シルバー植木職人萬譚   2022年版

 2022.11.15 晴     今年最後の仕事◆ 25
シルバー今年最後の仕事に行ってきた。いえいえ  他のGは12月中旬頃まで忙しいそうだが、わたしはこれくらいで良いことにした。
こちらのお庭には4年続けて剪定させて頂いている。72歳の新人の腕前が少しずつアップしているので松から手前をお任せだ。
今年も脇芽に切り戻してしっかりもみあげ。脇芽が無い場合は中芽を入れた。秋の中芽は余り成功しないね。古葉を残した方が芽が出やすいかな。 下から天端を撮ってみた。透け具合は良いんじゃない。
屋敷西側のシャクナゲ。黄色くなった古葉を落とし、花芽をなるべく落とさないようにパラっと剪定。誰にも見てもらえていない。隣のハナミズキと一緒に蕾が沢山ついているのだけど、家の西側で寂しく咲くのだろうなぁ。観て欲しいなぁ。

 2022.11.5 晴     本物の植木職人として◆  24
友達の植木屋さんで4日間働いてきた。そう 本物の植木職人としてです(笑) 4年連続でこちらのお庭に入らせて頂いている。わたしが剪定する植木は毎年ほぼ決まっていて、枝の流れが分かるのでとても剪定しやすい。
わたしは飛び石なりの糸ヒバから奥のチャボヒバまでが受け持ち。秋晴れでとても仕事がしやすかった。
モミジは枝の流れを大切にしてチョイと切り戻して剪定した。
お明神様のエリアは今日の私の仕事。
半日で完了。ゴミかたずけは午後から。
神様のエリアはほとんどの方が剪定するのを嫌がる。何かあったら祟りが怖いかららしい。 わたしは逆にサッパリときれいにしてあげたら福の神が下りてくるような感じがする。   確かに今日はひとついいことがあった。
何かって? それは秘密(笑)
あまり花芽がついていなかったので思いっきり透かしてみた。寒くなるので風邪ひくかも、親方にそう言われた。でもこれくらい透かすと気持ちが良い。

 2022.10.24 晴     少しずつお終いに     23
秋晴れの下気持ちの良い剪定をしてきた。88歳のおばぁさん独り暮らしで盆栽などの世話が趣味だが、歳を重ねてくるとそれもしんどくなってきたそうだ。庭木も数を減らして少しずつお終いにするという。
マユミが満開にきれいに咲いていた。交差枝を外す程度にした。マユミは放任の方が好きです。
オオデマリは毎年大きい白い花を沢山咲かせてくれるという。小さく透かして欲しい。
忌み枝落としと切り戻してひと回り小さく剪定した。
種がいっぱいついていたハナズオウ。マメ科の植物なので種がインゲンぽい。
カラッと剪定。

 2022.10.9 晴     本職の植木職人            22
昨日今日と本職の植木職人として働いてきた。やってることはシルバー植木職人と変わらない。ただチョイと気合が入っているところが違うかなぁ(笑) 4年続けて行ってるが樹齢150年になる松の剪定が私の仕事だ。そこは江戸時代に名主さんとか肝煎りとかをつとめていた旧家で家屋はその当時のもの。茅葺き屋根をスチール板で囲っている。2棟並んで建っていてとにかく大きな家です。
玄関わきの松は親方が言うには「馬の背松」と呼んでいるそうだ。なるほど~ 去年これでもかというほど透かしたが1年経てばこうなる。
奥にもう一棟ありお客様お泊り用の建物なそうだ。
剪定終了した頃には陽が傾いて上手く撮れなかった。毎年こんな具合に剪定している。
座敷側から見た状態。後ろのチャボヒバも大木だ。3段ほど切り落として剪定しやすいようにしている。もったいないけどね。 去年より枝数を多く残して剪定した。ここは宮城では豪雪地帯だが雪吊りはしていないので枝折れが心配。去年の大雪でも枝折れは無かったそうだ。
奥のお客様用の建物は普通の一軒家と同じくらいの大きさだ。
今年は脇芽の出が悪く切り戻しは難しかった。 10時と3時のお茶の時間。こちらではたばこ休みと言います。奥さんから「さぁ 休まい~ん いっぷくでがすとぉ~」とお呼びがかかる。親方が「さぁ休むど」と言われるまで仕事をするのが流儀。左が親方、右が元大工さん、植木職人になって5年なそうだ。
馬の背松の天端からパチリ。

 2022.9.29 快晴     たまげたなぁ 21
何年ぶりだろう ひとり仕事で4日間連続で植木職人をしてきた。疲れました。去年まで本職の植木屋さんが剪定していたお庭でした。腕の良い植木屋さんの後だったらと少しプレッシャーを感じて行った。赤松の枝を開いてビックリポン。9割りの忌み枝と枯れ葉が三重に重なっている。※たまげたなぁ~
※「たまげた」とは こちらの方言で非常に驚く。肝をつぶす。びっくりする(たましい が消えてしまうくらい驚く)
毎年剪定に来ていてこの赤松も剪定したそうだ。わたしは3年くらい剪定していなかったの? と尋ねた。よくシルバー植木職人は下手くその評判が定着しているようだが、本職の植木屋さんにも下手くそがいるもんですなぁ(笑) まず重なって腐っている枯れ葉を手で掻き落としてから枯れ枝を切り落とした。葉がついている枝が少なく形を作るなんて不可能。      兎に角今年はここまでにして松には早く元気になってもらいたい。あまりにも可哀そうだった。
シルバーは明朗会計ですよ。規則通りの料金です。腕ですか? そこは千差万別ですね(涙)   お客さんはがっちり切って安く仕上げてが希望です。こちらも譲れるところとそうでない部分もあります。そこの兼ね合いが難しい。 ツバキもゴチャゴチャ枝でこんもりとしていた。忌み枝を切り落としただけでこのように変わった。前の職人さんはバリカンで刈り込みだけだったようだ。

 2022.9.12 快晴     庭木達は青息吐息    20
爽やか秋空の中のんびり剪定をしてきた。なか2年ぶりのお庭です。まず膝丈ほどの雑草を草刈り機で刈りはらう事から始まります。全く構わない庭ですから庭木達は青息吐息状態でかわいそうです。伐々と切り落としたら植木達は大きく息を吸っているようでした。
奥からチャボヒバ・糸ヒバ・オッコ・モミジ・サルスベリ・アジサイ・アオキ・ナンテン。 草を刈って松を少しいじった状態。 72歳の新人さんは午前にチャボヒバ1本剪定して終わり。もう少し手早くならないかなあ(笑)
3mほどの糸ヒバは2本あります。かなり混み合って密の状態だ。 パラっとパラっと勢いで切り落とした。2時間で2本の糸ヒバ剪定。3時で剪定終了、ゴミかたずけして5時ですべて終わり。予定通りの仕事だった。

 2022.9.2 快晴     ベニカナメスッキリ透かし剪定◆    19
やっとすっきりとしたお天気です。ひとり仕事でのんびりと剪定をしてきた。ベニカナメの垣根(7本)ですけどバリカンですと30分で終わるが、切り戻し剪定でスッキリ透かし3時間で完了です。
天端部分だが50cmは伸びていた。1年で密集状態だ。
スッキリでしょ。刈り込みハサミは使用せず。
去年もがっちり透かしたが1年でこれだけ成長します。 枝先だけの切り戻しではなく奥に腕を入れて忌み枝を切り落とします。太い枝を切り落とし細い枝で形を作るようにします。
隣家との境側。去年もがっちり切り戻しているので大きく越境はしていない。 今年もこれだけ切り戻した。お隣さんもこのようにスッキリすれば気持ち良いはずです。

 2022.8.30 雨     枝の流れが最低最悪  18
真夏日・酷暑は過ぎ去りました。かわって秋雨前線が白河以北にはびこっています。予報では9/10頃まで雨降りのようです。なので小雨が降る中最後の剪定に行ってきた。庭の草取りはおばぁさんの仕事。 晴れた日には早朝から草取り。手を見せてもらったら指先が曲がっていた。そこまでしなくても・・・

奥のヒマラヤシーダに3時間もかかった。なにせぶつ切り枝が沢山あり、難儀して切り落とした。
程よい高さの紅葉は剪定しやすかった。奥の松はかなり弱っていて枯れ葉を落とす程度。肥料をやって元気を取り戻したら剪定することにした。 また3年剪定しないそうだからモミジはチョイと強めに剪定。松は枯れ葉落としのみだが、枝の流れが最低最悪。いっそ伐採したら・・・
72歳の新人さんはバリカン剪定専門だ。
だいぶ慣れてきた。
手直ししてくれと言うがそれでヨシ!!!
こちらも新人バリカン職人が剪定。後片付けしっかりするように!!!
伸び放題のハナミズキ。小さく剪定してください。
ハイハイ~
Q:こんなもんでよろしいでしょうか? 
A:雨の中剪定ありがとう、これでOKです。

 2022.7.28 曇りのち晴れ     よその家に来たみたい◆  17
早朝散歩で門口脇からだけの植木を撮ってきた。朝霧がかかり少し湿っぽかったが逆にそれが植木にとっては嬉しかったようで瑞々しく見えた。剪定した庭を早朝散歩で眺めて歩くのは気分がとても良い。
3年ぶりの剪定に入らせていただいた。2mほどの庭木が所狭しと植えられている。糸ヒバ・松・モミジ・ドウダン・ツバキ・チャボヒバ・ウメモドキ等々たくさん。すべてカラッと仕上げ。剪定が終わったら奥さん曰く、よその家に来たみたい と言っていた(笑)
前の家の奥さんが時折顔を出し剪定の様子を覗いていた。剪定が終わり帰りしな「我が家の植木も剪定して欲しい」と言われた。嬉しいねぇ。今年はそのような注文が何度かある。
この場所は玄関脇。座敷前に細長く庭木が植えられている。断りもなくお庭に入れず道路からパチリとしてきた。 サルスベリが満開だったが、奥さんの了解を戴きご覧の通りバッサリ。しょうがないね。

 2022.7.8 曇りのち晴れ     がっちり刈り込んで◆    16
3年ぶりにこちらのお庭におじゃました。73歳のお爺さんはこの度楽隠居して若夫婦に庭の管理も任せたそうだ。いいですね 若奥さんはニコニコと対応してくれてお任せで結構ですとのこと。見積もり30.000円ほど通りで完了した。
鬱蒼としていたお明神さまの回りもすっきり。こちらからお狐様が見えるようになりました。
ニシキギは右の五葉松に覆いかぶさり、自分で形を作りながら大きくなっていた。 がっちり刈り込んで二回りほど小さくしてやった。3年分を刈り込んだ(笑)
五葉松の天端はニシキギが被さって息苦しかっただろうなぁ。お陽さまをあびてイキイキと見える。 糸ヒバはモジャモジャ状態。息苦しそうです。
枝の中はぶつ切りの枯れ枝がいっぱい。3時間かけ枯れ枝をすべて落としてすっきり剪定で完成。

 2022.7.5 晴れ     料金は4.300円◆     15
連日の猛暑酷暑で植木職人は休業中。早朝散歩で6.000歩あるいて体力維持に努めている。気温30°以上の日はエアコンの部屋でグータラだ。今朝の予報で最高気温が29°らしい。ヨシ!! 急遽お客様に連絡して剪定させていただいた。
何の訳か右のナンテンは剪定しないようにだった。何故・・・
半日かけようと粘ったが11:30で終わってしまった。ゴミかたずけはご主人の仕事なそうだ。 私はここまで。料金は4.300円。ご主人曰く  去年の半額以下だねぇ。
毎年別班が2人で半日コースで剪定していたそうだ。えッ 2人でですか? 一瞬耳を疑った。1人で3時間くらいで終わるだろう。 なんとしても半日かけて剪定しよう。
ご主人は退職して毎日家にいるそうで、庭掃除はまめにしているようだ。 バリカン買って自分でできそうなんだけどなぁ。

 2022.6.18 くもり     本物の植木職人として    14
暑かったなぁ 土・日曜日の仕事に全力でアタック。友人の植木屋親方に手助けを戴いて仕事をしてきた。シルバー植木職人じゃなくて本物の植木職人として働いてきた(笑) まぁ やってることは同じだけどもね。親方と一緒だと気楽な面はあります。
親方は チャボヒバ剪定すっかなぁ~ 
私 好きなのやってチョウダイ!! 
私は奥の黒松と糸ヒバを剪定することになった。
5年ぶりに植木職人をいれたそうで、それまでは奥さんがバリカンで剪定していたそうだ。  どうりでね 絡んでいる太い枝を切り落すのに難儀した。
氏神様前もスッキリでしょ。 奥の糸ヒバは長年バリカン剪定していたとのことだった。どうりで 糸のように垂れてる枝はありません。そして中は枯れ枝がぎっしり。 難儀して忌み枝を切り落した。

 2022.6.15 くもり     お茶の子さいさい    13
3年前に剪定したお庭に呼ばれました。前回は超超超大荒れの庭で1日伐採し剪定は次の日からだった。今年も荒れてはいたが前回の思いをすればお茶の子さいさいだ(笑) 72歳の新人相方はチャボヒバの高木にアタックしたが、私と違って高いところは苦にならないようだった。ゴミは軽トラ満載2台で済み延べ5人で完了した。
以前は米農家だったが今のご主人は市役所職員だったこともあり、少しの草刈りぐらいはするが、植木には一切手を付けない。まぁ 田舎の男たちはバリカンで丸物は剪定するものですけどね。なので3年おきに植木職人を入れている。 手前のチャボヒバは72歳新人さんの担当だ。
12尺の三脚に上り無言で剪定している。このような高い庭木を剪定するのが初めてだからね。見違えるようにカラッと仕上がったでしょ。
手前の池を潰すことになった。シルバーで砂を入れて埋める仕事を追加で戴いた。いえいえ 私はできません別の会員さんの仕事です。
どこのお宅も同じで水を張って鯉を泳がせている庭はもう見かけないです。さみしいけど世並だからね。
屋敷西側から見た庭はジャングル状態。コウヤマキは密集しすぎて可哀そう。
コウヤマキは3時間かけて透かしてやった。防寒着を剥がされて身軽になりイキイキとしたでしょうね。松は番外です。庭木の体をなしていません。一応芽を摘んで古葉を取ってあげたけど。 後ろに蔵があるので少しは趣のある庭に変わったでしょ。毎年とは言わないが1年おきに剪定したらいいのにねぇ。懐具合は決して悪くはないようですけど(笑)

 2022.6.11 晴れ     思い入れの庭木     12
剪定に行ったつもりだったが庭のお掃除をしてきた。90歳のお爺さんのお庭は伸び放題。でもお爺さんから見た庭木はそれぞれに思い入れがあるようだ。ハクモクレンは徒長枝がグンと伸びて見苦しかったが、あまり切らないくてよいとのこと。 亡くなった奥さんが植えたハクモクレンなそうだ。うんんっ・・・ それを聞いたらぐっとくるものがあった。

松を遠目に見ると形はそれなりなのだが、三脚に上って眺めてみたら「驚き桃の木山椒の木」だった(笑) あと2日通うことになる。
盆栽いじりが趣味なそうだ、それもほとんどツツジの盆栽だけ。庭木は手入れするのに容易なように低く抑えている。でもよくやってますよ、20年後の私にはできないことです。 兎に角カラッと剪定してください。ただ奥のハクモクレンはあまり切らないで欲しい。婆ちゃんが植えた庭木で春に咲く白い花を観るのが楽しみ。なそうです。
柿木2本とキウイフルーツは食べないそうだ。
いいえ 柿は鳥が食べ キウイフルーツは隣の中学生の女の子が食べにくるそうだ。
柿の剪定時期ではないが混んでる部分や高い枝は伐り落した。たくさん実がついていた。キウイフルーツの棚にはフジも這わせていてごちゃ混ぜジャングル状態。キウイフルーツのツタは花がいっぱい咲いて田んぼの方に垂れ下がっていた。ツタを棚に上げて結わいてあげた。もちろんフジツタはすべて伐り落した。
ゴミ片付けも含めて延べ4人で完了だった。
約45.000円の仕事です。

 2022.6.5 晴れ     昨日も今日も植木職人    11
梅雨入り宣言はまだです。が 毎日が雨模様だ。仕事が一気に5件入ってきたのでお天気情報が気になる。皮肉にも土・日曜日が晴れマークだ。こうなったら雨の日は体を休め、土・日関係なく植木鋏を持たないとさばけない(涙) まぁ 年金生活者は毎日が日曜日だからね。てなわけで 昨日も今日も植木職人をしてきました。
去年体調を崩してこちらのお庭には入れなかった。別の方が剪定したのだが、切り残しの部分から芽がたくさん吹いて荒れた庭木になっていた。 キッチリ根元で切り落とし、ヤマボウシの実を落とさないようにすると枝の流れがイマイチ。バリカン剪定は72歳新人さんの役割だ。
門口からの様子。切り戻してカラッと仕上げだが・・・2人で半日コースなのでもうバシバシ伐りだ。 時間短縮は経費節減に繫がりますから奥さんは簡単仕上げを望んでいます。なのでシルバー的剪定となった。これがシルバーの評判を落としているんだよなぁ。忙し仕事で疲れました(涙)
ヒイラギの垣根剪定。 新人さんがイッキに刈り込んだようだ。天端の切り葉をちゃんと落としてねと言ったのになぁ。まぁ しょうがない 私が切り葉落としをしました(涙)

 2022.5.30 晴れ     のんびり剪定    10
チョイと涼しく剪定仕事にはちょうど良いお天気だった。バトミントンの監督から毎年松の剪定を頼まれている。のんびり剪定しお茶の時間では世間話で奥さんも交じって盛り上がる。シルバーで働くよりもずっと楽しい。うん 帰りしなにエビスビールを戴いちゃたからね。

もじゃもじゃの山茶花を10分もかからずカラッと仕上げで剪定。
3年前までは監督自身が剪定していた松だ。
ぶつ切りで忌み枝だらけの松だった。毎年少しづつ
枝の流れを直しながらの剪定だ。
どうしても天端の部分は形を作りずらい。今の時期芽摘み半もみ剪定です。葉が開いたときにどのような形になるかを想像しながら剪定しているのだが・・・
西側から見た状態。新芽が沢山吹くようになってきた。芽数が多いと形づくりに都合が良い 枝の流れがイマイチだねぇ。これを直すのには数年かかるだろうなぁ。それまで植木職人しているかなぁ(笑)

 2022.5.24 晴れ     今季初めて半袖仕事  9
暑かったねぇ 今季初めて半袖で仕事をした。もちろん腕カバーはしましたけどね。毎年2人で1日コースだが今年は2日間でし終えた。壁に這っているツタの除去が追加となったからです。相方新人さんは1F屋根に上がり雨どいに這っているツタ剥がし。
わたし? 私は危険なので下にいてゴミ片付けです(笑)
新人相方さんは自宅松の剪定をするとかで、
覚えたいので手伝わせて欲しいとのこと。
意欲あるなぁ~。裏側をどうぞ・・・
無言で黙々と鋏を入れ葉をむしっていた。
カラッと透かして完了
西側と北側の壁一面のツタを剥がしてほしいの追加オーダー。ツタの根元部分は親指ほどの太さだった。私は新人さんからの指示通りに片付け仕事。彼はこのような仕事が大好きなようだ。張り切って屋根に上がっていました(笑) 壁の部分は完了。残すは雨どい部分。
もう一つ 氏神様が可哀そうな状態でした。
ツタが絡まりお宮は錆びて朽ちそうでお狐様は倒れてねぇ。粗末にしてはいけませんねぇ。
ツタを取り除いてやった。

 2022.5.19 晴れ     新人相方はビビって      8
こちらは女性一人暮らしのお宅です。働いていて留守です。春と秋に剪定に伺います。とてもきれい好きだ。今回はマサキの垣根の裏側を強剪定だ。新人相方はビビって伐れないでいた。垣根の幅が広くなったための措置だ。
今日の私はバリカン職人でした。バリカンで30分イッキ刈り込みだ。 こちらは新人相方の担当エリアだ。草を刈ってから太枝ハサミで伐々伐りだ。
こちらのエリアは私が草刈りと剪定をした。奥の柿木は去年秋に剪定している。新芽が沢山出ていた。もちろん剪定はしません。 切り枝と草の量は軽トラ1台満載だった。

 2022.5.18 晴れ     男やもめは    7
シルバーで剪定に行くお客様のほとんどはご老人世帯です。それも夫婦で元気というお宅は珍しい。でもおばぁちゃん一人暮らしはキチンとしているが、男やもめは見るのも辛いです。「男やもめに蛆がわき、女やもめに花が咲く 」の言い伝えは当たっているなぁ~。でも今日まで三日間行ったお客さんはキチンとしていました。手作りのお煮つけもゴチになりましたからね。味ですか? イマイチかなぁ(笑)
庭全体の様子。 氏神様のエリア。先の地震で氏神様がズレてお狐様はおねんねしていた。直してきましたよ。神様は大切にしないとね。
剪定完了状態です。この時期の松の剪定は中途半端でやりずらい。芽摘みだけではお客さんは納得しません。だって年に一度の剪定ですからね。芽を摘んで大雑把に葉むしりもしてあげます。 道路から眺めた状態。かなり屋敷が明るくなりました。

 2022.4.30 晴れ     自分のペースと拘りを     6
ひとり仕事で三日間かけて剪定してきた。ひとり仕事もいいもんだね。相方に気を遣わずに自分のペースと拘りを優先して仕事ができる。このお庭は4年ぶりの剪定なそうでかなり荒れて可哀そうな状態だった。
これがすべて完了の景色だ。まあまあうまくいったのではないでしょうか。残りの植木はご主人と奥様が楽しみに剪定するそうだ。三日間楽しく仕事することができた。大満足です。
前回は隣市のシルバーセンターのナンバー1スキル
の方が剪定したそうだ。私は以前このシルバーセンターに所属していたので誰だろうと思いを巡らせながら剪定に入った。かなり荒れていたのでお客様の了解を得て1日かけて剪定し終えた。
忌み枝がどっさりでハサミで剪定ではなくノコギリ剪定です(笑) 黒松同様この先3年も剪定しないようなのでかなり透かしてやった。
手前のチャボヒバ3本だけの剪定依頼だったが、
黒松の剪定が終わった夕方になったら7本すべての
剪定に変更だ。切ったゴミの量は凄かったですよ。
だいぶ見通しが良くなりお客さんは驚いていました。
今朝仕事始めにご主人と雑談していたら、これ食べてみてと「つやひめ」を5kg戴いた。こちらは専業農家で田んぼ100枚ほどのコメ農家だ。お返しにツバキの剪定でお礼をした。そうしたらありがとうという事で缶ビールを戴いてしまった。こちらも恐縮至極なので竹熊手を差し上げた。

 2022.4.27 晴れ     たいしたおばあさん 5
89歳おばあさんのお庭に剪定に行きました。初めてシルバーに剪定依頼したそうで料金の部分でとても不安な様子だった。まずそこから不安を取り除かないとなりません。少しまだらボケが入っているので何度もなんども説明しました(汗)
庭全体の様子。キレイなお庭でしょ。ドウダンやサツキ・ツツジ等丸物は89歳のおばあさんが剪定。たいしたおばあさんです。
東京で修行してきた腕の良い植木職人さんが剪定していた赤松なそうです。枝ぶりは良いのですが枝の中を開くと枯れ枝がぎっしり。それを切り落とすのが大変だったし、3年ぶりの剪定だったので今回はこの程度でご勘弁ねがった 西隣境の垣根。窓から見えないように剪定してくださいの注文。相方のバリカン職人さんが剪定。
波打っているヒバの垣根。去年まで89歳のおばあさんが剪定していたそうだ(驚) 見積もり以外の糸ヒバの剪定。上の方は私が剪定、下の方はスキルアップも兼ねて相方が剪定。

 2022.4.17 晴れ     梅とヨシを井戸に入れてから◆       4
私は毎日が日曜日で暮らす年金生活者のシルバー植木職人です。仕事をしてきました。お天気とお客様都合でいつでも仕事をします。二年前に剪定した時は大荒れのお庭で2人で1日の工程だったが、今日は1人1日で完了した
直径50cm深さ4mの使っていない古い井戸を埋めたいそうだ。経費のこともあるので困っている風だった。シルバーセンターに相談してみますかと誘ってみた。知り合いの会員さんに相談したら、埋め立てる前に地元の神主さんにお祓いしてから梅とヨシを井戸に入れるそうだ。そのこと訳は 「梅とヨシ」はウメテヨシ(埋めてヨシ)に繋がるからなそうだ。ふうう~ん
庭石が入って当初は池もあった庭だったそうだ。庭木を減らし池も潰している。こういう庭が増えています。年金暮らしには庭は金食い虫だとおばあさんはぼやいていた(笑) チャボヒバの剪定は久しぶり。4寸の葉切ハサミでチョキチョキ。握力がだいぶ衰えているのが確認できた(笑)
枝の流れを整え新芽摘みをしてサッともみあげをしてあげた。 バリカンを使わずハサミで剪定してくださいのオーダーだ。風当たりが強い場所なので枝葉を多めに残した。

 2022.3.12 晴れ          難儀 難儀   3
平日仕事で不在なので土曜日の今日に剪定に来てください。わたしは毎日が日曜日なので二つ返事でOKサインをだした。5年ぶりの剪定ということでした。難儀 難儀 この時期体がまだ植木職人になっていないので腰から背中にかけて痛いです(笑)
仕事が終わったらご苦労さんという事で、クロソイ・カサゴなど新鮮な魚5匹とビール&缶ジュースなど10本を戴いた。疲れが半分になった(笑)
フジですけど植木鉢に植わっていた状態のまま。奥さんがムチャクチャ切していたらしく満足な花を観たことがないそうだ。
花を咲かせるように剪定してくださいとのこと。よく見ると花芽がほとんどなく葉芽だけのフジだった。
お茶の間前の植木です。枯れ枝がいっぱい。
ナンテンは窒息寸前。
根元はツタ草がビッシリ。
奥さんはカラッときれいにしてくださいのオーダー。お金を払う側は強気だねぇ(笑)
枯れ枝を根気よく外した。ナンテンは3/1に減らした。根元の草は大雑把にかき集め、それなりにカラッと仕上がったと思います。
庭石も入ってこじんまりとした庭です。45年前に作ったそうでご主人が亡くなって手つかずの状態なそうだ。 黒松は枝ぶりが良かったんでしょうね。もったいないねぇ。チャボヒバも枯れ枝がビッシリ。枝透かしでカラッと仕上げ。ん・・・ バリカン刈り込みができる状態ではありませんでした。

 2022.3.9 晴れ          今年初仕事に    2  2
今年初仕事に行ってきた。79歳になるおじいさんが趣味でブドウを栽培しているのだが、脚立に上れなくなったとかでシルバーCに剪定依頼がきた。30分ほどで終わったのだが、その続きが・・・
ぶどうの剪定は何年ぶりだろう。魚の骨のように剪定するのが基本と教わっていた。今までおじいさんが剪定していたので、魚の骨ではなく蜘蛛の巣状態だった。カラッと芽のある小骨を短く切っておいた。
ひとり暮らしのお爺さんは話し相手が欲しいようでした。とにかく仕事を中断してお茶にしなさいという事です。自分もそのうちあのようになるんだろうなぁ。
初仕事だったのですがなんかネガティブ思考になってしまった。
キゥイも蜘蛛の巣状態だ。ツタをすべて外しカラッと仕上げで剪定。
トマトの木の片付けと山茶花の剪定が追加となった。11時で仕事が終わったら昼飯を付き合いなさいとなった。遠慮したのだが少しお怒りモードだったのでお付き合いも仕事と言い聞かせた(涙)

 2022.1.8 晴れ          今年も竹熊手を   1
今年も竹熊手を作ることにした。なにせこの時期は暇でひまで時間を持て余しています。すでに植木職人の友達に6本と美里町シルバーCに5本進呈済です。この先3月まで作り続けると50本は超えるはずで、貰ってくれる人を探すのが大変だ(笑)
今年はヤフオクで「銑」を競り落とした。良く切れて使い勝手は良い。仕事がはかどるし仕上がりも申し分ない。まぁ 古川の今野親方に引き取っていただくのがベストかな。

新年あけましておめでとうございます
 今年で植木職人8年目に入ります。70歳になり生活パターンを変えようと植木職人仕事を週1にして、剪定方法は極力拘って仕事をしようと考えている。