ず知らずの10人が、この庭園を仕上げ終えたらなぜか一体感みたいなものを感じとったのはわたしだけだろうか。
【完成記念撮影】
皆さん充実感に浸っています。

四つ目竹垣作り、もうベテランの域です。

良い仕事をしましたねぇ

こちらの角度から見てもとても良いです
 10月25日  晴           ★まぁ 見よう見真似の庭作りだった★
本格庭作りが始まった。我が家から嫁入りした黒松やその他の植木を使っての庭作りだ。黒松をメインとなる大きな石の脇に植えたらとても存在感がありピタッと収まった。私としては25年も育ててきた松なのでとても嬉しかった。校門横にサカキを植えて帰ってきたら、いきなり飛び石を置き始めていた。まだ庭の輪郭や配置も決めないでである。そこで全体の庭の形を作ろうと提案し、輪郭をササッとスコップで線引きし土をはね上げ残っている石を置いてみた。ツツジ・サツキ・ドウダンを石の間に植えこみ、姫龍で石を押さえた。更にイチイ・アオキ・イヌツゲ・ウメモド・南天等を置き石との組み合わせで植えこんでいった。まぁ 見よう見真似の庭作りだった。仕上げに石を水で洗い流し箒目を入れて今日の作業は終了となった。明日は東側に四つ目竹垣で囲って完成となる。
終わって眺めてみれば、いいなぁとおもえる庭に出来上がった。

終わって眺めてみれば、いいなぁとおもえる庭に出来上がった。

気が早い飛び石作り。20個程の石に総力戦で挑んでいた(笑)

人が入りやすいように庭の輪郭を定め石を配置して植栽していった。

もう少し大きめの石が欲しかったが---  まぁ しょうがない。

汚れた石を水で洗い流したら、益々イキイキと見える。

汚れた石を水で洗い流したら、益々イキイキと見える。
 10月24日  晴           ★金閣寺垣も教わりました★
鉄砲垣というなんとも物騒な竹垣を作りました。先生が言うには火縄銃を立掛けていた様に見えるのでそう名付けたのだろうということでした。作り方はいたって簡単、四つ目垣の立子を全て寄せて一本ずつイボ結びで縛っていくだけです。ただし胴縁は親柱に穴を開けて差し込み立子の縛りに耐えられるようにします。立子同士の間隔が無いので棕櫚縄を通すのがシンドイ程度で単純な竹垣です。
次に金閣寺垣も教わりました。 京都の金閣寺に造られている低い竹垣で垣根の上部に半割りの竹(玉縁)を掛けているのが特徴。造形的に格調が高いとされているそうだ。これも基本は四つ目垣を重厚にアレンジしたものと考えればよい。胴縁と押さえ縁は半割りにした竹を用い立子を一本と二本組を交互に立てる。間柱も立子と同じように胴縁・押さえ縁の間に入るように立て込む。全て立終わったら押さえ縁で立子を押さえ針金で縛りつけ棕櫚縄でイボ結びで縛る。天端は玉縁で押さえて針金で結び、更に棕櫚縄で飾りイボ結びで縛る。
近々我が家で竹垣を作る予定があるので、その際には金閣寺垣を作ろうとおもっている。今迄の竹垣の中で一番気に入っている。

   【龍安寺垣と鉄砲垣】
私的にどう見ても龍安寺垣は張り付け獄門の刑場の垣根に見えてしまう。時代劇の見すぎだろうか(笑)

またもや皆が船頭で中々立子の並びが決まらない(笑)

組にする本数が決まれば後はイボ結びで縛るだけ。

隊長の梶さんと記念撮影です。

間柱は親柱と同じ並びに立て、胴縁は半割にした竹を用いる。

立子を一本次に二本組として立て押さえ縁で押さえ針金で縛る

立子を一本次に二本組として立て押さえ縁で押さえ針金で縛る
 10月22日  晴        ★龍安寺垣という竹を斜めに挟み込む★
今日日庭を作るなんてことをする人は居ないですね。後々剪定にお金がかかりますしね。特に若い方のマイホームには先ず庭を作るなんて事は皆無です。そんななか造園科では庭作りを勉強しています。鶴岡先生得意の竹垣作りがまた始まりました。龍安寺垣という竹を斜めに挟み込むやり方です(写真右下) 今迄四つ目垣・御簾垣・建仁寺垣・大津垣と作ってきました。先生もおっしゃっていましたが竹垣の需要はほとんど無いそうです。そう言われると意欲が湧いてきません。まぁ 10人でワイワイ言いながら下の写真のように作ってみました。次回は鉄砲垣というものを作ります。
庭作りが好きな先生ですから、庭の歴史についても詳しいのだろうとチョット質問してみました。腑に落ちるような説明は得られなかったですね。教科書によると仏教伝来と共に庭園文化も移入されたそうで、飛鳥時代にまでさかのぼるそうです。仏教文化・貴族文化・武家文化それに茶道と共に庭園文化も発展してきたようです。いろいろな竹垣を作っていくなかで、実際の庭園でどのような役割をしているのかや、竹垣の存在感等を感じとってみたいなぁなんて思ったりしてきました。

    上手く作ったなぁ
龍安寺垣をあらまし作り終え満足感に浸っている面々です。
  10月19日  晴          ★植木類の断舎利ができて★
今日の造園科校外授業は我が家Datchi村だった。私が練習用に植えていた黒松・五葉の松・サカキ・サツキ・ドウダンツツジ・姫龍それに東側アジサイ小径に植えてあった全てのアジサイを掘り上げた。津波で訓練校の植木が枯れてしまい庭作りの実習が庭石並べで終わりそうだったので、我が家の植木類を寄贈することにしたんです。そのほかに隣の雑木山から南天・ウメモドキ・アオキ(斑点入り・斑点なし)・ヒイラギ・イヌツゲ・ヒバ等など数本ずつを掘り上げてきた。2トントラック2台と軽自動車に満載で積んでいったので、これでなんとか庭作りの実習ができそうです。我が家も植木類の断舎利ができてありがたかったし、こういう形で役に立てたのでとても嬉しい。それにしても造園科の皆さんよく働きますねぇ。こういう作業が好きなんでしょうね。
10時の一服に手作りケーキや饅頭の差し入れありがとう。昼には芋煮に舌鼓を打った。

サカキの掘り出し、その後ろに五葉の松がある。スコップの先を研いできたので根切りは抜群。

全ての植木を掘り上げトラックに積み込む。トラック2台と軽トラ1台に満載状態です。我が家の植木の嫁入りです(笑)

掘り出しにチェンブロックを使って上げたので荷台に積みこむのに一苦労でした。
 10月18日  晴          ★法則通りに庭石を配置して★
昨日の「百花斉放百家争鳴」状態から少し抜け出し作業が前に進むようになりました。まぁ 皆で知恵を出し合い良い方向に向かえば良いことですからね。庭石の置き方に法則みたいなものが有り、ただ適当に配置しては庭としての締りがなくなります。その辺のディスカッションがエスカレートするわけなんです。置く位置と向きが決まればチームワークですから、自分の持ち分の作業を行います。法則通りに庭石を配置して皆で眺めてみれば凄く締った庭になりました。そこで記念写真をパチリです(笑) 後二週間ちょっとで卒業です、余りにも楽しい時間を過ごしてきましたので、その後をどのように暮らすかを休憩時間に話題になりました。造園屋さんで働きたいという方はいないようです。趣味の延長線上で植木の剪定作業をしていきたいと思っているようです。私もそれに近いかなぁ。
明日は我が家に全員集合して要らなくなっている植木類やアジサイを掘り上げ造園科に進呈することにしています。津波で枯れてしまった樹木がかなりあり、庭を作っても植える庭木が無いのです。我が家も久しぶりに賑やかになります。

【完成した庭石の前で】
前列緑のジャンパー姿は梶原先生
「植木はなんでもバズバズ伐らいん」
 10月17日  晴      ★「百花斉放 百家争鳴」状態で午前は終了★
 もっともっとやりたい剪定作業は昨日で終了です。今日からは造園作業すなわち庭作りです。朝一番で造園のビデオを観てそれから現場に行って早速作業開始となりました。先生からは「好きなように作りなさい」の指示だった。ビデオ一本で早速好きなような庭作りですから戸惑いました。皆でこうした方が ああした方が そうでなくてこの方が と「百花斉放百家争鳴」状態で午前は終了でした。ただ今ある植木類を一旦撤去しようとということで結論づけた。午後からの撤去作業のメインは紅葉の掘り起こしでした。またもやチェンブロックのお出ましです。レスキュー隊長さんの指示で皆さん慣れた手順でテキパキと進んでいきます。私はと言うと移転先の植え穴を掘っておいたのですが、それが浅くて皆さんにブーイングを浴びました(笑) 明日からは庭石の配置です。どのように置くかが課題でしたが、教科書に載っている基本パターンにしようということになった。明日から力仕事が待っている。新米を少し多めに食べて体力をつけなければなりません(笑)
掘り上げ作業はチームワークがイチバンです。皆さんそこだけはキチッと守っています。
  10月16日  晴        ★還暦を過ぎた二十二の瞳がイキイキと★
校外実習は今日で終了です。いろいろな樹木を剪定させていただきましたがやはり松の剪定が一番難しかった。剪定作業を振り返って先生の最後のアドバイスは、強い枝(芽)を落として幹に近い弱い枝を残すように伐るのが基本ということでした。左下の写真は私が昨日から手掛けていた校門前の松です。なんとも不細工な枝ぶりですが、ここまで仕上げるのが大変だったんです。三年後の姿を想像しながら枝落としや剪定をしたつもりです。写真中はまたもやヒマラヤシーダの剪定作業でした。どうしてこうも石巻の校庭にはこの木が多いのか随分と剪定しました。校庭からの防砂林として植えているということでしたけどね。
写真右下は高所作業のときに使用した簡易ハーネスです。仲間に登山家が居て貸して頂きました。高所樹上作業には軽くて安全で使い勝手抜群です。このセットを作っていただきマイ簡易ハーネスを用意しようとおもっています。

   【校外実習終了記念】
皆さんガッツポーズで極めました。還暦を過ぎた二十二の瞳がイキイキと感じます。
10月15日  晴         ★どうしても どうにも形が作れません★
朝方少し小寒かったが松の剪定作業に入ったら少し汗ばんできた。今日から山下中学校 校門脇の松5本の剪定作業に入りました。少し遠目で見たときには形になっていたようにおもえたが、実際枝ぶりを見て探ってみたらびっくり仰天の枝ぶりでした。徒長枝が絡みに絡んでハチャメチャ状態です。一番悩ましかったのが頭の部分をどうしようかと、離れて眺めそして近づいて確認して伐りました。どうしてもどうにも形が作れません。写真左下から右下へ今日の剪定経過を載せてみます。明日古葉を落として完了となりますが、どうもしっくりせず納得がいかない松の剪定です。
お客さんの所でこのような松に出会ったらどうしよう、剪定に入る前に説明して結果に納得して頂かないと作業に入れないですね。

皆さんも似たり寄ったりの松ですから四苦八苦して剪定しています。
10月12日  晴         ★終わって少し離れて眺めてみれば★
今日から山下中学校での実習が始まった。ここの中学校の印象はとても静かな雰囲気だ。生徒がいるんだろうかとおもいたくなるほどシーンとしている。津波後植木の手入れ等していず荒れ放題の中庭の剪定作業だった。私が手がけたのは名前が分からない写真右の左側の樹木だった。枯れ枝が1/3程で蔦が絡んで植木がとても可哀そうだった。まず枯れ枝を切り取り絡んでいる蔦を取り除き、重なっている枝を落として不必要な脇芽も剪んで全体的にカラッと仕上げ樹木全体に陽がさすようにしてあげた。終わって少し離れて眺めてみれば、樹木がニコニコ顔でありがとうと言ってるようにおもえた。こちらも良いことをしてやったなぁと満足感でいっぱいです。
午後には写真左下のネムノ木と説明されたがどうも葉の形が違う、 これも半分は枯れ枝なので同じように切り取ってやった。写真中が木の名前が分からずじまい、写真右下はカイヅカイブキに挑戦した。変な形でしょ 津波のヘドロが粘っていて刈り込みをすると土埃が舞うんです。こちらもヘドロまみれで可哀そうな樹木でした。

写真拡大して見て樹木の名前が分かったら教えて下さい。
 10月11日  曇り時々晴   ★竹で整姿作業をし、次は鋸で割りをいれて★
朝起きた時には雨が降っていたので、あぁ 今日はビデオ観賞で一日終わりかと肩を落として造園科に向かいましたが、なんと石巻は雨は上がっていました。皆さんはもう出かける準備をして地下足袋を履いている方もいたり、数人は鋏を研いでやる気満々です。私は校門前を刈り払い機でサパッとキレイにしてあげました。其の脇のコノテガシワとマサキの刈り込みもしました。津波を受けてから剪定していなかったようで樹形が少し崩れていたが、なんとか形を作ってみました。松の一枝が上向きだったので竹を使って「整姿」作業をしてみました。枝が少し太かったので丁度水平位までしか下がりません。今度チャンスがあったら曲げたい部分に鋸で「割」を入れてどうなるか試してみたい。
きょうで貞山小学校の剪定実習は終了です。明日からは山下中学校に行きます。校門前に枝ぶりの良い松が5本有るのを確認していますから、1本は手を掛けてみたいですね。

皆さん鋏砥ぎは毎朝の日課です。私はサンダーでサッと削り砥石で5分仕上げだ。

校門前なのでキレイに整備しました。

津波に耐えたコノテガシワとマサキ、形を整えてやりました。
竹で整姿作業をしてみたかった。次は鋸で割を入れる方法を試したい。
10月10日  晴れ    ★こうしたら こうすれば あのように と試行錯誤★
やっと校門前の松の剪定が完了しました。2日と半日かかりました。去年津波で剪定していませんから徒長枝がビュンと伸びて形を整えようにもどうしたらいいのやら何度も鋏を入れなおして剪みました。近くから見ると下手だなぁとおもうが、少し離れて見ればカラッとして良く見える。天端から始めて徐々に下の方に降りてきながら、先生のアドバイスも頂き こうしたら こうすれば あのように と試行錯誤で剪定しました。もっともっと松の剪定をしてみたいですね。
今日の午前はイトヒパの剪定を行いました。剪定の仕方は難しくなく枝が先に広がらないように詰めてカラッと隙をいれて先端が少しお辞儀するようにする。我が家にも7本あったので手慣れたものでした。
実がびっしり付いている木があります。ネズミモチという木なんだそうです。葉がモチノキに似て果実がネズミの糞に似ていることからこのような名前になったそうです。街路樹や生垣として利用されるそうだ。初めての木なので剪定してみようとおもっている。

イトヒバの剪定、今年は葉を余り詰めないようにと指示された。

校門前の黒松やっと完了した。明日は周りの草を刈って整備します。

明日刈り込み予定のネズミモチ、刈り込み鋏で円筒形に仕立てる予定。
 10月9日  晴れ         ★やはり経験を積むしかないですね★
仕事日和の一日でした。校門前の松を剪定し始めて今日で2日目です。大方形ができてきました。明日午前には終わるはずです。津波でよく枯れなかったと褒めてやり、間延びした新枝を極力詰めながらの剪定ですから形を作るのにとても難儀です。棕櫚縄で枝を誘因したり、枯れ枝を落としたり、三脚から降りて少し離れて眺めてみたりと、松の剪定はとても気を使います。校門前で一番目のつきやすい場所ですから、剪定し終わったら刈り払い機で周辺の草を刈りキレイに整備しようとおもっています。
先生に枝の周辺を剪定する場合に切り口をなるべく見せないようにする剪定方法を質問しました。これが中々全てに当てはまらず難儀しています。やはり数をこなして経験を積むしかないですね。

校庭の東側にカイツガイブキが20本程有ります。モンスターのように成長しているので、刈り込むのに大変だろうなぁ。
 10月5日  晴れ  ★小学生の子供たちと一緒に来週いっぱいお勉強できます★
朝から青空です。とても清々しい朝でした。今日から腕まくりをして待っていた貞山小学校での実習だ。小学校での作業はなぜか気持ちが洗われるようで素直な心持になれる。毎時間どこかしこの教室から子供たちの元気で大きな歌声が聞こえてきます。先生は時折校庭まで聞こえる声で算数の説明をしています。そして校庭では徒競争・リレーをしていて、走ってる仲間に最大限の応援をしています。余りにも熱が入りすぎて先生からルールをしっかり守って走るようにと注意があったりします。とてもいいですね、私も小学生の子供たちと一緒にこの小学校で来週いっぱいお勉強できます(笑)
校門前の松だが暫く手が入っていず剪定にてこずっている。あと2日はみっちりかかる予定だ。もう一本背丈程の松もあり、根元の笹竹や草を刈ったりして美しくキレイに仕上げてみたい。じっくり取りかかれるので良い経験をさせてもらいありがたくおもっている。

当初20本の松と説明されたが、どうして80本ほどあるそうだ。ピョンと伸びた枝や混み合っている枝を切り落とすだけの作業だ。職人さんは一日10本がノルマなそうだが、仲間の一人はノルマを達成したそうだ。もう一人前の職人だ。
 10月4日  曇り      ★皆さん腕まくりをして準備しています★
 今朝方の一時小雨で校外実習はまたも延期になった。副校長の安全優先の判断はそれはそれで正しいのだろうが、9時頃から雨が上がり明るい曇り空で少し風が吹き作業しやすい天気になった。こちら訓練生としては卒業迄の残された日数をおもえばビデオ観賞で過ごすのはいささか勿体ない。要するに皆さん意欲満々だが、学校側の取組が前向きでないところに不満がある。そこで今日の作業はビデオ観賞は拒否し室内でやれるミニ三脚作りをした。工夫しながらできるので まぁ 楽しい午前を過ごせた。午後は写真のように庭石の撤去だ。チェンブロックを使い石を持ち上げ運搬車に載せて運ぶという作業だ。チームワーク抜群の仲間達なので二時間もかからず完了した。いずれにせよ余りパリッとしない授業であった。
明日こそは それこそパッと晴れて校外実習に行きたいな!! 
なにせ松の木が20数本あるそうなので皆さん腕まくりをして準備しています。

チェンブロックの扱い方はもう慣れました。レスキュー隊長の指示で作業は進みます。
10月3日  曇り           ★それならばと建仁寺垣の作成に★
今日こそはとやる気満々で造園科に向かいましたが、副校長の判断で校外実習は延期となりました。それならばと建仁寺垣の作成に急遽変更です。四つ目垣等を作ったスキルの応用編ですから、皆さん俄然張り切ります。まず竹を割るところから始まり、親柱に立子の下端が乗る角材を組み込むためにホゾを掘ります。親柱・間柱を建て水糸で水平を確認し裏側に胴縁を取りつけます。底辺の角材を親柱にはめ込み天端もタル木で固定します。ここで一番のミソは写真上段中の「忍び」という竹を中段の胴縁に抱かせ針金で仮止めします。この「忍び」の役割は立子と忍びを針金で「から掛け結び」風に縛り立子がばらけないようにするためです。忍びは胴縁の懐の中にありますから縛った針金は表からは見えません。そのようにして立子を建てていき最後は表側に押縁を取りつけて格段を針金で縛りその上を捩じりイボ結びで縛り、天端には笠のように取りつける玉縁を載せて飾り結びで縛り形を整えて完成です。このように自分たちで作る作業は盛り上がりますね。とても楽しい一日でした。
建仁寺垣は垣根作成の集大成とおもって取り組みました。覚えたつもりでもひと月もすれば忘れているんですよねぇ(涙)

胴縁・押縁・玉縁用の竹を二つに割ります

胴縁を取りつけ中に「忍び」を抱え込みます

立子を忍びに針金で絡んで取りつけます

立子を全て建てたら押縁を取りつけ針金で裏の胴縁と縛ります

天端に玉縁を載せて針金で縛り更に棕櫚縄で飾り結びで縛る

ほぼ完成です。最後に胴縁と押縁を棕櫚縄で捩じりイボ結びで縛れば完了です
10月2日  雨        ★初めてにしては上出来かなぁ★
 いつもなら台風一過の後は青空が広がりしばらく晴天が続くはずだが、今日は朝から小雨が降り憂鬱な1日だった。造園科予定の校外実習は延期となり、ビデオ観賞というつまらないカリキュラムとなった。先生も何してよいのか思案しているようだったので、せんだっての御簾垣の下の袴の部分の竹垣を作る事を相談したら即OKサインが出たので午後から皆で作成することになった。胴縁3本に立子を綾に差し込んで作ることにしました。この作り方の名前は知らなかったのですが、後で先生の説明では「大津垣」と呼ぶのだそうです。初めて作るので皆で知恵を出しあいながらチームワークの良さを発揮して2時間30分で出来上がりました。楽しかったなぁ〜
材料は撤去品で割ってあったものを使用し、編子として60cmの長さに切る。

胴縁3本に編子を隙間なく編み込む(室内作業)

大津垣2枚を御簾垣の下に組み込み、上下の端を2枚に割った竹で捩りイボ結びで縛る。

完成です。初めてにしては上出来かなぁ
 10月1日  晴れ         ★おかげてこちらは良い勉強を★
台風17号が未明に無事通り過ぎました。ヒマラヤ杉の剪定をしていて台風の残り風で少し危険かなと感じた。青葉中学校の校外実習は今日で全て完了です。午後に時間が余ったのでお礼を込めて、前庭花壇の草取りをした。ここに植えてあったライラックとイボタノキは剪定したのですが、根元が雑草に覆われて見苦しかったがこれでスキッとした。このイボタノキだが当初から疑問におもっていたんです。そもそもこの木は「植え潰し」と言って何も植えるものがなく空いたスペースに穴埋め的に植える木なそうです。ところがここにはライラックを両側に自分は真ん中に居座っているのです。調べてみたらライラックの台木にイボタノキを使うそうで、台木から芽が出てそれが成長しライラックは根元から伐られています。ライラックが枯れたのか、知らずに伐ってしまったか。おかげでこちらは良い勉強をさせていただいた。
さぁ 明日から別の小学校で剪定実習だ。松の木が沢山あるようなので楽しみだ。

ヒマラヤシーダの剪定はおもいきって大まかに剪定した方が納まりが良いようだ。

植木は剪定したのだが、雑草がそのままでは見栄えが全く悪い。

草を取って箒目を入れて完了です。
植木がイキイキと見えます。

手前二本がライラックで奥一本がイボタノキの根元です。
9月28日  雨              ★造園科で雨は最悪です★
朝から雨です。まぁ たまには良いですね。とは言っても造園科で雨は最悪です。剪定作業はできませんから、正月飾り用の藁選りをさせられました。私は全然気乗りしませんでした。まぁ 時間つぶしなんでしょうが、だったらもう少し知恵を出して興味のある座学を開くとか、経験談を聞かせてディスカッションをするとか工夫してほしかった。私が今知りたいことは其々の庭木の育て方や剪定方法それに特徴をあげてどういうポジションに植えれば映えるのかなどを教えて欲しいですね。
一昨年の藁なそうでから老けていて扱いにくい。やはり年数が経つとどんなものでも扱いにくくなるものなんですね(笑)

午後から岡田商店を見学です。園芸資材とプロの職人さん専用の道具類を販売しています。やはり高くて手が出ません。
  9月27日  曇り時々晴れ    ★込み合っている枝をバズバズ伐らいん★
朝方雨の心配をしながら青葉中学校に向かいましたが、幸いに曇り空で剪定作業には丁度良いお天気でした。職人さんはヒマラヤシーダを1日10本がノルマなそうですが、今日の私は午前に2本剪定しました。午後には写真左下の野放図モチノキの剪定に挑戦しました。樹形がこのように乱れきった植木を形のあるものに剪定する楽しさが有ります。先生に相談したら「込み合っている枝をバズバズ伐らいん」だけでこのような形にという指示はありませんでした。ならば私の好きなようにと伐らせていただきました。こういう作業は伐り終わった後に眺めると達成感も味わえますから楽しいし大好きです。写真右下は午後の一服です。
昨日我が家の愛情弁当を紹介したら、レスキュー隊長は奥様のえっちゃんに勝負弁当を作ってもらったそうです。家のかあちゃんに見せたらミニトマトの数が1個少ない分負けましたということです(笑)  えっちゃん!! 隊長さんは凄く美味しそうに食べていましたよ。

      写真拡大
   えっちゃんの勝負弁当

   before  写真拡大

   after  写真拡大

還暦を過ぎた造園科の
訓練生達
  9月26日  晴れ      ★愛情弁当がこんなにも美味しいとは★
青葉中学校での剪定作業2日目です。いいですね、中学校での作業はね。剪定中に昔々私が中学生の頃を思い浮かべたりしてね。休み時間になると元気のいい少年たちの声も聞こえてくるし、音楽の時間なんでしょうねピアノのリズムに合わせて歌声が聞こえたりします。もう一度学校にはいりたいかって?  いやいや 主要五科目の勉強は沢山です(笑) 昼時間になると「恋は水色」のメロディーがチャイム代わりに流れます。と同時に学校給食のメニューが校内放送で知らされます。今日はパンと牛乳・豚肉のソテイにリンゴのすりおろし・コーンポタージュに野菜サラダ等など なそうです。超豪華だと思いませんか。私の弁当は右写真、古代米栗ご飯を炊いてオカズのメインはシャケと野菜の天ぷらそして定番の卵焼きです。超美味しかった(笑)
私にとって今日のメイン課題は車輪梅(シャリンバイ)とモチノキの剪定だ。シャリンバイは基本的に枝の出方が規則的(車輪状)で行儀が良いそうで徒長枝を伐る程度で良いそうだ。萌芽力が弱いのでうっかり枝を伐りすぎると樹形を乱してしまう(剪定は最小限にとどめる)  一方モチノキの剪定方法は樹形を丸形に剪定鋏で一枝ずつ伐っていく。やっつけ仕事で刈り込み鋏で伐ると幾つかの枝先が枯れる。面倒でも枝先を一本ずつ伐り樹形を整える事が肝要だ。萌芽力が強いので少々の失敗は気にすることはない。 写真クリックで拡大します。

かあちゃんには毎日弁当を作ってもらいます。こんなこと働いていた時にはなかったです。還暦を過ぎて愛情弁当がこんなにも美味しいことを初めて知りました(笑)

モチノキとシャリンバイの剪定を一日がかりで行いました。乱れた樹形を整えながら切るのは難しい。

ニシキギとシャリンバイの寄せ植え。蔦と雑草で絡み合っていたので作業しずらかったようだ。

モチノキ・ヒマラヤシーダを剪定中の仲間たち。時間を掛けてじっくり取り組みます。
  9月25日  曇り           ★やる気満々でしたから★
あれほど痛いくらい暑い残暑はどこに行ったのか最近はとても涼しくて過ごしやすい。造園科のカリキュラムも中盤となり、 今日から校外実習に入りました。石巻の青葉中学校の植木の剪定です。よそ様の植木の剪定ですが不安より楽しみの方が大きかったですね。皆さん張りきっていつもより早く登校して出かける準備をしていました。やる気満々でしたから出陣式の記念写真を撮りました。
8時30分には皆さん出陣準備完了です。気合いが感じられます。

青葉中学校の中庭。手前がコノテカシワ、奥が日光ヒバ・紅葉・シュロ・イチョウ
9月24日  曇り時々雨      ★御簾垣なるものを作成した★
天気予報では曇りだったが時折強い雨が降るあいにくの天気だった。そんななか造園科では御簾垣(みすがき)なるものを作成した。作り方はいたって簡単で親柱に組子の竹を差し込むホゾなる溝を掘ることから始まる。組子を下から積み上げていき、押縁で両側から押さえ、最後は絞りイボ結びで縛って完成だ。2班に分かれて其々の役割をチームワーク良く作業していく。お互い気心もだいぶ知れてきたし、得手不得手も自然と分かるようになった。皆さん長く勤めていた職場の手順や考え方みたいなものが作業に表れているのが垣間見れる。皆さんに私はどう映っているのだろう。42年間勤めた職場の影響を受けて手より口から入るので、違和感を感じていなければいいなとおもっている(反省)

        【作成方法】
@親柱に幅3.5cm深さ3cmのホゾを掘る
A押縁用の竹を割る、芽と平行に割るようにすると立てた時真っ直ぐに見える。
B四つ目垣の要領で親柱・間柱を立て水平を取り、ぶれないように親柱の天端間をタル木で固定する。
 
C下段から組子なる竹を ウラ/元 交互に重ね、5本おきに親柱・間柱に釘止めしていく。
D
天端まで重ね終わったら押縁で両側から押さえ、針金できつく縛る。
E針金を隠すように絞りイボ結びでキチッと縛る。C下段から組子なる竹を ウラ/元 交互に重ね、5本おきに親柱・間柱に釘止めしていく。
D
天端まで重ね終わったら押縁で両側から押さえ、針金できつく縛る。
E針金を隠すように絞りイボ結びでキチッと縛る。

   
図のように表と裏でイボ結びをするが輪に通す方をネジって写真右下のようにする。

ホゾを掘るために丸鋸で縦に切る

      ホゾを掘る

押縁用に芽と平行に竹を割る

組子を下から積み重ね上げる

両側から右図のように縛る

絞りイボ結び
9月21日  雨           ★レスキュー隊長の講師で★
一日中シトシト雨が降っています。造園科の今日は開店休業でした。先生は所用で不在でしたので訓練生同士で経験を基にした知識の共有を計りました。その中で特にレスキュー隊長の講師でロープの各種結び方を勉強した。さすがに半年前まで現役消防士として活躍していたノウハウは卒業後まで役に立つんですね。とても有意義な時間を過ごしたとおもっています。隊長さんありがとう。
各種結び方を説明している
隊長さん

 訓練生は真剣に耳を傾け指を操っていた 
 9月20日  曇り時々雨        ★もちろんGooでした★
昨夜久しぶりに程良い雨が降った。日中も少し降ったが左程苦にならない程度で幸いした。そんな中で鶴岡先生の指示で三脚を作ることになった。作り方は凄く簡単で5人で一脚作成ですから午前で完成した。少し手間がかかるとすれば写真のような頂点部分のやり繰りだろう。こうなるだろうというイメージを大切にして作った方が手早く作れるとおもった。完成後先生に試乗テストをしていただいた。もちろんGooでした。三脚が早くできたので午後にすることが無くなったので、先生に提案して藤棚を作らせていただいた。少し低く作ってくれという要請だったので写真右下のような高さとした。花が咲いたときには見づらいだろうが、暇にまかせ廃材で作ったものなのでこの程度だろう。まぁ ミニ藤棚作成ということで納得です。でも見た目頑丈そうで美しくできたとおもっています。先生には褒められるし皆気分良くしていました(クリックで写真拡大)。
   
★★★梶原先生金言訓示★★★
   @品質管理をしっかりしろ
   A工程管理を疎かにするな
   B原価管理は確実にしろ
  

梶原金言先生
 9月19日  曇り     ★施工者の目で間隔を決めたほうが何かと良い★
朝から曇り空で涼しく時折すずめの涙程の雨が降った。心情的に雨は降って欲しいが、今日は四つ目竹垣の最終段階で胴縁に立子を縛りつける作業なのでこの時ばかりは雨は欲しくなかった。綾掛けいぼ結びで縛っていくわけだが、緩みなく縛るのが中々大変だ。棕櫚縄を水に浸して使ったが、せっかく洗った竹に黒く汚れが付くという失敗も経験した。
再度竹垣をばらして胴縁を四本から三本に変更し立子の数も増やして再度挑戦した。昨日はメジャーで計って胴縁の高さを決めたが、今日はバカ棒を利用した。その前にメジャーで計るよりも施工者の目で間隔を決めたほうが何かと良いことも分かった。ポイントは最上段の胴縁と間柱の頂点との間隔は少し広めに取り、その下の胴縁同士の間隔は同一とせず工夫し変化を付けたほうが見栄えが良いことも実践の中で分かった。からがけ結びの方法も経験でき仲間とコミニケーションを取りながら作業を進める大切さも改めて学んだ。下の写真の方たちは私達の班のようにワイワイガヤガヤと作業するのではなく、とても寡黙にコツコツと丁寧に作業をします。職人さん向きの性格なんでしょう。いいですねこういう姿を見るのってね。見習いたいですがわたしにはもう無理ですね(笑)

教室前にあった棕櫚縄で結わいでいる石はなんだろうといつも疑問におもっていた。関守石と言うそうでその結わい方を見せていただいた。関守石の事訳はこちら
教室前にあった棕櫚縄で結わいでいる石はなんだろうといつも疑問におもっていた。関守石と言うそうでその結わい方を見せていただいた。関守石の事訳はこちら
 9月18日  晴       ★待ちにまった竹垣作りが今日から始まった★
待ちにまった竹垣作りが今日から始まった。まずビデオを見てその後、先生に質問する中で今迄の疑問点を大分解決することができた。
         
【要  点】
@胴縁を段毎に元・ウラを交互に換える。
A胴縁のウラの方から親柱に固定する。
(ウラは身が薄いので節の所を斜めに切り割れを防ぐ・元は身が厚いので節をあてずとも良い)
B間柱は胴縁の太さの分親柱より後ろに下げる。
C最上段の胴縁は立子(間柱)の頂点との間隔を狭くすると見栄えが悪い。
D胴縁の間隔は各段違ったほうが見栄えが良い。
E竹を真っ直ぐに見せ方は、枝の生え際(少し凹んでいる面)を正面に見せると良い。

見栄えの良さは最終的に作り手のセンスによるそうだ
そこの所がいちばんの難点だ
【水糸の引き方と水平】
ここでは水糸の引き方だが、親柱の頭の中心に釘を打つかそれとも胴縁の太さの分だけ下げて釘を打つかだがこの図では中心に釘を打って水糸を張っている。要するに胴縁の太さの分、間柱を下げて埋め込む。
更に水糸の水平の取り方だが、水平器が無い場合は後ろの建物の窓枠や軒の水平を利用して、水平を調整すると良い。この水糸が全ての基本となるので決して疎かにしてはならない。

         【墨だし(胴縁の取り付け位置を記す)】
あらかじめバカ棒に胴縁の縦幅の間隔となる印を付け、水糸にあわせて各柱にあてがい親柱に印を付けていく。こうすると間違いなくどの柱にも同じ間隔で印を付けることが出来きる(各柱ごとにメジャーで計らない)。
【胴縁と親柱の接合方法】 
親柱と胴縁の接点だがピタッとなかなか合わない。先生の説明では胴縁を親柱にあてがい親柱の内側の面と同じ長さの所の胴縁に鋸で印を付ける。そしてその印に向かって角度を見定め見た目で1.5cm手前から切り込んでいくと良いようだ。鋸で切るので直線的になるが微調整が必要であれば切り出しナイフを使うほかないだろう。

ささくれ立たないように切るには、竹を手前に少しずつ回しながら鋸の先で切っていく。

水糸の水平を取るには水平器を使う。

水平器が無い場合は後ろの建物の軒や窓枠を利用する(軒に黄色い水糸を合わせている)
   9月14日  快晴        ★樹木はゆっくり予定の方向に倒れていきます★
校内樹木の剪定は全て終了しています。今日は津波で塩水を被り枯れた樹木を、チェンソーで伐倒作業です。最初単純な立枯れ木で練習し、午後から樹高が高く枝も張っている桜(直径30cm樹高20m)を伐採です。できるだけ枝を下ろし、倒す方向を決め安全を確保するためにロープを掛けます。(正式にはチルソーやハンドウインチを利用します) 伐倒する人 ロープを引く人 安全を確認する人 其々分担を決めていざ実施です。やはりここでの作業指示はレスキュー隊長です。的確ですね、やはり安全を第一に確実に伐倒するように手はずを整えます。先鋒 伐倒は元航空自衛官のニヒル男です。とにかくこの男の仕草は絵になります。次に中堅 レスキュー隊長が伐り込みます。マニュアル通りに受け口(△に切り込み)を作り、反対側の追い口からチェンソーを入れていきます。受け口手前一寸の所で伐り込みを止め、追い口から楔(クサビ)を打ち込みます。ミリミリと音がしたら撤収準備です。クサビを軽く叩いて退散します。樹木はゆっくり予定の方向に倒れていきます。最後の大将は元市役所職員で倒れた樹木の端木切りで終了です。皆さんお疲れでした。
参考として杉の伐採風景をこちらからご覧ください。
         ★★★梶原先生金言訓示★★★
@自分だけ楽しようとおもうな
A自分だけ金儲けしようとおもうな
B地域と一緒に絆を大切に仕事しろ




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9月13日  快晴           ★アメリカフウを剪定しました★
なんなんですかこの暑さは、朝方は小寒いくらい涼しくて毛布を掛けて寝ましたけど、日中はその反動で痛いくらいに暑かった。そんななか校舎前のアメリカフウの木を剪定しました。紅葉葉楓(モミジバフウ)とも呼ばれマンサク科フウ属 (落葉高木)なそうで、一般的に街路樹として利用されています。梶原先生から恒例の金言訓示を頂いて一斉に木に上り始めました。高所恐怖症の私は中間位までで勘弁してもらい、いつもの高所作業担当のお二人さんにお任せです。剪定方法はイチョウの木と同じで各段の枝先に葉を数枚残す程度に切りこみます。終わって眺めてみれば見事な剪定ですね。とても素人とはおもえませんよ、いえいえ素人ではありませんぞもうすこしでセミプロです(笑)
明日も暑そうなので第二回目のスイカを食べる日です。今度はスイカを二個用意しましたから沢山食べられます。訓練生の皆さん冷凍氷を持ってきてください。新東名の方は氷と包丁持参でお願いします。
            ★★★梶原先生金言訓示★★★
@お客様から水道ホースをお借りしたらキレイに巻きお返しする。
A外の水道で汚れものを洗った時には排水を詰まらせないように。
B水道の水回りは元の状態以上にキレイにする。

今日はとてもラッキーな日でした。というのも欲しかった三脚梯子をゲットできました。去年の訓練生が制作したものですが必要ないということで頂いてきました。今度の三連休はこれを使って松を剪定します。

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 9月12日  快晴        ★チェンブロックを使用して松の移植★
わたくし最近作業班には余り参加せず記録班として活躍しています(笑) 本日のメインテーマはチェンブロックを使用して松の移植です。今日日(きょうび)造園屋さんはミニユンボを持っていますから、チェンブロックはほとんど使いません、効率も悪いしね。高校生の時に建設会社でのアルバイトでチェンブロックは経験したことが有ります。まぁ 授業ですからこういう体験もいいかもですね。安全を確認しながら確実に実施しました。その様子は右写真をクリックして動画をご覧ください
次のテーマとして移植した後の補強作業です。鳥居支柱を組み立て「綾掛け結束」を教えていただきました。綾掛け後に固く締め付ける作業が割り掛け作業というそうだ。写真のようにキチンと結束すると見栄えも良いし、さも職人技という趣ですね。それからシュロ縄だけじゃなく針金での綾掛け結束もレクチャーをうけました。回数を重ねればそう難しい作業ではないように感じました。時が経つと忘れるので我が家にも模擬を作って体に浸みこませようかな。この技は後々必要になるでしょうね。
先生方の説明の中で公共工事と民間工事の話をされます。公共工事は規格通りの仕事をしないといけないし、民間工事は規格より安く出来上がるように考えないといけないそうです。私的には規格通りの仕事は楽でしょうが、安くと言われれば工夫や改善がそしてセンスが必要なんでしょうね。逆にそこの所が作る面白味を感じとることができそうですね。

写真をクリックすると動画が見れます。
音声を少し高く願います。