スポーツ植木職人活動日記         2017年版 
一念発起し雑木山を伐採造成し300坪の屋敷にしたのが今から32年前です。そして石巻稲井石を擁壁とし屋敷を固め家を建てました。友人のお父さんからお祝いに竿ヒバ3本とボケ2本を戴き庭木として植えたのが始まりです。私33歳妻29歳娘5歳と3歳の春でした。大事にだいじに手入れをしております。
 2017. 12.4  晴れ       大きなカクレミノの剪定は初めて       17
今年最後のシルバー植木職だった。親方はじめ植木剪定と言えば刈り込みがメインだ。それもトリマーを使ってだから職人技なんておよそお目にかかったことがない。ひとつだけ得意技と言えば高木に上ることかなぁ(本職は伐採作業) わたしとは正反対なのでコンビとしては良いのかも(笑) この日高木は無かったがバリカンとのこぎりでチャボヒバやシャラを剪定していたようだ。
私はツバキと写真のカクレミノの大木に挑戦だ。どちらも何年も刈り込み剪定されてきたようで樹木の中は枯れ枝や徒長枝など忌枝でいっぱいだ。当然光が中に入らないので窮屈極まりない庭木だった。親方流であればバリカンで10分仕上げだろう。ツバキは中に手を入れて剪定ばさみで一枝ずつ忌枝を落とし外側の枝だけに葉と蕾を残すようにして剪定した。カクレミノだが葉を見たときには"なんの木?"と分からなかった。成長するに従って葉の形が変わるのが特徴なそうだから。近づいて実を見たときにおもいだした次第。大きなカクレミノの剪定は初めてなのでどうしようかと思案した。こんな時には基本通りがいちばんだ。中に入り枝に足を掛けながら忌枝を丁寧に切落とし、枝の流れを整えながら混んでいた枝を抜きカラッと透かしてやった。高さ3.5m幅5mはあっただろうか、1時間30分かけてのチャレンジだった。楽しかったし充実感も少しは味わえた。
 
  2017. 11.22  晴れ       ポリシーが許さない      16
天気予報では12月下旬の寒さということだが、確かに朝は霜が降り寒くは感じるが陽が登ってくる9時頃にはポカポカ陽気でとても暖かい。仕事をしていると汗ばむほどではないが丁度良い気温だ。昨日からお邪魔しているこの庭はとても広く樹木の数が多い。久しぶりに本格的な庭の剪定作業をしてきた。ただ門かぶりの巨大黒松はさせていただけない。親戚の叔父さんが剪定するのを楽しみにしているからなそうだ。もしかしたらシルバーはヘタクソのイメージがあるから頼みたくないのかも。私ら3人で1日半でし終えたが、もっと丁寧に仕事すればいいのになぁ。大雑把にシルバーカットでの剪定だからシルバーはヘタクソのイメージがついて回る。わたし? 勿論丁寧にしようとしたけれど相方たちの仕事の進行が速いので拘ってばかり仕事をするわけにはいかない。そこの所がとてももどかしい。でも透かし剪定だけは譲れない。庭木にとって下まで光が通り風通しが良くなることが大事だからだ。表面仕上げだけの剪定ではポリシーが許さないというわけだ(笑)

農家さんの庭はとにかく広い。そして年代物の庭木が沢山ある。もっとしっかりと剪定させていただければもっともっと素晴らしく出来上がるのになぁ。でもそうするとお金がかかるので、シルバーに頼むということなんです。お客さんの要望はとにかく短時間でこざっぱりとして欲しいということです。
  2017. 11.13  晴れ       元気を貰えると期待していたのに     15
小春日和とは今日のようなお天気を言うのだろうなぁ。月曜日の朝は子供のころから学校に行きたくなかったり、社会人になっても会社に行きたくなかったりしたものだが、この歳になっても朝起きたとき何をするにも気乗りしない。でも現場について三脚を掛けるとそんなことはすっかり忘れ、切れ味抜群の岡常の剪定鋏でヒマラヤシーダを天端から伐り落していた。9時を過ぎたころにはポカポカ陽気で益々エンジン全開である。現場は南郷中学校で校門から校舎に通じる庭園だ。3人で3日がかりの作業だが高木が多く私的には苦手な作業だった。写真左の見事な赤松は忌枝落としで我慢してもらった。でも充分透けて松にとっては風通しと光が入り気持ち良いはずだ。
ここの中学校は統廃合でもうじき廃校になるだそうだ。どうりで3日間いてもグラウンドで運動している生徒はほとんど見かけなかった。休み時間にはうるさいくらい生徒たちの声が聞こえるだろうと思っていたが、時折女の子たちの叫び声が聞こえる程度だ。私らの頃は教室が壊れるくらい遊んだものだった。寂しいねぇ 学校ぐらいは活気にあふれ私らシルバー世代がなんか元気を貰えると期待していたのになぁ。

この松をしっかりと剪定するには3日間はかかるだろう。そんな時間はないし忌枝落としで透かして終わりとした。この時期ヒマラヤシーダの強剪定は厳禁だ。2年前に古川駅南口公園で12月に強剪定して数本枯らしてしまった経験がある。なので流れの悪い枝を落とす程度にしておいた。まぁそれだけでも見栄えは良くなったですよ。
  2017. 11.5  曇り       なかなか寺男もいいもんですよ(笑)        14
寺男三日目です。 午前は赤松と金木犀を剪定しました。午後からは五葉の松の大木剪定と本堂前のしだれモミジの剪定です。風当たりが強いのでモミジの西側は青息吐息状態です。強剪定は禁物ですから懐枝をかきむしるように取り除いてカラッとしてあげました。根元の草をむしり見栄えを良くすることもおろそかにしませんぞ。最後は箒でキレイに掃いて完成です。今日は特に寺男になりきって仕事をしたなぁ。実はこのお寺さんはわたしの大好きな叔父さんが眠っています。初日にお線香をあげて作業の無事をお願いしています。仕事はマテイに丁寧にと心がけました。なかなか寺男もいいもんですよ(笑)
  2017. 11.4  曇り       こういう環境で毎日仕事できれば      13
念願の 念願の寺男を経験させていただいています。というのは植木剪定の仕事をさせていただいてから、いつかお寺さんで植木を剪定したり草をむしったり垣根を補修したりゴミを拾ったり目立たずひっそりとそうした仕事をしてみたいなぁと密かに願っていたんです。そこまでいかなくとも昨日から大きなお寺さんの庭木の剪定作業をしています。いえいえ シルバーの仕事ではありませんぞ!! 植木職人仲間からのオファです。いろいろな庭木がありわたしにとってとても遣り甲斐のある仕事です。そして急いでする必要はなく、ゆっくりと心静かにパチパチと鋏を入れていきます。一緒に働く仲間とも阿吽の呼吸で仕事が進んでいきます。無言ですよ なにもしゃべる必要は有りません。このような心境で仕事するのは初めてです。いいなぁ こういう環境で毎日仕事できればいいなぁ。
  2017. 10.26  晴れ        上手に刈り込むことができて      12
わが町いちばん大きい会社INOACに植木剪定作業に行った。創業当時は自転車のチュウブやタイヤを製造していたが、今では各種パイプや通信機器まで製造している。社員教育も行き届いているようでイキイキと働いているのが社員の表情や挨拶から伺い知れた。工場内には植木類がたくさん植栽されシルバー植木職にとってはお得意さんだ。昨日と今日で樫の木約250本とヒマラヤシーダ70本程の剪定が主な仕事だ。いえいえ樫の木やヒマラヤシーダは低木に仕立てていて1本当たり20分ほどで終わります。勢いで刈り込む感じで伐っていきます。私は午後から下の写真のツゲの玉散らしを仕上げました。徒長枝を剪定ばさみで伐りとり、先日買ったばかりの26cmトリマーでスイスイと刈り込んでいきます。以前は刈り込みハサミで刈り込んでいましたが、こちらのシルバー植木職はトリマーを使わせてくれます。その方がキレイに早く仕上がります。正直言うと刈り込みハサミで伐った後の柔らかさみたいな仕上がりが私は好きなんですけどね。まぁまぁ 上手に刈り込むことができて満足しています。
  2017. 10.15  曇り        この仕事が好きなんだよなぁ     10
昨日と同じ現場での剪定作業だが、私的には松の剪定に重きをおいて仕事をしてきた。今日も同じメンバーでの仕事だったが三人三様で剪定の仕方が違う。いちばん上手と誰からも認められている一級造園士の今ちゃんの場合は新芽一本いっぽんをキレイに美しくもみ上げしそして限度ぎりぎりまで透かす剪定方法だ。透かし過ぎではないべがぁと心配になるくらいだ。確かにカラッとして歳のころで言えば16・7の生娘の感じすらする。次に二級造園士の松ちゃんは考えながら一本いっぽん確実に鋏を入れているようだ。伐った後の新芽の流れを見るとその様子が伺える。ただ透かし具合が物足りない感じがする。そして古葉を少し残しておくからやや濃く見える。松の木を伐りすぎて枯れてしまうのを心配してのことなんだろうなぁ。わたし? 私は写真中段のごとくっしゃ。気が向けばもみあけをしたりしますけど、大体は脇芽まで伐り戻してササッと大雑把に古葉をムシって終わりです。今日は一級造園士が見ていますからしっかりともみあけをしましたよ。彼はもみ上げした枝についている葉の数を数えていましたからね(笑) まぁ 楽しかったですよ 松の剪定をしている時には誰もしゃべらないで黙々と仕事をしています。 皆さんこの仕事が好きなんだよなぁ。 

剪定前の状態、午後からしだれモミジと松を剪定しました。

枝ぶりの良い黒松だったので仕上がりがとてもキレイです。

彼らはチャボヒバに向い私は黒松に取り組みました。
  2017. 10.14           楽しぃ〜 おもしろい〜    11
楽しぃ〜 おもしろい〜 今日も植木職人仲間と立派な庭を剪定してきた。いろいろな種類の庭木がありましたよ。私には一つひとつ名前は分かりませんけど彼らは全て言い当てて特徴までしゃべります。なにせ造園技能士一級と二級の資格を持っている方ですからね。わたし?  うふふ 天下の無級です。でもでも 剪定技術ではそんなに劣っているとは思いませんよ(笑) 写真下段右下の後ろ二人なんですけどね。年齢も同じくらいで気の合う仲間です。今日は雑木類がメインで私的にこだわって剪定しました。こだわってとは? うん まず庭木の懐をカラッと切り込みます。要するにスカスカに剪定します。それで大体終わりですが最後の仕上げで外側の枝を切り戻し透かし剪定をします。そこの所がポイントなんですよ。ほとんどの人は外周だけをキレイに刈り込みますけど、私は少し時間がかかってもカラッと切り戻し透かし剪定にこだわりを持って剪定するようにしています。明日も行きますよ、半分残っていますもの。明日は黒松にすがれるかな? それとも???? 今日はとても良い時間を過ごせた。
ありがとう仲間たち 明日もよろしくです〜。 
 
2017. 10.8           それなりに充実感を味わえた     9
三連休なんだが別に何をしようとかそういうものは何もない。畑仕事もないしね、暇つぶしに歩いて3分の図書館に通っています。何を読んでいるかって?  それはもうお決まりコースです。まず 新聞各紙を隅々まで読みます。最近話題の衆議院議員選挙には各紙の取り上げかたの違いを分析します。まぁ それにしても希望の党のアラが見えてきましたね。立憲民主党を立ち上げて頂いて安心して投票場に行けます。ガンバレ枝野代表 !! 負けるな福山幹事長 !! そして長妻代表代行には理論武装をして欲しい。
朝起きて朝日新聞を読んでいたら携帯電話が鳴り誰だろうと出たら、植木職人仲間からだった。忙しいから手伝ってくれということだった。黒松を剪定してくれということなので二つ返事でOKを出した。行くとなるほどいい塩梅の松が数本あるではないですか。早速HP用に写真を撮っていたら「インターネットに載せんのすか?」と言う。んだんだ そのために来たのっしゃ。おっ いちばんメインの松にすがんのすか? と言う。 またしても んだんだ と答えた。 まぁ そんな具合で気心の知れた仲間達なんです。 やっぱり松の剪定は遣り甲斐度はNO1なんでしょうね。楽しかったですよ。自分の思った通りの透かし剪定でもみあげまでしてあげました。終わって三人で透かし具合の比べっこをしたりして剪定技術の交流等して有意義な一日を過ごすことができた。又来週も手伝ってとオファを貰いありがたいことだなぁと思いつつ帰路に就いた。
 

剪定前の黒松。枝ぶりは良い方だと思います。手前の庭師は人柄のアツオさん。

天端から剪定していくのが常識。下の方に降りてくる時刻には夕陽となってきた。
そのころになると段々雑になってくるのが分かる(笑)

まぁまぁ いい塩梅に透けて松の形はできたと思っている。それなりに充実感を味わえた一日だった。
 2017. 10.5            いい塩梅に剪定した             8
こちらのシルバー植木班で働き始めて五日目となるがまだ仲間とのコミニケションがうまく取れていない。まぁ 日が浅いのでしょうがないとは思っている。以前のシルバー植木班は昼食時に輪になって弁当を食べながらいろいろと話題を出しあって会話がとても楽しかった。こちらでは各自狭い軽トラに入って弁当を食べる。私は嫌なので日陰にゴザを敷いて食べいつものように食べ終わったらごろりと横になって昼寝を楽しむ。和気あいあいと剪定技術を競い合って仕事をした以前のシルバー植木班が懐かしい。
今日の私は12尺の三脚でやっと届くヒマラヤシーダを2本剪定して終了だ。形の整った庭木だったので形を崩さないように透かすように剪定してあげた。この時期の強剪定は禁物だ。以前12月に強剪定した結果枯らしてしまった苦い経験があるからだ。下の写真左二枚は剪定途中で右二枚は完成だが、終わって眺めてみればいい塩梅に剪定したと思っている。他に多行松が数本あったので午後から取り掛かろうと思っていたがヒマラヤシーダに時間がかかってしまい残念なことになってしまった。均整の取れたおわん型に透かして剪定したかったなぁ。
 2017. 10.3            遠慮気味に1万円と小声で      7
新居の生活はすこぶる快適だ。ただ今風の設備に戸惑いがあったりしてつくづく歳だなぁとおもう。今日はシルバーの仕事ではなく連れ合いの友達宅の庭を剪定してきた。居宅や庭は立派なのだが手入れが行届かず乱費乱雑を絵にかいたような屋敷であった。正直最初観たときに唖然としてどのように剪定してもこれでは良く見えないだろうなぁと感じた。オッコの丸物から刈り込み黒松に手をつけようと三脚に登ったら天端の枝は半分が枯れて見るも無残の姿だった。枯れ枝を切り落とし徒長の枝を中芽を落としてなんとか形を作ろうとしたが上手くいかない。去年シルバーさんが伐ったそうだが枝の流れが悪い。まぁ カラッと透かして来年の芽出しに期待することとした。一人仕事に慣れていないせいもあり焦り気味に仕事を終えた。片付けも含めて一日半かかったのだが、初めてのことでいくら請求したらいいのか迷った。遠慮気味に1万円と小声で言ったらそんな訳ないと2万円寄こされた。今度こちらが慌てて1万円返した。そうすると今度は5.000円寄こして頼むから受け取ってくれという。そんなやり取りは苦手中の苦手だ。結局1万円を受け取り代わりに新米を頂くことにした。やはりシルバーセンターで働いていたほうが気楽だということがしみじみ感じた。
 2017. 5.20   快晴         我が家の庭の植木剪定が始まる       6
シルバー植木職人は毎日が仕事でイキイキはつらつと活動している。きのう保柳字氏子という地域に熊野神社がありその隣の家に仕事で行った。前の日から楽しみだった。なぜ? そこは保柳神楽発祥の地だから。N社時代の同僚がここの神楽で葛の葉姫の女形を舞っていたからです。地元の方なら何かしらの裏話など聞かせてくれることを期待したがそこは期待外れだった。
今日は真夏日でとても暑がったが我が家の門口にあるモミジとサンゴジュの剪定をしてやった。モジャモジャ状態だったのでスカッと透かし剪定で仕上げてみた。そしてこの時期の松の木の手入れと言えば新芽切りだ。10日ほど前から少しずつしていたが残りの懸崖風黒松三本で終了だ。新芽が展開した時の枝ぶりを想像して芽を摘んだり枝を伐ったりするのだが、考えながらすると仕上がりがあまりよろしくない。むしろイメージだけを作っておいて感性みたいなもので伐っていくと良いようだ。さぁ〜て これから秋まで我が家の庭の植木剪定が始まるぞぉ〜。
 
年二回ここ熊野神社のお祭りが開かれるそうだ。その日は決まって保柳神楽が舞われるそうだ。きっと葛の葉子別れが舞われる筈だ。ストーリーはこうだ。いつか一度この神社の神楽舞台で演じられる葛の葉子別れを観てみたい。
 
5月に入ってから急に新芽が伸び始めごちゃごちゃバサバサ状態だった。透かし剪定の基本通りパラっと剪定してやった。
 
松の剪定は面倒くさくてあまり好きにはなれない。でもそのままにはできないので初夏の芽伐り秋のもみあげと一通りすることにしている。新芽切りをキチっとしておけば秋の剪定は軽くするだれでよい。
 2017. 4.16   快晴         懸崖風の黒松をしっかりと透かし剪定5       4
今朝8時28分に市役所の防災無線がけたたましくサイレンを鳴らした。いきなり「北朝鮮のミサイルが当地域に着弾するので家の中に避難せよ」との指示だった。えええっ 5年前の震災の経験から嘘だろうとは思えなかった。NHKではなんのテロップも流さず、チャンネルを民放に変えても同じである。家の中に避難と言われても相手はミサイルだし着弾したら死ぬしかないなと思いながらも、たぶん誤報だろうなぁと思うようにした。10分くらい経ち防災無線から「ただ今のは試験放送でした」という。なにぃぃ〜 なんの予告もなしにいきなりの警告に対して試験放送? 馬鹿にしてるぞ !! またしばらくして「操作間違えの誤報でした」の放送だ。 またまた怒り心頭 なぜ最初から操作間違えと言わず試験放送と嘘をついたのか。もっと真剣に情報の伝達をして欲しい。
前書きが長くなったが昨日今日とシルバー植木職を休んでいる。休んでいても植木職人は手にハサミを持ちたくなるものである/笑 昨秋に剪定のみでもみあげせずにおいた懸崖風の黒松をしっかりと透かし剪定をしきっちりもみあげをしてあげた。 出来上がりですか? 満足です。時間が充分あったのでゆっくり丁寧に仕上げました。 シルバーではこのようにさせてもらえません。 簡単に時間短縮が求められます。なのでへたくそとか雑だとかの悪い評判がついて回ります/涙

裏の斜面にぼさぼさのサカキがあり正月に切り取り内神様にお供えしている。気が向いたので形よく剪定してあげた。透かして中の主枝が見えると涼し気に感じる。
 
剪定前の状態。坂道なので冬期間冷たい風が下から吹き上げてくる。その影響で葉の色が悪くなるが、もみあげせず葉を密集させると寒風の影響は受けずに済むことが分かった。
 
もう新芽が出ているが構わず摘み取り脇芽まで大胆に伐り戻した。葉のこまい二番芽が出るはずなので秋の剪定はせずともいいかなぁ。 このような切り戻しもみあげ透かし剪定は時間がかなりかかります。根気との勝負だがやっと最近克服しつつある。
 2017.4.16    晴れ               蹲まわりをキレイに掃除    5
4月に入り順調にシルバー植木職の仕事が入ってくる。毎週水曜日は私の定休日にしているが、こうもお天気がよく暖かい日が続くと毎日働きに行きたくなる。でも先日の13日の強風とみぞれ混じりの仕事は辛かったなぁ。仕事で様々なお庭を拝見して来るが、蹲((つくばい)を作っているところは意外と少ない。でもあったとしても手水鉢の水は汚くボーフラが湧いているのが一般的だ。そもそもここで手を洗ってお茶を戴くなんてことは一般家庭ではありえない。我が家にはあるんですよ、小さいですけど知り合いの庭師さんがこしらえてくれたんです。御多分に漏れず我が家でも雨水が溜まり薄汚くなっています。ただ銅線を入れているおかげでボーフラは湧きませんよ。そんな我が家の蹲まわりをキレイに掃除してあげました。
 
蹲脇に咲いているツツジ、名前は知りませんが毎年4月中旬にいちばん先に咲いてくれます。蹲とドウダンツツジの間にクマガイソウが芽を出してきました。一株1500円はするそうで連れは踏まれはしないかとハラハラしながら見守っていた。草取りは苦手でほとんどせず連れ任せだがこれからは蹲周りはしようかなぁ/笑
 
ついでと言ったら罰が当たりそうだが、氏神様周りもキレイに掃除をしてあげた。ヒメリュウについている落ち葉を集め、踏み石をキレイに掃き清めた。眺めてみると、後ろのシャクナゲの大きな花と沈丁花の甘い香りに包まれて氏神様もいい気分のようだ。今回だけではなくたまには我が家の庭の草取りやゴミなどを拾い集めきちんとしようかなぁ。
 2017. 2.21   晴れ               注文があったらどうしよう  3
時々小雪混じりの強風が吹いていた。気温は5℃位かな、防寒着防寒帽のいでたちで作業をしていると全く寒さを感じない。たぶん夢中になって竹熊手を作っているからだろう。ひとつめの試作品は形が悪いので廃棄処分とした。昨日今日とひと竿ずつ作り合計3本作り終えた。私が使うにはひと竿あればいいのだが、作り始めると納得いかない箇所があったりして今度はこうしてあそこはもっと削ってと閃いてくる。作るとはそういう工夫があるから面白く楽しいのだろう。いえいえまだまだ納得できる出来具合ではない。明日作るパーツは準備はしてある。今度はヒゴを少し細くし弾力を持たせるように作ろうと思っている。伐り葉を集めて引く時に固いとなんとなく "いずい" 感じがするからだ。
何本作る気かって? 納得できるまで
!!! /笑   
シルバー植木職人で使っていただける方がいたらいいなぁ。竹箒とセットで差し上げます。注文があったらどうしよう、だったら嬉しいな。                          

孟宗竹を二尺の長さに伐る。竹を割るには「木元竹末」の法則で行う。ヒゴ剥ぎ台に乗せ元を細く先を薄く削る。ここがポイントだ。

ガスバーナーで炙りヒゴ曲げ台で案配の良いRを作る。元の部分の節部に穴を空け銅線を挿し込み形を整える。事前に竹かんざしを作っておき、ヒゴを挟み麻縄で等間隔に縛りあげる。持ち手棒にかんざしにを挿し込み針金でしっかり結わえる。ここの結わえが肝心で緩みがあってはならない。竹垣作りの要領がここでも活かせた。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 2017. 1.29   晴れ               竹熊手作成ツール作り     2
炬燵の運転手にも疲れた。気晴らしに3年ぶりに仙台のネオンの下でN社時代の仲間と旧交を温めてきた。顎ひげを生やし風貌は変わっていたが優しい語り口は現役時代と変わりない。2軒ハシゴ酒してPM9時の電車に乗った。沢山お話しできてとても楽しかった。
今日の気温は15℃くらいあったかとても暖かかった。こういう日に炬燵の運転手をしていては植木職人とはいえない。かといって剪定する植木も無いし  んん〜ん。年末に壊れた竹熊手を修理したが、その際竹ヒゴを曲げるのに一苦労した。そのヒゴを曲げるツールを作ってみた。有り合わせの材料でササッと作ろうと始めたが曲げる角度と曲げた後のヒゴを固定する方法を少し工夫した。出来栄えですか? もちろんグーですよ/笑 次は竹ヒゴを作るツールを作ろう。 2月に入ってから「竹熊手」組み立てをすれば暇つぶしができる。

ヒゴの長さに合わせた長方形の型枠をこしらえる。寸法を決め鋸で切りパーツを作っていく。あとはインパクトドライバーで組み立てだ。

曲げの所の材料は杉丸太を斧で割り程良いRを作り型枠にはめ込む。その際押し込んだ竹ヒゴが押し抜けないようにそして適度な熊手先となるように忍び板を杉丸太の奥に張り付けストッパーの役目をさせる。そこの所の案配で二度作りなおした。・・・・・・・・・・・・・・・・

竹ヒゴをバーナーでゆっくり炙った後にヒゴを押し込み少しづつ曲げる訳だが、曲げ終わってから跳ね返ってこないようにヒゴを押さえつける必要がある。炙り曲げたヒゴの都度なので簡単にできる方法を考えた。最初紐で結わえようと穴を空けたが、ツールBOXに写真のような取り外し部品があったので利用した。何でも捨てずに取って置くもんですねぇ。いつかは必要になり役に立つものです。.............

理想の曲がり具合に仕上がった。最後に竹ヒゴの先3cmほど切落とせば完成だ。切落とす3Cm手前に竹の節がくるようにすれば、iiiii伐り枝集めで使用した際すり減る頻度はかなり低くなる筈だ。..................................................................................................................................................
 2017. 1.1  晴れ                     謹賀新年          1
新年明けましておめでとうございます。 今年の目標は一ランク上の剪定技術の習得です。