スポーツ植木職人活動日記     2014年版 本文へジャンプ
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                 【スポーツ植木職人として】        2012年1月
一念発起して雑木山を伐採して造成し300坪の屋敷にしたのが28年前です。そして石巻稲井石を擁壁とし屋敷を固め家を建てました。友人のお父さんからお祝いに竿ヒバ3本とボケ2本を戴き庭木として植えたのが始まりです。その後挿し木で増やしたものや、隣の爺さんから必要でなくなった植木を戴いたりもし20年ほど見よう見まねで形を作り、8年前に格安庭師さんと一緒にささやかな庭を作りました。一本いっぽんの植木にとても愛着があります。これからもスポーツ植木職人として大事に育てていきたいとおもっています。
 2014年版  スポーツ植木職人日記
 10月19日  晴れ       伐々会 剪定交流会&懇親会に参加 19
伐々会 剪定交流会&懇親会に参加してきた。この会は造園科の仲間で年に一度お庭を拝借して剪定技術を磨き親睦を深める事を目的としている。私は会員8名が一日でやりきれるお庭を調達する役目です。今回はお庭の広さと荒れ具合が丁度いい案配なので助かりました。仲間は卒業後 造園屋さんやシルバー人材等で剪定スキルをかなり上げてきているようだった。一人植木一本の役割分担を決め一斉に取りかかった。和気あいあいとね。冗談を言いながら笑っていたかとおもうと、シーンとなって誰も口を開かず真剣に枝ぶりを見ながら鋏を入れている。皆さん根っから植木剪定が好きなんですね。
親睦会は去年と同じ旧田尻町の「さくらの湯」と決めていた。宿に入って直ぐにビールで乾杯し、そしてお風呂に入った(笑) ここの露天風呂から雁達のねぐら帰りの編隊を見たときには「オオッ」と思わず感歎の声がでた。宴会? それはもうしゃべりにしゃべって声が枯れる程でした。んっ 私だけでは無かったですよ 皆さんそうでした。 一年ぶりの再会ですから一夜では語りつくせなかった感じでしたね。

夕方4時には全て作業が完了した。もちろん伐り枝を片づけお庭をキレイにしてご主人様には大変喜ばれました。

少し荒れたお庭に一斉に三脚を設置し、鋏をパチンパチンと入れ始まった。

ホテル松島大観荘の専属庭師をしている元自衛官、モミジの透かし剪定に挑戦。

さすが専属庭師で腕を上げただけはありますね。モミジの紅葉がパッとお庭を明るくします。

黒松・赤松・糸ヒバ・竿ヒバ等をキレイに見事に剪定し終わった。

次の日 するのを忘れていた玉龍を植え付けた。庭石がキュッと引き締まります。

別途有料請負で垣根の天端落としと片面枝落としをした。お庭にパッと陽が差し明るくなった。
 10月4日  晴れ       剪定の良し悪しは最後の片づけ 18
我が家の2014庭木剪定作業は今日で終わりです。残っていた竿ヒバ3本をササッと刈りこみ、花が終わったサルスベリの剪定も忌枝を落とす程度にしておいた。剪定の良し悪しは最後の片づけによると造園科で教え込まれています。竹レーキで伐り葉をかき集め剪定バックに入れ込みます。特に根元のあたりをキチッとキレイに仕上げると見栄えがとてもよい。造園科では剪定方法よりも草取りや片づけ仕上げを厳しく躾けられた。あの時は生意気にも「なんでこんなことしなきゃいけないんだ」と話しながらやってたものです。仕事でも最後の片づけ仕上げをしっかりやり、少し離れて見渡すととても気持ちがいいものです。
本日の剪定作業は竿ヒバとサルスベリ
 9月28日  晴れ       あちらもこちらもパチンパチンの大合唱だ 17
東隣の息子さんはサツキの徒長枝をパチンパチン、西隣の97歳の爺さんも植木をパチンパチン、そして後ろの旦那さんは大工仕事でバンバンバン。わたし? もちろん負けじとパチンパチンと竿ヒバの剪定をおこないました。あちらもこちらもパチンパチンの大合唱だ(笑) ツールは片手刈り込み鋏を使って切り揃えるのですけど、その前に葉玉を割って中の枯れ葉を大雑把に落とし、更に裏の葉を全て切り落としてから表の葉を切り揃えます。見栄えを良くするには天端笠の玉仕上げを大きからず小さからずバランス良く整える。右手ばっかし使うので握力がだんだん弱くなり辛い作業だ。三脚梯子を二台用意することで効率よく作業ができることがわかった。もちろんのことだが片手刈り込み鋏を作業前にキチッと砥石で研いでおくことが大事だ。でないと鋏に葉が咬んで効率がすこぶる悪くなる。今日の刈り込み作業はイチイの玉仕立てとこの竿ヒバ3本の刈り込みだった。少し疲れが出てきたので今日はこれでおしまい。
玉の中をかき分けて古っ葉を鋏で掻き落とし玉裏の葉を切落とす。この作業が一番大事だ。
玉の下の端から刈上げ形を整える。最後に伐り葉を丁寧に払い落とす。伐り葉が残るとそこは枯れて穴が空く。 
  9月27日  晴れ            もう少し若かったら 16
朝から青空が広がっている。何をするにも気乗りする、まさに「天高く馬肥ゆる秋」を絵にかいたような秋空だ。栗駒山頂の紅葉は見頃なそうだが、山登りが苦手な私には紅葉見物はまだ早い。今日は予定通り残りの松の剪定をおこなった。芽切りをしておいた表の新芽をもみあげ剪定して枝ぶりに厚みを持たせようというのが今年のテーマだ。手間はかかるが伐り終えて少し離れて眺めてみれば自分でも納得できる出来栄えだ。松の見方によく「良い枝ぶりだねぇ」なんて言うがそれもそうだが緑の葉の並びとその下の小枝の美しさに私は目がいってしまう。もう少し若かったら京都の造園屋さんで修行してみたいなぁ。
んんん〜ん それはもう無理なので来年度は市役所の非常勤職員を辞めて植木職人一本で活動しようとおもっている。

脚立のこういう使い方はよろしくない。
ただロープで木に結わいてずれ落ちないようにしている。

更に木に結わいたロープにカラビナで簡易ハーネスに接続し体を支えている。

造園科で一緒だった登山家の方に教わった安全対策だ。
↑ 剪定前の状態、初夏に芽伐りをしているので徒長枝は無く形としてはまとまっている。  

上から見た状態、かなり透かして剪定した。

横から見て全体的に厚みがあり落ち着いた雰囲気を感じる。

これらの松は実生から育てて20年は過ぎている。
松は見る角度で印象が違ってくるものだ。そこの所を考慮しての育て方まではスキルが足りない。  
 9月21日  晴れ            パチンパチンと鋏を入れて 15
昨日 今日と秋空の下での松の剪定はとても気分が良い。パチンパチンと鋏を入れては松っ葉をむしり取る。もみあげ剪定のリズムだ。作業は単純だが頭の中は穏やかに回転している。基本的には枝ぶりを見ながらの作業だが、ほとんどは昔の懐かしく楽しかった想いでが次から次へと出てきては消えていく。嫌な思い出 ? もちろん出てくるが其の時は直ぐに剪定の方に気持ちを切り替える。この松の木は門松だが実験用として30年ちかくお付き合いしている。造園科を卒業してから竹で誘引し枝ぶりを修正している、でも見る角度によっては姿がよろしくない。恰好がつくまであと2年はかかるだろう。もみあげ作業は親指と人差し指をこすり ねじるようにして松っ葉を落としていく。要領を得てくると力を入れずにクリッ クリッと上手に早くできるようになる。上段の写真が剪定前で下段が剪定後。古っ葉が無くなり新葉に入れ替わるとさっぱりしてとても案配良い。
 9月15日  晴れ              腕がムズムズして  14
松の剪定は10月に入ってからと計画していたが、9月に入り涼しくなってきたら腕がムズムズして、もう堪え切れずにしちゃいました。今年は初夏の新芽切りの時点から、枝の厚さをもうすこし高くすることを目標に掲げていました。毎年の方法で裏の新芽を利用しての剪定ではなく、新芽切りしていた表の枝の頭をある程度切り揃えもみあげ仕上げでおこなった。ただ丸みを持たせるため枝先の部分は裏の短い新芽を活かし長い新芽は切落とすことにした。造園科で先生から教わった方法だがまだまだ経験不足で思うような形は作れない。4本の松を仕上げたが急いですると悪い癖のやっつけ仕事になるので、そこの所はゆっくりゆっくりと言い聞かせておこなった。あと6本残っている、気分が乗った時にゆっくりと楽しんで行いたい。
このような仕事をしている時がいちばん至福を感じる。
 
左から剪定前・剪定中・剪定完了です。それなりにカラッとして雰囲気は良いでしょ。
この三脚はガラクタ屋さんで梯子の部分(千円)だけ見つけ、つっかえ足の部分は竹で作った。
 7月26日  晴れ         リズミカルに刈りこんで◆  13
週末で家に居ても植木職人に休みはありません。我が家の300坪の屋敷はドウダンツツジの垣根でほぼ囲われています。
今日は北側の垣根を剪定してあげました。朝5時起きでとりかかれば暑さで苦労せずにすむのですが、なにせ一番寝心地の良い時間帯ですから枕を抱いて寝ていました(笑) 私の刈り込み鋏はもう30年も使いこんでいます。今朝も刃先に砥石を当て切れ味鋭くして出陣したんです。鋏を持つ左手はほぼ動かさず固定し、右手でシャンシャンシャンとリズミカルに刈りこんでいきます。たまに後ろをふり返って新枝を逆方向から切り落とすとキレイに仕上がります。もちろん形(ナリ)を確認しながらですけどね。終わって少し離れて眺めてみると天端が水平に刈られていてとても気持ちが良い。最後に竹箒で切り屑を掃き落として完了です。来週は東側の垣根を刈りこまねばなりません。
 7月25日  晴れ         確かにこの方が優しく涼げ◆ 12
猛暑日が続いている。昨日は私の住んでいる町の児童館で草刈りと植木剪定作業をしてきました。市役所ではグリーンカーテンを推奨しています。こちらの児童館ではキュウリとパッションフルーツで職員室南側の窓を覆っている。涼しげでしょ、児童達はキュウリの収穫日記を付け、漬物にして食べるのだそうです。
館長先生の「涼しげにサパッと剪定して」の要望に沿って究極の切り詰め剪定をしました。ただ紅葉が素晴らしいニシキギだけは放任にしてきました(写真真ん中)  左は姫リンゴ、右はモミジ
イチョウの木を伐り終えた頃に少しフラッときたんです。タイミング良く気配り上手の館長先生が冷蔵庫でキュッと冷やした濡れタオルを差し入れてくれとても有難かった、ありがとうございました。

  
校門脇に在るイチヨウです。モジャモジャ状態で凄く暑苦しかった。よく枝のコブの所で今年の枝を全て伐り落としたのを見かけるが、造園科では弱い枝を2.3本残し、風に吹かれてそよそよとなびくように剪定するようにと教えられた。確かにこの方が優しく涼しげではある。
  7月18日  曇り時々霧雨         此処は私の剪定実験場です 11
梅雨空の日に植木剪定作業をするのはあまり好きではない。霧雨が降ったりして作業を中断したり続行したり、止めようかと迷ったりとにかく判断が難しい。それというのも一区切りというものがあるからです。昨日今日と南児童館の剪定作業をしてきました。私としては今年で二回目の剪定です。去年はとてもしんどかったですよ。もう延び放題荒れ放題の植木でしたからね。やっと形をとれるようになりました。ここの剪定は楽しい、黒松3本・大王松2本・イブキ・ヒマラヤシーダ・イチョウ・ドウダン・ユズリハ・ニシキギ・ムクゲそれに名前が分からない落葉樹と多彩です。まぁ 少々の失敗は恐れずおもいきってチャレンジできます。そしてここで試した事をスキルの蓄積として次に活かすことになります。此処は私の剪定実験場です。それもこれも役所仕事ですから、時間だけはたっぷりとあるんです(笑)
小学生は一学期の修業式で通信簿貰いの日でした。児童館は11時頃から児童がどっと押し寄せました。私の孫娘も初めての通信簿です、「優」は何個貰ったかな、まさか可が多くてお母さんに喝をいれられていないだろうかなんてね。
爺は要らざる心配をするもんです(笑)
    
松の剪定は難しいがやりがいがある。
民家と違って強剪定が基本ですけどね。
     
 7月3日  曇り            ◆モミジの透かし剪定に挑戦 10
旧古川市内の公園に大宮児童館が在ります。公園管理は建設課公園係で、児童館の管理は子育て支援課施設係と分かれています。公園の部分はメンテが行き届いてとてもキレイです。児童館は年に一度の草刈りと植木の剪定で終わらせています。2時間かけて草を刈り、2日掛けて荒れた植木類を剪定してあげました。特に荒れたモミジの透かし剪定に挑戦しました(写真左端) 。全体的に見た目スキッとしてとてもキレイでしょ。伐り枝・刈り葉を全てかき集め処分しました。造園科で徹底的に躾けられた作業です。仕事の中で造園科で習ったことがこのように生きて私は大満足の2日間でした。返すがえすもこのような仕事に巡り合えてとても有難く感じています。N社で働いていた現役時代よりもイキイキ人生を楽しんでいます。
荒れた園庭でしたが手を入れると見違えるようにかわりました。
 7月1日  快晴            ◆バッサリキチッと剪定 9
旧田尻町に在る放課後児童クラブの植木を剪定してきました。去年は私ひとりで剪定しましたが、今年は親方と一緒です。プラタナスの成長は早いですね。モジャモジャと生い茂り遊具の「うんてい」まで枝が垂れ下がっていて支障がありました。バッサリキチッと剪定してあげました(写真左から2番目) 赤もみじは葉が風になびくように、ムラサキシキブは花が沢山咲いて実をつける準備をしていましたから忌枝を落とすのみとしました。?の木と木蓮らしい木は透かして風通しが良くなるように剪定してみました。全体的にカラッとし植木がイキイキ元気に見えるようになりました。ただ写真左から3番目の「落羽松」ですが、親方が伐ったんですけどほぼ丸坊主でしょ。弱い枝をパラパラと残せばよかったんですけどね。樹勢が強いですから枯れる事は無い筈です。(注:木蓮の本格剪定は冬場が適期、今回は整枝のみ)
風通しが良く見通しもよくなり、子供たちは元気に園庭を走り回るはずです。充実感いっぱいの仕事でした。
 6月28日  快晴            ◆キリツと刈りこむと気持ち良い 8
本格的剪定作業に入りました。ツツジ・サツキの花が終わりましたので丸ものと呼ばれる植木類を剪定してやりました。門口からのスロープ部分だけですけど、キリツと刈りこむと気持ち良いもんですね。造園科伐々会の剪定交流会が今年も行われることになりましたから、剪定スキルを少し上げていかないと笑われますからね(焦)
コンパスと定規を使って剪定したようでしょ。自分なりに満足しています。

手前の丸ものはイヌツゲです。雑木山から掘ってきて30年間育てたものです。

左肘をわき腹に当て、右腕を動かし刈り込みます。そうするとぶれずにキチッと刈りこめます。

刈り込み鋏の先で刈り込む深さを調整します。丸面に沿ってリズムカルに鋏を動かします。

刈り込んだ後は竹箒で伐り枝を取り除きます。実はこの作業が一番大事なんです。
 6月23日  快晴            ◆私でなくてよかったぁ 7
鳴子温泉郷の手前に池月保育所があります。先週から3日掛けてフェンス脇のユキヤナギをチェンソーで全て切り倒し、園庭にある松6本ドウダン・オッコ・ツツジ等のまるものをさぱっと剪定してやりました。ここの保育所の仕事ではいつも蛇ちゃんと遭遇します。そこで「ヘビレス」なる忌避剤の散布を依頼されました。散布中に蛇ちゃんと目が合い、その蛇は園庭に入っていったのです。忌避剤をふってしまった後なので園庭から出られなくなったようです(先週の金曜日)。今日松の剪定をしていた親方の目の前にその蛇がにょろっと現れたそうです。私でなくてよかったぁ(笑)
ここの保育所は大崎管内では最も古く50年の歴史があるそうです。木造で隙間だらけで最悪なんですけど、地域と密着した運営をしています。運動会や旅行は父母会が企画するのだそうで、来月7日の流しソーメン大会はジジ・ババがお世話するそうです。
写真上段が剪定前、下段が剪定後です。
 
丁度お誕生日会だったのでこのような食事をご馳走になりました。舞茸の炊きこみご飯・カツフライ・グラタンでした。とても美味しかった。
 6月1日  快晴            ◆経験と工夫それに見よう見真似  6
一気に真夏の気候だ。予報では26℃だが体感的には30℃に達している。それに伴い黒松の新芽はグングンと伸びて暴れまくってきた。今年の目標として松の枝葉をこんもりとお椀状に厚くしようと決めていた。新芽切りからそのように切り揃えて秋の剪定もみあげで形を整えようとおもっている。枝の外側は短い裏芽を使い中央に行くに従ってこんもりと山になるように鋏を入れてみた。太く長い徒長枝はほとんど切り落とし、芽の長さを揃えるために芽の上から鋏を入れ切り落とした。若い頃に苗から植えた松も程ほどに成長してきたのでなんとか形を作ってあげたい。造園科で全てを習ったわけではないので、後は経験と工夫それに見よう見真似ですかね。そのへんがなんとも面白い。上段の列が剪定前で下段が剪定後の状態です。
剪定鋏を腰のベルトに巻くと一気にスポーツ植木職人です(笑)

スポーツ植木職人さんはタオルのハチマキがトレードマークです。毎年秋までこのままの状態だった。

造園科卒業ですから基本にのっとり新芽を切り揃えました。初秋にキチッと剪定をしてあげます。
  4月23日  晴れ            ◆躊躇なくバッサバッサと  5
季節外れのイチョウの枝下ろしです。本来は11月頃から剪定をすれば良いのでしょうが、延び延びになって芽が出始めたこの季節になってしまいました。下の写真を見れば分かるように5年は手つかずの状態です。今はすごい状態になっていますけど、秋には真っ黄色に紅葉したイチョウの大木は見ごたえがありました。造園科で随分と切らせられた樹木ですから、躊躇なくバッサバッサと枝落としをしてやりました。この場合の剪定スキルはほぼ必要ありません。良く切れるノコギリと三脚と二連梯子を用意して、鋸を曳く腕の力さえあればOKです。右の写真を見て下さいよ見事に丸坊主でしょ(笑)  枯れてしまうんじゃないかって? 心配ご無用。
二連梯子を使って上り切り落としました。

電話のケーブルまで枝先が伸びています。

今回はこのような大木を4本やっつけました。

私ではありません、親方です。
どうも私よりも高所恐怖症のようです(笑)
  4月10日  晴れ            ◆私の本来業務です 4
本格的な剪定作業が始まりました。植木職人として私の本来業務です。ここの保育所の庭木の剪定は去年から依頼されていたものですけど、なかなかチャンスがなくて延び延びになっていました。樹高を低く枝を大胆に切り詰めて欲しいという依頼でしたから、それは私にとってもっとも得意とする作業です(笑) 藤蔦が絡んで苦しそうな庭木はスキッとしてイキイキと見えます。更に徒長枝が延びに伸び暗くてジメジメしていた教室の窓はカラッとして陽が差しとても明るくなりました。ベニカナメ30本程をチェンソーで切り倒し、切り枝処理をし軽で2台分を処分した。終わって眺めてみればスキッとカラッとしてとても気分が良い。やはり大工仕事よりこちらの方が面白い(笑)
藤枝が軒天に絡み難儀して切り落とした。
      
  1月19日  晴れ              ◆萩垣の補修 3
二年前に作った萩垣がだいぶ痛んできましたから、補修しようと思いたちました。萩枝は補修用に確保していたので後はやる気だけです。 この時期特段何もすることがないので、外に出て長靴を履けばもうスイッチON状態になります(笑) 土曜の昨日に真竹を採って来て、萩枝を選別し根元を切り揃えてから古い萩枝に抱かせるように立てて行きます。押し縁用に竹を割り少し薄く調整し先を親柱にビスで打ち付けるため三角形に切り落とします。ビスを打ち付ける前に押し縁同士を銅線でギュッと縛りつけます。ビスを打ち付けた後再度萩枝の形(なり)を直して緩んだ銅線を巻き締めます。天端を切り揃えるまでが土曜日に行った工程でした。今日の日曜日は繰り針を使って棕櫚縄を通し押し縁同士をイボ結びにして完成です。春になったら隣の四つ目竹垣の部分を萩垣に替えようと計画しています。まぁ 今回はそのための予行練習のつもりで行いました。

素生の良い真竹を伐り出し

素生の良い萩枝の選別

萩枝が綾にならないように調整

押し縁の作成(木元竹先の方法で割る)

親柱に押し縁をインパクトドライバーでビスを打ち込む

押し縁同士を銅線で縛り、天端を刈り込む

天端が水平になるようにキチッと刈込む

右手の繰り針に棕櫚縄をつけて裏側に縄を通してやる

キチッとイボ結びで結わえる(棕櫚縄は4mm二本締め)

メンテナンス前の萩垣

メンテナンス後の萩垣

今回使用したツール類
 1月7日  晴れ           ◆花梨の剪定を頼まれて 2
去年の夏ごろに児童館の館長先生から花梨の剪定を頼まれていたが、時期が悪いので冬になったら剪定しますと約束していた。今まで剪定などした様子はなく放任状態です。館長さんの希望は樹形を整えて欲しいと云うことだったようだ。我が家でも10年ほど前まで栽培していたが、その頃は理屈も分からないで適当に伐っていた。それでもある程度収穫していた記憶がある。今回は依頼によるものだからしっかりと剪定してあげないとなりません。netで勉強しましたよ(笑) 樹木の基本剪定はパラッとなるように伐り、各枝に陽が当るようにと造園科で教わりました。そのためには徒長枝や忌枝と呼ばれる枝を根元からバッサリ伐ることです。花梨の実は前年枝の元の方に着くのだそうですから10芽位残してその先を切り落とし、今年出る新枝に備えることにしました。
じつは剪定前と比べるとかなり切り落としたような感じがして少し不安もあるんですよ(笑) 春に花が沢山咲けば成功と云うことなります。そう思うと楽しみがひとつ増えたということかなぁ。

晴れた日に出勤途中の鳴瀬川堤防から
雪を被った奥羽山脈を観るのが大好き
だ。舟形山から栗駒山の向こうまでパノ
ラマ状態で見える。

   剪定前懐枝や徒長枝で絡み合ってる状態            大胆に切り落としスキッとした感じです
 1月5日  晴れ時々雪          ◆梅の木の剪定 1
年末年始の9連休も今日で終わりで明日は仕事始めです。正月で鈍った体に「明日から働くぞ!!」の気合いを入れるためにスポーツ植木職人の仕事で"喝"を入れる事にしました。隣の爺さんに頼まれていた梅の木の剪定です。ほとんど手を入れずに放任状態でしたから、徒長枝や忌枝を切りとる基本剪定をしてあげました。もう葉芽・花芽は出ているので各枝に陽がしっかりと当り確実に実を生らせようということです。「桜伐る馬鹿、梅伐らぬ馬鹿」ということわざがあります。馬鹿と云われないようにこの時期にしっかりと梅の木を伐ってきましたよ。ついでに我が家のアケビの剪定もしてあげました。毎年1月下旬頃にしていたはずなんですが、その頃になると新芽も大きくなっているので剪定中に落としてしまう事もありました。今年は大丈夫です、梅もアケビもしっかりと結実してくれるはずです。 
愛犬ハナはスポーツ植木職人の監督もしてくれます。穴掘りに夢中だったようでしたけど(笑)

こちらでは3月中旬頃にキレイな花が咲きます。

7月上旬には梅を収穫することができます。

今年もこの梅を収穫させて戴きます。

このアケビは30年程経ち毎年沢山の実を着けてくれます。

実はほとんど食べません。観賞用に育てています。

棚を作ったり、受粉作業や剪定作業が好きです。