スポーツ農業日記        2016年版

 2016年前期版はこちら(1月〜5月)
  12月4日  晴                ◆連れは黙って密かに◆   28
昨日も今日も気温が17℃位まで上がり暖かく小春日和だった。12月に入ったらポカポカと穏やかで暖い。このような季節はずれの気候を"バカ陽気"と云うんだろうなぁ/笑 blogネタが枯渇し寂しい思いをしているが、連れ合いがなんとシイタケのホダ木をハウス内に入れ濡らした新聞紙で囲っていたではないですか。成果として写真の通りシイタケがみるみる大きく成長し、毎朝覗いて収穫するのが楽しみだったそうだ。ハクモクレンの下をホダ場としていたが、そこからは寒さが来て少しだけ収穫しその後は芽が成長しないままだった。連れはそれをハウス内に入れていたと言う訳です。 んんん〜ん やられました。もうすっかりスポーツ農業の楽しみを奪われてしまいました。
 
わたしは今日初めて見たんですよ。連れは黙って密かにこういうことをして楽しんでいたんです。もう 鼻高々で自慢していました/笑
 
ハウス内には数種類の野菜でいっぱいだ。野菜が高騰しているが我が家は全く影響なく立派に自給自足だ。ホダ木をキャベツの間やハウスの隅に立てたりし、乾燥するので野菜に水掛けするときホダ木を覆っている新聞紙にも水を掛けているそうだ。
  11月16日  晴                ◆根深ネギの冬囲いを強行◆  27
一昨日のスーパームーンは雲がかかって観られずじまいだった。実は無知な私はスーパームーンをそれまで知らなかった。現代は百科事典など引かなくともnetでパチパチと叩けば1分もしないで分る世の中だ。地球と月と太陽が直線上に並び、月が地球に最も接近した状態を云うそうだ。一日遅れでうす暗くなった東の空から出てきたお月さまは確かに大きく見えた。最短距離は 356511 kmなんだそうだが行動半径が狭い私にとってとてつもなく遠い距離だ。
毎週のように冬支度をしているが、今日は強風の中根深ネギの冬囲いを強行した。石倉ネギを栽培し始めて何年になるか記憶は定かでないが、冬越しには適した品種だろう。特に霜に当て雪の中から掘り出して食べると特に美味しく食べられる。栽培時は真っ直ぐに育てるようにするが、このようにして保存すると自然と曲がりネギとなってしまうので、ストレスで甘みがでるのだろう。更に今年は夏に実験的に曲がりネギを作ってみたが、味的にはそう大きくは変わらない感じだった。  
ネギの生育具合はどうだったかって? 上出来 上出来 !!! 超太いのもあったし普通クラスもあり大満足の収穫だ。
 
夫婦二人暮らしの我が家で食べる量はひと畝もあれば充分だが、肥育牛農家さんから頼まれてひと畝余計に栽培している。
 
こちらでは野菜などの保存を「ヤトウ」と昔から云っている。ネギのヤトイ方法は写真のように深い畝を作り、藁を敷いてその上にネギを並べて土で覆う。取り出すときは藁を横に引くとネギは浮いて取り出し易くなる。
写真右端は肥育農家さんと物々交換用ネギ。あちらは3人家族なので3月までは足りないかも。物々交換って?  肥育農家なんで仙台牛を時々戴くことになっているんです/笑  これが超美味しいんですよ。孫娘が来ると爺婆の口には入りません。
 
九条ネギの植え替えです。年内は九条ネギを食べるんです。来年用まで食べてしまうので毎年この時期に植えかえて準備することにしています。勿論 溝に完熟堆肥を敷いてその上に植え付けて行きます。寄せ土は軟白部分の半分位まで掛けて冬越しさせる。
  11月13日  晴                ◆やったぞぉ〜!!!◆    26
朝 眼が覚め外を覗いたら朝靄で10m先が見えない。こりぁ予報通り暖かくなるぞぉ〜。こういう日に朝寝はご法度だ。毎週末は冬越しの準備で忙しい。今日はスポーツ農業でいちばん重労働だけどやりがい度No1の山芋掘りだ。今年は全く期待していなかった。イチョウ芋のムカゴを育て種芋作りの一年と諦めていたのだ。その中に地種の長芋を数本植えていたもので、もしかしての期待は少しはあった。山芋掘りの基本は頭出しが重要で仕事はここから始まる。我が家でこの仕事は連れ合いの範疇だ。私はその間種芋の掘り出しに必死だ。頭出しが終わったら専用のスコップで掘り出していく。予想通り20cm程の芋しか出てこない。雑に掘っていったらザクッと嫌な音がした。そう 太い長芋にスコップが入った音だ。まぁしょうがない 次は慎重にとスコップを入れたら太い首先が見えた。今度こその想いで慎重に掘り上げた。やったぞぉ〜!!!
 
最近ポツポツとシイタケが顔を出してきた。ちぢみ菜と小松菜の露地でのばら撒き栽培だ。大きくなったものから摘んで食べていく。
 
大根の冬囲いだが毎年このようにして埋け来春までに食べ終える。私は穴を掘り埋め戻す役目。連れは抜いて葉を切り穴に並べる。何本埋ければいいのか私は関知しない。余った大根は連れが友達にあげたりして上手に処分する。
  10月30日  晴                ◆きょうは里芋の冬囲い      25
毎週少しずつ冬支度をしています。ストーブと温風ヒータは先週に出していつでも着火OKです。石油ストーブは震災の時は大活躍でした。電気が無くてもいいしね。あちらこちらで日本列島揺れてますから一家に一台は用意しておくといいですね。きょうは里芋の冬囲いです。今年は3種類の里芋を栽培しています。千葉産の青カラと赤カラそれに地元伊場野芋いずれも其々特徴があってどれも美味しい。いちばん成長する9月に長雨が降ってくれたおかげで成長がすこぶる良かった。それに自家製米糠堆肥をたっぷりばら撒き、管理機が入れるくらいの畝幅をとり土寄せをしっかりしたのが良かったようだ。何株収穫したかって?  それが数えていなかったんです。来年の種芋用に10株ほど残りを来春まで少しずつ食べていきます。
残っている冬支度はネギの囲い、超不作の山芋の掘り出しだけとなった。

ハウスの中に浅埋めし盛り土する。ハウスの中には連れが毎日入るようになる。
 
わたしは茎を鎌で切落としスコップで掘り上げていくと、連れは保存しやすいように株を切り揃えていく。阿吽の呼吸で作業は進む。
 
保存方法は株を逆さにして埋め込み、もみ殻を良い案配に掛け土で埋め戻して完了だ。種芋用は種類が分るようにしておくが、毎年春に掘り起こすと判別不能になることがある/笑 まぁその時は全ての株から小芋を採って植えれば良い訳だからアバウトでも良い。
 10月26日  快晴           ◆玉ねぎ苗を植えないと 24
ぐっと秋も深まって来た感じがする。最低気温はひと桁台が続く毎日だから毛布を入れ掛け布団を被って寝ると丁度良い。植木職人に行ってるかって?  もちろん行ってますよ。ほとんど汗もかかずに仕事ができるので下着の着替えなど用意せずともよくなった。水曜日は植木職人を休むことにしていて体を休めたり遊んだり家の仕事をしたりと勝手気ままに過ごすことにしている。そろそろ玉ねぎ苗を植えないとと想いながらも畑が乾いているので延び延びになっていた。予報通りきのう夕方からパラパラと降り始め夜半には雨音をたてながら降ってきた。明日は休みだし"ラッキー"と感じつつ♪雨あめ降れふれもっと降れ♪の気分で早めに布団に入った。
畑の片づけは連れ合いが運動を兼ねて行っていたようで私は竹など結わいて仕舞い管理機で耕しておいた。だんだんと畑には何も無くなってくる。やっぱり秋の畑は寂しいねぇ。

大不作の人参だが冬越し用はこれだけ。後蒔きしたものはあるがまだ親指大。夫婦二人で食べるのには少し足りないかなぁ。
 
460本の玉ねぎ苗を植え付けた。苗は少し幼いのもあったが、私的にはこの程度でヨシとしている。畝には堆肥を運び入れ化成肥料を適度にばら撒き消石灰を撒いた後に管理機で二度掛けで耕した。8月下旬頃だったか米糠をばら撒き耕しているので元肥えとしての化成肥料少なめにした。ただマルチを張る前にこちらもほんの少しさらっと化成肥料を撒くのがポイントだ。3月上旬の一回目の追肥は雪でできないのでそれまで少しずつ土の中に浸みこんで行くようにという発想なんだが、過去をふり返れば成功だったように思える。
 
近所の友人宅でヤーコンを掘りあげたら大収穫だったとか、そういう話を聞けば掘りたくなりますよねぇ。1本だけだが余り大きくもなく小さくもなくだった。まぁ あと3本残っているのでそちらに期待と言う事にします。
  10月16日  快晴           ◆スポーツ農業の主導権を奪われて◆   23
日毎に秋も深まり、紅葉の美しい季節となりました。先週少し早い紅葉見物に行ってきました。里の方に下りてくるのは10月下旬頃でしょう。そして日が暮れるのも早くなりました。植木職人の日にはPM5時になると車のライトを点灯して帰ってきます。晴天の今日はハウス内で頑張っていた茄子の撤去と後作であるキャベツなどの葉物野菜の植え付け準備で忙しく働いた。近年スポーツ農業の主導権を奪われているが、堆肥を運んだり管理機をかけて畑を掘ったりするときは私が前衛で連れは後衛のポジションだ。その後の植え付けとなれば向こうが前衛でわたしは水を掛けたりしてサポートする。まぁ 恰好つけて言ったがようするに連れのコマンド通りに動いているという事だ/笑
晴天の中でのスポーツ農業は気分最高ですね。うっすらと汗をかきながらテキパキと作業を進めていくと無心になれ、きずいたらお昼になっていた。昼食のカレーうどんはとても美味しかった。

連れ合いは歳を重ねるにつれ野菜栽培が段々と面白くなったようだ。
 
夫婦二人で食べる茄子の量は微々たるもので5本もあれば充分すぎる。まだ少しずつではあるが生っていて勿体ないが撤去した。
後作に植える冬物野菜を植える為、裏の畑端の堆肥置き場から一輪車で運び上げるのだがまだまだ楽々とできるぞ/笑
 
トマトは残肥だけで栽培しているので、後作の葉物野菜の床にはたっぷりと堆肥をあげその他に複合高度化成肥料(14.14.14)と少々の尿素を元肥えとして入れた。多分追肥はせずとも良いが葉の色を見て油粕の液肥を水遣りを兼ねて1.2度することになるかも。
堆肥置き場にはゴロゴロと出るわでるわカブトムシの幼虫です。もちろん堆肥の奥の方に移しておきましたよ。
 
露地栽培用のちぢみ雪菜、ハウスにはサニーレタス・水菜・チンゲン菜・かつお菜・わさび菜・小松菜を少しずつ植える事になる。
 
ハウス内は乾燥するので袴側に黒マルチを張り野菜を植えこむ。水分がほとんど無い中の通りには里芋やヤーコンなどを冬越しに用に埋けるスペースとなる。毎年路地には3畝に冬物や春先に新芽を食べるちぢみ雪菜等を植えていたが今年から1畝とした。友達が来てもあげられる野菜は植えないことにした。連れはジッとしゃがんで苗を植えこんでいくのが辛くなったそうだ。.
  10月9日  曇り                ◆少しネガティブ傾向で◆    22
スポーツ農業のタイトルでblogを始めたのが2005年3月だった。その頃わたしはインターネットの普及とPC設定をサポートをする担当にいた。PCオタク風の若者がblogをやり始めた頃で、わたしも仕事上で知りえた知識でライブドァのblogを始めた。インターネットでコミニュケーションはそのころから爆発的に普及し私たちの仕事も脚光を浴びる事となった。あれから10年以上も経ちblogネタも枯渇気味でもっぱらコメントでコミニュケーションを楽しんでいる。スポ農ネタも20日ぶりだが毎回畝作りと種蒔きの話題だけだ。もうじき収穫の秋ネタで盛り上げられたらいいな。きょうのわたしは少しネガティブ傾向で楽しい文章が書けていない。
 
ジャンボとホワイト6ぺんニンニクを植え付けた。昔から稲刈りが終わってからが植え時だ。何個植えたかって? 2畝だが分んない/笑
 
ネギは最後の土寄せをしたが長雨で溶けて無くなっているのが随分とある。我が家で食べるには充分過ぎる。
二種類の白菜は3度の追肥と土寄せでここまで成長してきたが、連れ合いの虫との戦いの成果だろう。葉は随分と食害されている。
大根は一本立ちにしながら食べている。今月末までには丁度良い太さに成長してくれればいいなぁ。おてんとう様しだいだけどね。
 
ホウレンソウの種蒔きだが毎年マルチせずに蒔いていたが今年は保温の為マルチ栽培とした。蒔き方はアバウトなので間引きしながら食べていくこととなる。他にもちぢみ雪菜を蒔き直したがこちらもおてんとうさま次第でどうなるか。
  9月22日  曇り         ◆女の手で掘り起こすのは無理◆   21
暑さ寒さも彼岸までとよく云われるが、このところ随分と涼しくなり夜もぐっすり寝られる。こちらで彼岸の中日に"土仕事をするな"と昔から言い伝えられているが、その事訳は多分誰も知らないのではないだろうか。無知なわたしは昼と夜の長さがほぼ同じになる日が彼岸と呼ばれ、春分の日と今日の秋分の日だと言うことぐらいしか知らない。この際と想い立ち検索してみたら、生死の海を渡って到達する悟りの世界を彼岸といい、その反対側の私たちがいる迷いや煩悩に満ちた世界を此岸(しがん)というそうだ。ふ〜ん 退職して年金暮らしをし、こずかい稼ぎに趣味の植木職人をしている身で、やれ迷いだ煩悩だと言っていたら笑われる。その日その日を楽しく生きるように努力すれば良い。と云う事で収穫好きの連れ合いが里芋を掘ってくれという。もう何度も食べているが、それは伊場野芋といって昔から地元で栽培されている芋だ。きょうのは千葉県から種芋を戴き栽培しているもので、凄く勢力抜群で背丈ぐらいの高さまで成長する。女の手で掘り起こすのは無理で、わたしでも少々難儀した。
 
今年は畝幅を広くとり土寄せを充分にすることができた。なんといっても今年は雨が結構多かったので例年になく成長している。
 
掘り上げれば私の役目はお終い。連れが小芋を剥がし洗って干す。親芋を種芋として植えたものなので特に大きく育ったようだ。
 9月20日  台風16号来襲         ◆モグラの野郎は元気いっぱい◆ 20
日照りのときにはひと雨チョウダイの心境だが気ままと言われてもいいです、雨はもう必要ありません。いえいえシトシト雨ならいざ知らずいっときの内にどっさり降るもんだから被害甚大です。そして気温がかなり低く今日などは11月上旬の気温なそうで、炬燵なしでは唇がぶんど色になりそうです。でもでも モグラの野郎は元気いっぱいで畑を縦横無尽に走り回っています。まぁ やつらも生きるのに必死なんだろうから大目に見てきたが、玉ねぎや秋冬野菜の移植用苗に入られては、こちらの食べる野菜が無くなってしまいます。ペットボトルの振動では風頼みですから利きめ薄と判断して、使い古した竹箒をばらし1尺程に切り防御用地下柵とした。1寸間隔に5寸ほど差し込み入れないようにした訳だ。臆病で用心深い"やつら"なんで多分有効かなぁ。
アケビが色づき口を開け始めてきた。
他 シュガーイチヂクとミニトマト。
 
2.3日ようすを見ての判断だがこれが失敗したらもう諦め!! モグラの一本勝ちぃ!! 乱飛乱雑な作業場だがここはとても居心地が良い。
 9月11日  曇り           ◆白菜どうすんの、どうすんの◆     19
朝から曇り空で半袖では少し涼しすぎる。こんな日は屋敷周りの草刈りをするのには丁度良い。ナイロンカッターで門口からスロープなりの植木周りを刈り、裏の畑周りをチップソーでいっきに刈り込んだ。連れはというと白菜の間引きや冬に食べるちぢみ菜など数種類の種を蒔いていた。そしていつもの「白菜どうすんの、どうすんの」と催促だ。どうすんのとは、こちらで言う「きかけ」をいつすんのと促す言い方だ。決して"これしてくれ"とか"こうしろ"とは言わず"どうすんの"と問いかける風にして仕事をさせるみたいな言い方だ。巧みでしょ? これで37年間も上手に使われてきたんですよ/笑
と言う訳で白菜と根深ネギに追肥と土寄せをしてあげた。台風雨で随分叩かれたが順調に生育している。白菜の間引き菜はお浸しにして食べると柔らかくてとても美味しい。九条ネギは分結を繰り返し鉛筆の太さぐらいになっている。分結を少なくして太らせる方法はないものだろうか。まぁ今の時期は細い方が使い勝手は良いのだが。

玉ねぎの発芽成功をうけて、冬野菜の種を蒔きヨシズで覆った。成長したら別畝に移植し来春まで摘みながら食べていく。
 
夫婦二人で食べるには2畝も植えれば充分過ぎる。堆肥充分なのでモグラの野郎どもの運動場となっている。
 
"きかけ"とは中耕土寄せのことをいう。語源は知らないがこちらではこれで通じる/笑 きかけすると野菜も畑も生き返ったようだ。
 
九条ネギ1畝と石倉根深ネギが2畝。二回目の土寄せだが寄せる土が無くなってきた。多分今年も太くて長いネギが収穫できよう。
 9月9日  晴れ                ◆玉ねぎ苗がぞっくり発芽◆    18
なんとまぁ 今年は台風の多いこと。それも列島縦断コースや前例のない東北上陸だったりして、想定外の集中豪雨で被害甚大でした。我が家は幸いにも被害は無かったですが気象情報は神経質なほど見ていた。台風一過の8/31日に玉ねぎの種を蒔いたが、湿り充分を維持しようとヨシズで覆い発芽を促していた。例年だと藁を敷いて保湿しても10日ぐらいかかっていたように記憶していたが、今年はなんと5日で発芽を確認できた。やはりジョロで充分水を掛けるよりも、雨の方がはるかに効果的なんですね。まぁ あたりまえですけど、農業は自然に大きく左右されるということがこんなことでも分ります。今回は蒔いた種がぞっくり全て発芽したようで見事です。元肥え無しで種を蒔いたので今度雨が降る前日に化成肥料をごく僅か与えます。その後成長をみながら10月上旬まで少しずつ与え、下旬までには苗として立派に成長するようにします。あっ 立派に成長とは長く大きくと言う意味ではありません。丈夫な苗ということてす。苗の長さは少しだけ短めでいくらか幼い方が春にトウ立ちせず良いのかなぁとおもっている。今年収穫した玉ねぎはトウ立ちが多く残念な思いをしたが、我が家だけでなくblogなどを見ると全国的な傾向だったようだ。気候の変動でそのような年もあるんでしょうね。
 
日陰で育ったせいか少しヒョロヒョロ苗のようだ。きょうから陽をあび風に当たれば丈夫で健康的な苗に育つ筈だ。
 
ヨクタカリ豆は体を作り上げたようで蔦から花芽を出し少しずつ花が咲き始めてきた。このインゲンは多収のうえ柔らかく美味しい。
こちらの里芋はいくら水があってもこれで良しとは云わないようだ。夏が過ぎてもこの状態なので今年は大いに期待している。
棚にぶら下がっているのは、紫アケビとみつ葉アケビだが摘果しないで放任していたらご覧の通り。今年は数で勝負だ/笑
  8月31日  晴れ                ◆玉ねぎの種を蒔いた◆    17
宮城上陸を試みた台風10号はなにを恐れたのか、三陸沿岸をなめるように北上し岩手県大船渡あたりに上陸したようだ。今日になって岩手・北海道の被害状況を知ることができた。私の所は先の台風7号・9号より勢いは小さい感じがした。報道では観測史上初めてとか最大級とか、とにかくビビって震災級の備えをして待ち構えていた。PM6時頃には過ぎ去った感じでホッと胸を撫でおろした。
雨の量が少なかったので延び延びになっていた玉ねぎの種を蒔いた。畑の状態ですか? 少しだけ水分が多い感じだったが、むしろ発芽には最高の湿り具合だったろう。ネギ類の発芽までの期間は早くて1週間ほどかかるものだが、今回は5日くらいで発芽する感じがする。いえいえ無理でしょうけど種まきが5日ほど遅れているので、気持ちが少し焦っているのかも。もう30年間も同じ品種の「ラッキー」を育てています。晩生種で収穫後の芽出しが春先と遅くとても重宝している。種袋に書いてある事書きは下の写真をクリックすると表示されます。いつものことだが畝作りは私の役目だ。キュウリの棚を撤去し準備していたので消石灰をササッとふり鍬で耕し畝を作った。前作で堆肥を充分入れていたので今回は入れず、元肥無しで種を蒔いた。発芽して様子を見ながら少しずつ追肥しながら育てることにした。

真ん中写真をクリックすると拡大します。指先細やかな連れは種蒔きは自分の仕事と心得ているふうだ/アッパレ

さすがにピンセット蒔きはできない。竹を置いて蒔く範囲を決めます。土を掛ける厚さが発芽に大きく影響すると連れは言う/納得

堆肥主体の野菜栽培ですからモグラの活動は凄いですよ。まるで運動場です。予防としてペットボトルを掛けて置くしかないです。
   8月30日  台風通過          ◆今朝再度屋敷周りの点検◆     16
チビッコ台風は27日(土)に那須で落ち合い無事に引き渡した。頑張って20日間も親元を離れて暮らしていたので、当日は何度も電話して待ち切れず今すぐにでも会いたい風だった。婆ちゃんは八面六臂の活躍です。イキイキしてとても若返って見えました/笑 
今はシーンとして台風10号の風の音だけがやけに聞こえる。只今AM10時頃だが時折強い風が吹き霧雨が降ってきたかと思いきや、鉛色の空にポカッと穴が開いたように青空が見えたりする。東北上陸は観測史上初めてなそうだ。どちらの報道各社も台風のニュースをずっと流し続けている。我が家は山の上を造成して屋敷としているので大雨には特に敏感だ。とにかく排水だけには気を使う。北北西に進路を変えて宮城県を直撃するそうだ。今朝再度屋敷周りの点検をしてきたところだ。

時折嵐の前の静けさとなり、ミンミンゼミの鳴き声が喧しい。鉛色の空に咲くサルスベリと先日剪定したムラサキシキブはしなやかに耐えてくれるはずだ。

畝は雨に叩かれても大根と白菜は順調に生育している。今夕に来る台風10号にどうにか耐えて欲しい。

こぼれ種から成長したバイアムは虫も食べないので貴重な青菜だ。雉に毎朝芽を荒らされほぼ全滅の人参。ハウスの中のミニトマトは吊るし雛のようにも見えて絵になる。

体を作っている最中のヨクタカリ豆は風速50mに耐えられないだろう。里芋はどうだろう葉がだいぶ大きく成長しているが、こちらの山芋は不作で蔦が透かすか状態なので心配ご無用。
  8月24日  曇り                  ◆めんこいですね◆   15
台風は無事に通り過ぎて行きました。でも北海道は被害甚大だったようです。テレビニュースでジャガイモ農家とメロン農家さんが憔悴しきった表情で被害状況を語っていました。もう台風はいらないですよ、来なくてもいいです、畑に充分水が浸みこみましたから/笑
草を刈ってひと月もしないうちに草は茫々クズの蔦は暴れ放題、田舎暮らしは雑草との闘いですよ。自分の屋敷ばかり刈れば良いと言うもんでもないしね。いえいえ 居るんですよ近所にも絶対に屋敷以外は刈らないと決めている人が。まぁ その人なりのポリシーがあるんでしょうけど。今日は下の県道から上がってきて屋敷に入る手前の道路脇を刈りました。それから後ろの畑周りの斜面ですね。隣の門の前が手を入れてない草地なもんですから、常に草だけは刈ってコギレイにしています。もちろん草を刈り終えたら竹箒で道路を掃きます。そこの所は植木職人の端くれですからキチンとします/笑 
都会暮らしの孫娘はこういう仕事が珍しいのでしょう。爺ちゃんお手伝いする? と言ってくれました。めんこいですね。

この草刈り機械は3台目です。2年前ネットオークションで格安落札でした。年一度グリースを注し草刈り刃とナイロンひもを場所によって使い分けている。畑の雑草や植木周りもナイロンひもを使うと便利だ。
 8月22日  曇りのち雨        ◆爺婆の農耕民族の血を受け継いで◆     14
台風11号がすんなり通り過ぎたと思いきや、今度は台風9号が関東に上陸しそのまま列島を北上するコースなそうだ。こちらは夕方から暴風雨となり夜半には通り過ぎるそうだ。先だっての台風7号でトウモロコシが全て倒されたので、早起きして竹を挿し結わえてやった。トウモロコシは勢いがあり強いですから倒されても起こして根元を足で踏んでやると、たちまち真っ直ぐ上を向いて成長する。でも今回は受粉が近くなり慎重を期して手をあげてやった。今回も風より雨台風のようだが、畑はもう雨を飲みきれないと言っている。偏西風が強く吹き九十九里浜あたりから太平洋のはるかかなたに飛んで行ってくれないかなぁ/笑
爺婆が早起きすれば姉孫娘も早起きしてお手伝いしてくれる。MS暮らしなもんだからこういうことに興味があるのかも、それとも爺婆の農耕民族の血を受け継いでいるのかな/笑  例年根深ネギへの追肥土寄せは夏場はしないことにしている。先だっての台風で少し倒されたので急遽土寄せをしてあげた。この時点で追肥はしていない。太くなり始める9月中旬頃から再度土寄せしながら1.2度少しずつ追肥をしてあげればよい。ただ去年の成功例を鑑みればこの時期にもう一度米糠をばら撒いておいた方が良いのかも。たぶん秋の収穫時には今の倍位の太さに成長しているはずだ。

年長組の孫娘はまだ布団の中、小学三年のお姉ぇちゃんはいつも早起きだ。姉妹で20日間ほど夏休みを爺婆の家で毎年暮らす。

トウモロコシ大好き婆ちゃんから「台風で倒されっから竹で手をやっぺす」とゆうべ云われた。竹を差すのは爺で結わえるのは婆。

石倉根深ネギの成長は順調だ。梅雨時にさび病にかかったがそれは毎年の事で苦にはしない。出荷農家ではこの場合事前に農薬をふりその量は半端でない。病気になった葉は枯れ更新し新しい葉が必ず出てくるのでじっと見守るとこにする。それにつけても肥料過多は何につけてもよくないとおもっている。
   8月21日  雨のち晴れ     ◆花オクラの輪ができました◆   13
恵みの台風7号は去ったが、今朝方台風11号がサラッと雨を降らせ過ぎ去ったようだ。8時頃には青空が広がり空を見れば清々しいが、湿度が高く何もする気が起きない。そんな中連れ合いは畑に出て第一弾キュウリの片づけをしていた。なんか年々連れの方が畑に出る日が多くなってきた。カルチャーで気の合う友達ができ、採れた野菜などを食べてもらうのが楽しみとなっているようだ。若い頃は私に引きづられてスポーツ農業をしてきたが、歳を取って育てる目標と楽しみを覚えてきたようだ。まぁまぁ 一般的な田舎のかぁちやんらしくなったということかなぁ/笑
奈良の明日香さんから5年程前だったか花オクラの種を戴いて以来毎年種を採って栽培している。道を通る人や隣家の方が見えるようにと場所を選んで植えている。花はオクラのようだけど?とよく聞かれる。その時はどうぞどうぞと花を上げ食べ方を説明する。先ほどのカルチャー友は沢山栽培し地域にも流行らし道の駅に出品する計画なそうだ。
明日香さんありがとう おかげさまで花オクラの輪ができました。

毎年屋敷周りにテッポーユリが群生する。群生と言うといかにもだが草刈り機で切らなければそういう風景に違いない。友達は見ると欲しがるようだ。

酢醤油で食べるとツルっとして喉越しが良い。特別に美味しい味がする訳でも無いが珍しさもあり夏場に食べるには最適だ。

まだ日に5.6本は採れていたキュウリだが、食べ飽きたのか片づけを急に始まった。隣に第二弾が控えているからだろうが。

ヨクタカリ豆は蔦の伸びは最高。9月になったら花が咲き始める。雨台風で急に成長しだした第三段のトウモロコシ。飽きて消費が進まなくなったが監督ハナだけは良く食べる。
  8月18日  曇り           ◆早起きして白菜と大根の種蒔き◆   12
局地的大雨を降らせた台風7号は我が家にとっては恵みの雨となった。きのう午後には台風一過青空が広がり畑が少し乾いてきた。ヨッシャ!! こうなるのを待ってたんだ、ということで今朝早起きして白菜と大根の種蒔きをした/笑 先日天気予報を信じて堆肥を運び消石灰を入れ畝を作って準備万端、グットタイミングでしたね、秋もの野菜は種まき時期が早すぎても遅すぎてもだめで収穫に大きく影響する。蒔き方はあらかた30年の積み重ねで連れ合いとも阿吽の呼吸だ。種を落とすポイントは畝の中心より5寸程溝側に蒔く。それは追肥のとき畝の溝に肥料を入れ隣の畝から少しずつ土を寄せる。そうすれば野菜はその分だけ畝の中心部分に寄るという算段だ。もちろん道糸をピンと張り一直線に種を落とすようにする。仕上げに乾燥防止のためおが屑を薄く乗せて完了だ。白菜の種類は70日用と85日用をひと畝ずつ蒔いたようだ。いつものことだがその辺の所には口出しご法度なのです/笑

いつもは種を落とす前に瓶の底で叩くのだが、湿気充分過ぎるので止めにした。種を落とすのを私はさせてもらえない/涙

前作ジャガの後に大根の畝を作った。春に多めに堆肥が入っているので今回は入れていない。直前に入れると大根の先が堆肥に当たりマタになったりしすこぶる形が悪くなる。肥料は化成肥料を成長に合わせ雨の前日畝の上にばら撒くように与えると良いようだ。
  8月13日  晴れ              ◆婆ちゃんはフル回転◆   11
秋が立つと書く立秋が過ぎたら朝晩めっきり涼しく感じられる。いや 昨夜は涼しさを通り越して小寒く感じた。例年そうだったろうか?  いやぁ 決してそうではなく毎年今頃は熱帯夜があったりして寝苦しく夏バテする時期の筈だ。立秋を過ぎれば秋の気配が感じられる時期と解釈すれば暦通りなのだろうか。最近夜寝るには毛布1枚必要になってきた。
小学3年の孫娘は朝早起きが得意だ。婆が裏の畑にずんだ豆を採りに行ったらすかさず追いかけ収穫のお手伝いをしている。面白くなったのかサツマ芋を掘りオクラやインゲンも楽しく収穫していた。勉強よりも楽しそうだったようですよ/笑 
婆ちゃんは孫娘達に食べさせようとこの時期に収穫できるようにとたくさんの野菜を育ててきた。友達から桃やメロンのさし入れもあり、まだスイカやトウモロコシを食べれないでいる。今日の昼食にずんだ餅を作るそうだ。婆ちゃんはフル回転で頑張っています。

予報では17日から雨模様なので白菜の種まきをしなくっちゃ。堆肥を運び準備。

自家製サツマ芋苗だったがこの時期としてはまずまずの大きさ。力任せに掘り歓声をあげていた。

調子づいてオクラとインゲンも収穫だ。早速朝食に出したらオクラは嫌いなそうだ。そこの所は爺に似ている/笑

先日採ってあるスイカはまだ食べていない。出番を待っている畑のスイカはいつ食べてもらえるのだろう。
   8月9日  晴れ              ◆野菜達は一安心◆  10

きのう待ち望んでいた雨が降ってくれました。野菜達は一安心だろう。特に青息吐息の里芋は大きな口を空けてゴックン。
スポーツ農業の話題なんかよりここの所すごいニュースが席巻している。なんと言ってもメダル続出のオリンピック、特に体操団体は圧巻の金メダルだ。卓球の愛ちゃんは目つきが鋭くきっとメダルを取ってくれるだろう。もちろん国技の柔道もすばらしいし水泳もすごい。次に東京都知事の選挙、小池百合子のおもい切った出馬と勝利、それに絡ませた丸川珠代の五輪相抜擢と二度目の女性防衛相稲田朋美、それから天皇陛下の生前譲位。ニュースとしては一級品といったら失礼だろうか。オリンピック会場で揚がる日の丸と君が代なんか胸がキュンとなっちゃった。わたくし決して右翼でもタカ派でもありませんよ(笑) ほんとうにスポーツはすばらしいのひと言です。
スポーツ農業に金メダル等ありません。ただ努力賞はありますよ。雨上がりのきょうはブロッコリーの植え付けをしました。この時期の無農薬栽培は難儀ですよ。でもしっかりと防虫ネットで防御すればそれなりに効果はある。それなりとは根切り虫に対しては効果が無いからだ。食わせながら退治していくのがオレ流なんだけど(笑)

畑の湿り具合は最高、早速管理機で耕し畝をたて使い回しの黒マルチをしてブロッコリーの植え付けをおこなった。

第二弾のトウモロコシは今が食べごろだ。孫娘達が明後日くるのでジャストタイミングだ。茄子は取れ過ぎて嬉しい悲鳴。

酷暑の毎日だが比例してトマトも次々と赤くなってきた。もちろん食べきれない。でももうじき"トマト食べ隊"が来襲する(笑)
雨を吸って元気になった第三段のトウモロコシと里芋。中耕土寄せをしてあげたらピンと背筋が伸びてイキイキとして見える。今日は気持ち良い風が吹いてとても過し易かった。7日が立秋だったそうな、このまま涼しくならないかなぁ。んっ あまい? だろうなぁ。 
  8月4日  晴れ              ◆今朝は5時半から◆   9
梅雨が明けたら痛いほど暑い。8月はシルバー植木職人を休業することにした。そして少し疎かにしていた屋敷周りの整備に汗を流すことにする。今朝は5時半から裏の畑周りの草刈りだ。涼しい内にする為もう少し早くしたいが、近所迷惑を考慮しての5時半開始とした。梅雨入りあたりに刈ったきりなのでだいぶ伸びていて作業は少し難儀した。1時間半掛けて刈り終えたが汗びっしょりかいた姿で刈り後を眺めてみればそれなりに達成感を味わえた。屋敷周りの草刈りが残っているが10日までの間にその気になったら早起きしてするつもりだ。

兎角屋敷裏は手が行き届かないものだが、私は意識的に草を刈り花を植えたりしている。そうすることによって地区の方たちも真似してくれる筈だからだ。30年もやり続けてきたのでその効果は少しではあるがてできている。

オクラは程良く収穫している。小粒のシュガーイチヂクは堆肥の養分を吸って大木になり実が今までにないくらい着いていた。

雷雨のおかげで元気になった第二弾のキュウリ。スイカはもう食べられる筈だが・・・ 鷹の爪は沢山の実をつけてきた。

花オクラとヤーコンは裏の畑の下の下に植えっぱなしで見にも行かない。朝鮮菊はお盆のお墓参りに間に合いそうだ。
 7月20日  晴れ              ◆早速孫娘にも宅配便で◆    8
  西の方は梅雨が明け益々気温が上がり連日30℃を超えているそうだ。こちらの梅雨明けは来週らしいがそれまでにもう一度シトシト雨が欲しい。なぜ?  だってきょう人参の種まきをしたし、第三段のトウモロコシを植え付けましたから。梅雨期間なのに畝に水をたっぷりかけてから種を蒔いた。そして乾燥防止に敷き藁をしてあげ発芽を促します。まぁ 逆に大雨で種が叩かれるのを防止する役目もあるんですけどね。畝にはあらかじめ毎度の米糠と牛フン堆肥を入れ準備しておいた。きょう消石灰と化成肥料少々入れ管理機で2.3度かき回し人参の畝とした。
第一弾トウモロコシはやっと食べ始めている。甘くてとても美味しい。もちろん監督ハナにも一本丸ごとあげたら夢中になって食べていた。そうそう 忘れてはいませんぞ連れは早速孫娘にも宅配便で送ったそうだ。段ボールにいろいろな野菜も一緒に入れてやったはずだ。

数年前あたりからスポーツ農業は連れ合いが主役になってきた。私は種まきや植え付けまでの準備をするところまでだ。

堆肥を多めに入れて作った畝にチドリに一本ずつ植えていく。肥料食いのトウモロコシだからこの先追肥土寄せを2.3度してあげる。
今年の里芋はここまで順調だ。これまでより幾分畝幅を広くとり牛フン・米糠・化成肥料を土寄せをしながら順次与えている。
 7月13日  晴れのち曇り             ◆ヨクタカリ豆苗の植え付けだ◆    7
毎週水曜日は植木職人の仕事はしないことにしている。なぜ? それは疲れるから/笑 仕事遊びで趣味の延長だから。そしてソフトボールの練習もさぼっちゃった。なぜ? スポーツ農業を優先させたから。いつ頃何の種を蒔くかは連れ合いが全て仕切っている。きょうはヨクタカリ豆苗の植え付けだ。サヤインゲンの一種だが昔からここの地域で栽培されてきた。鞘は柔らかくお浸しでも天ぷらでも何して食べても凄く美味しい。友達に種をあげたら今までにないくらい収穫でき、食べきれないので道の駅に地場産として出荷していいかとことわりを入れてきた。何度か出荷したが全て完売なそうだ。このインゲンは種まきの時期が少しでも前後すると失敗する。7月の第一週の間に種を蒔くと失敗しない。ヨクタカリとはこちらの方言で「強欲」という意味だが、早く種を撒いて誰よりも早く収穫しようと欲を出すと失敗するとか、他のインゲンより半端でないくらい収穫できるので強欲の人が栽培するとか諸説あるようだ。

私の役目は堆肥を入れ消石灰をふり畝を作る事。化成肥料はこの時点では入れず、蔦と葉色の状態を見ながら少しずつ入れる。

竹で手を作るのだがこの作業は大好きだ。台風が来てもびくともしないように作る。連れは自分が育てた苗をしっかり植えていく。

順調に収穫できるようになったキュウリに一回目の追肥。適度の雨で元気が良い里芋、もう少しで収穫できる第一弾トウモロコシ。

残肥だけでも勢いのあるカボチャ。春先に自家堆肥をばら撒いておいたら凄い数の実を生らせたアケビ。食べ始まったトマト。

ハウスの中には子供ピーマンやシシトウがそして茄子が元気よく育っている。茄子の丸子漬けだけあればご飯が食べられる。

手ありインゲンの「まんずなる」は今が最盛期だが、私はほとんど食べない。なぜ? 鞘が大きすぎて見た目美味しそうでないから。
オクラはやっとチラホラと花が咲き始めてきた。来週あたりには食卓に上がるだろう。中玉トマトは赤くなるのが遅い感じがする。
 7月10日  晴れ                 ◆まずまずの収穫◆  6
大相撲名古屋場所今日が初日だ。読売新聞は『挑む稀勢の里』というタイトルで特集を組み応援してきた。初日の今日綱取りを目指す大関稀勢の里は前頭筆頭の御嶽海を左四つから危なげなく寄り切って白星スタートをきった。迷いなど微塵も感じられず堂々の大関相撲だった。今度こそやってくれそうな印象を持った。もう優勝しかないぞ!!!
ジャガイモの大半を既に掘っていたが、デジカメが壊れて写真を撮れずにいた。そこで連れは気を利かせ3株ほど掘らずに残しておいてくれた。雨が上がり晴天の今日夕方残りのキタアカリを堀りしっかり写真に納める事ができた。左程大きくもなく小さくもなく我が家にとっては丁度良い大きさだ。小芋の数が極端に少ないので、まずまずの収穫だったようにおもう。問題の芋の肌色だが少しブツブツとしていたのでkazuさんの言うそうか病なのかなぁ。来年は消石灰を入れないで栽培することにします。
  
  枝豆の第三段の植え付けをしました。こちらでは「ずんだ」にして餅に和えたりして食べる。秋蒔き石倉ネギを曲がりネギにこしらえる為に畝に寝かせ芽先まで土を掛けていたが、ピョンと葉が立ってきた。ここからまた葉が更新しながら伸びていく訳だが、その都度土を掛けて白い部分を長く作る。
 7月3日  曇りのち晴れ      ◆中耕土寄せのことを「きかけ」という◆    5
天気予報通りであれば雨だった筈だが、午前は少しぐずついたが午後からは晴天で少し暑かった。でも風は涼しくスポーツ農業日和だった。こちらでは中耕土寄せのことを「きかけ」という。語源は分らないが昔からそれで通じる。里芋の畝の間に米糠を撒いていたが発酵が終わったようなので"きかけ"をしてやった。梅雨らしく程良く雨が降っているので雨好きの里芋の成長は順調だ。裏の畑の石倉ネギと九条ネギにまだ一度も土寄せはしていない。6月中旬に除草を兼ねて畝間に管理機をかけ中耕していたが、今日は再度堆肥を根元にばら撒き管理機をかけ鍬で土寄せをしてあげた。
秋蒔きの石倉ネギはもう一丁前に成長していたので、曲がりネギにするように植え替えをしてやった。仙台曲がりネギは8月の日照り時期にするらしいが、ネギの成長も良かったし真夏にする仕事ではないぞと判断した。ネギを曲げる事でストレスを与えると甘くて美味しいネギになるそうだ。

連れ合いが毎朝眺めに行っているスイカはやっと一個子供の拳くらいまで成長していた。2本植えたそうだから孫娘が来る夏休みまでには4.5個採れればいいなぁ
 
今年は畝幅を広くとり管理機を入れられるようにした。裏の畑に米糠を撒き管理機を掛けておき白菜や人参用に準備しておいた。
 
少しサビ病がついてきたがこの時期ある程度仕方がない。葉が更新するのを待てば初秋には立派になるはずだ。
 
曲がりネギを作るのは2年目だがいずれも見よう見真似で誰に教わった訳でもない。かなり寝せて生長点までがっちり土寄せする。
 
終わって撤収するときに自慢紫陽花小径を通ってくる。キレイだよなぁ。
 6月29日  晴れ              ◆ジャンボニンニクの収穫◆    4
時が経つにつれお日様が見えて蒸し暑くなった。そんな中 水曜日は植木職人はお休みで本当のスポーツ ソフトボールで汗を流してきた。剪定で流す汗も良いが、遊びのソフトで流す汗は全く違う心地よさだ。いっそ仕事遊びは卒業し気楽に遊んで過そうかなぁ/笑 でもでも人には欲と言うものがあって月々の小遣い銭を稼ぐのも張りあいと言うもんです/笑 
茎が枯れてきたので収穫時期と判断し、ジャンボニンニクの収穫をした。畑が乾いていた日にしたかったが、この時期気ままを言ってもお天とう様は言うことを聞いてくれない。簡単に抜けるだろうとグイッと引っ張ったらボキッと根元から切れてしまう。茎の水分が多く尚更少し腐りかけ始めているふうだった。こうなればスコップの出番です。ニンニクをスコップで掘るのは初めての経験だ。わたし掘って茎を切る人、連れは根を切り種イモを落とす係とポジションは自然と決まる。その辺はもう何も言わずとも阿吽の呼吸だ。
  

黒ニンニクを作るために作っているジャンボニンニクだ。150本程の収穫だが食べきれない。どうするかは私の範疇外だ。
2週間程ハウス内で乾かし家で食べる分は束ねて保存する。普通のニンニクは10日程前に収穫済だ。
  6月17日  晴れ         ◆せっせと草刈りに精を出す◆   3
梅雨の晴れ間なんでしょう日差しは強いがカラッとして風もありとても過ごし易い。こんな日に家の中に居てゴロゴロしていたら罰が当たる屋敷脇に植えてある紫陽花達にわたしはアジサイ小径と呼び、花が終わったお盆前の剪定、それに古い茎や枯れ枝を伐り取る春先と2度の手入れをしてあげている。甲斐あって毎年沢山の花を咲かせてくれる。花の咲くこの時期はせっせと草刈りに精を出す。だって朝の人気散歩コースになっているらしく時々「花咲いてきたねぇ」とか「今年も花を見せられっからねぇ」なんて声を掛けられる。嬉しいですよ、そう言われると益々その気になって草を刈ったりしてキレイにしたくなります/笑 花が咲き揃うのは一週間後あたりかなぁ、見頃になったら梅雨本番らしくシトシトと細雨が欲しい。お日様がガンガンあたると花は萎れて惨めだが、しっとり雨に濡れると見事に咲き誇る。そして葉の上にデンデン虫むしのカタツムリを見つけたらシャッターを押したくなるのはわたしだけではないだろう。数年前まで100本超植えてあったが、心無い近所の方に毎年自分の屋敷に降った雪をアジサイの上に捨てられるを注意したら謝りもしなかった。その程度かと感じつつ本数を半分に減らし、今では道路の両側に50本程残し縮小した。
 
 
 6月17日  小雨時々曇り         ◆土寄せをしてあげると◆    2
梅雨本番の季節です。いつもならうっとうしいと感じるのだが、まだそう言う気分ではない。先日まで雨が降らず雨乞いでもしようかと言う頃に梅雨入りだったのでまだ恵みの雨と感じているのだろう。畑は丁度いい案配に湿っていて野菜達はイキイキと葉を広げている。肥料食いのトウモロコシに追肥と土寄せをしてあげた。第二弾の方の葉色が少し薄い感じがしたからだ。毎回そう感じるのだが土寄せをしてあげるとグッとイキイキに見え、野菜達はすこぶる健康そうに背筋をピンと伸ばしお日様を仰いでいるようだ。ハウス中のトマトは花が沢山咲き早いものはもう一丁前に色づいていた。毎日ジメジメした湿度の高い気候は野菜達は大好きなのかもしれないが管理を疎かにすると病気を招いてしまう。まずは風通しを良く排水もしかりとしてやりたい。 
まだだろうとおもっていた茄子がいい案配に成長していた。早く茄子漬が食べたぁ〜い。
 
肥効がゆっくりと長持ちするようにトウモロコシには堆肥主体の追肥をしてあげている。受粉する頃から化成肥料を2度ほど与える。
 
ハウス中のメンテは私の範疇外だ。下手に手出しすると収穫好きの連れ合いに叱られる/笑 毎朝眺めて楽しんでいるようだ。 
  6月13日  雨             ◆梅雨入り宣言が◆    1
西の方では数日前に梅雨入り宣言が出されましたが、東北もやっと今日出ました。やっとと言うといかにも待ち焦がれていた感じだが正直野菜も私もほっとしている。いつだったか雨の予報が出たので追肥をして準備していたがほんのすずめの涙程度で浸みる程ではなかった。きょうの雨は朝から本降りです。大雨ではなくシトシトと静かに降っています。畑のひび割れもなくなり野菜達にとっては優しい雨です。充分に水分補給したであろう夕方に写真を撮ってきました。kazuさんから拡大写真をクリックアップできないかとの要望があったのでこちらからご覧ください
夫婦二人生活の割にはネギの栽培量(6畝)が多いです。連れ合いのバレーボール仲間で育牛農家さんが食べる分です。稲作と育牛で忙しく畑は疎かにしているそうです。その代わり数種類のお米の試食を楽しませて戴いています/笑
 

いちばん喜んでいるのは里芋だろう。
 
手ありささげの"まんずなる"グッと緑が濃く蔦も伸びた感じ。キュウリの葉色も良くなった。トウガラシの葉はひと回り大きく見える。
 
人参の葉は雨に濡れて垂れ下がり水分補給OK。トウモロコシのマルチを外して雨をあてた。カボチャに雌花が咲いてきた。
 
裏の畑の様子。スペースが空いている部分は枝豆第3段4段の予定。ジャガの後作と合わせて白菜・大根を予定している。
 2016年前期版はこちら(1月〜5月)