シルバー植木職人 2019
2019.12.18  くもり   ◆◆今年最後の仕事は◆        30
今年最後の仕事は雨にたたられ強風にさらされ疲労困憊の二日間だった。田んぼを埋め立てた屋敷でただただだだっ広い。勿論周りは見渡す限りの田園風景だ。そこに洋風の家がポツンと建っており、洋物・和物混在の庭木が植えてある。更に柿の木や梅ノ木・栗の木などもある。教職だったご夫婦なそうだが、私などとは生活感が違うなぁと感じながらの仕事だった。
2019.12.1  晴   ◆◆お寺さんへ剪定に行く◆          29
毎年 曹洞宗のお寺さんへ剪定に行く。私が大好きだった叔父が眠っているお寺さんだ。毎年この時期にオファがあり気心が知れた仲間4人で剪定する。私の持ち分は本堂前のシダレモミジ類や鐘楼脇の黒松を剪定させてもらっている。残念なことに除草剤を撒いているので芽の出方が悪いし、葉先が赤くなって枯れかかっている。しようがないかなぁ。お寺さんの敷地が広いからなぁ。
2019.11.20  晴   ◆◆対処方法を◆  28
立派なお庭の剪定二日間行ってきた。数年前まで造園屋さんが剪定していた庭で、年間管理400万円に値上がりしたとかでシルバーに仕事依頼がきたらしい。シルバー的仕事手では3/1程度の料金なので格安ということだ。何せほとんどがバリカン剪定だからね(笑) ところで 松にはびこっている白いものは何なんだろう? netで調べたら ウメノキゴケ らしい。対処方法は木酢を散布とあった。ごらんの皆様で対処方法をご存じの方は教えて下さい。
2019.11.12  快晴   ◆◆下手くそと言われないように◆       27
昨日から入った庭の剪定は天候不順で思うようにはかどらない。要らず雨が降りAM11で帰ったり、今日は西風が強く12尺の三脚に上がって松の剪定をしていたら、風に体がフワッと持っていかれそうだった。三脚をしっかり幹に結わい付け安全ベルトをしっかり掛けて仕事をした。昨年までベテランさんが剪定していた庭をまかせて頂いているが、今年の人は下手くそと言われないように頑張って仕事をした。最後のお掃除次第で仕上がりが全然違うのでそこの所はしっかりするのがポリシーだ(笑)
2019.10.31  快晴   ◆◆枝の流れが最悪だ◆   26
ベテランシルバー植木職人が退会した煽りで仕事が一気に増えた。嬉しい悲鳴のなかベテランさんが剪定してきた庭ということで楽しみにして行ったが・・・特に松の剪定では途中切りが多<、枯れ枝となっている。それに太い枝が前に出て枝の流れが最悪だ。これってビギナーでもしないよ(プンプン) 剪定鋏での剪定ではなく、鋸での枯れ枝切りから始めた。五葉の松は除草剤の影響か枯れ葉が目立ち可哀そうな姿だった枯れ葉を丁寧に落とすだけで剪定はかわいそうなのでしないことにした。
2019.10.24  くもり   ◆◆大人数での仕事◆        25
屋敷の広さが1500坪はあるだろうなぁ。兎に角広い屋敷の庭に6名で剪定だ。私の役目は松3本とユズリハの剪定だ。いつも2名でこじんまりと仕事しているので休憩時間には近況報告などで盛り上がる。いいね たまには大人数での仕事は。今回は応援の形なので進捗に関係なくマイペースで仕事ができた。ゆっくりと時間をかけて松の木に取り掛かれました。常日頃のバリカン職人さんなので刈り込みは素晴らしく早い。チャボヒバの大木などあっという間に刈り終える。私はとても真似できない。右の写真は農家特有の中門だ。
これが大農家のステータスシンボルだ。
2019.10.9  晴れ   ◆◆美しく庁舎が光って◆       24
今日は秋晴れ、仕事するには少し風もあり抜群のお天気だ。南郷役場支所のツツジの寄せ植えの剪定だ。今日で2日目だが私はこの仕事は大好き。だって整備されてキレイな環境で仕事ができるから。荒れ庭と伸び放題の垣根を剪定するよりはるかに気持良い(笑) 81歳のおばあさんと75歳のおじいさんが集め隊で応援に来てくれた。私たち剪定班についてくるのは大変なのでお手伝いしながらの剪定作業だった。特におばあさんは私の下回り担当を進んでしてくれる。その分私が大変なんですけどね。でも でも楽しい仕事だったですよ。終わって眺めてみればとても美しく庁舎が光って見えたもの(笑)

.おばあさんはどこも痛い所が無いそうだ。話題も豊富でこちらが元気をもらえる。

下が砂利の場合はシートを敷く。仕事の効率化だがこれって当たり前だよね。

バリカン剪定だがキレイに刈れているでしょ。特に裾回りを吟味するとキリっと締まる。
2019.10.5  晴れ   ◆◆剪定技術交流会に参加◆      23
造園科の仲間達との恒例の剪定技術交流会に参加してきた。一年振りの再会だったが皆さんとても元気だ。一人親方やホテルの専属庭師・造園屋さん勤務そしてシルバーと其々植木屋さんとして働いている。知り合いの庭を拝借してワイワイ言いながら剪定作業を楽しんでくる。新しく覚えた技術等を休憩時間に語り合い知識を高めたりもする。毎年剪定する庭木が違うので、個人の癖みたいのがあり少々難義することもある。終わって眺めてみればスッキリとしてなかなかいい出来具合だ。今年で7回目だが来年も元気で再会しようと誓い合った。

元市役所の館長さん宅の庭を借りて行う。礼金と夜の宴会で飲み切れないほどのお酒を戴いた。

私は黒松1本で武さんはチャボヒバ2本担当だ。ゆっくり楽んで剪定をおこなう。

剪定風景と10時のいっぷく。ここの町名物?のバターお焼きは癖になる美味しさ。

松島ホテル大観莊専属庭師の深さんと造園屋で働いている青クン。とても上手に剪定する。

三脚から落ち圧迫骨折を乗り越えて頑張るミーさんとシルバー卒業の委員長のサーさん。
2019.9.26  晴れ   ◆◆手なずけるように成敗◆     22
残暑は厳しかったがあの真夏の酷暑を想えばお茶の子さいさいだ(笑) 昨日今日と親戚筋のお客様の剪定です。おじいさんが亡くなり4年間剪定していない庭は草だらけで荒れ放題だった。やたらに庭石が沢山入れていて何をするにもしんどい。まずは大物から手入れをし小物類は後回しとした。ゴチャゴチャの黒松・枝が混みこみのモミジ・ピュンピュン角出しの五葉の松・天に向かって俺がイチバンと威勢のよい高野槇。これらを手なずけるように成敗してやった。奥さんには以前の庭に復元できたと大感謝されビール1ケース頂いちゃった。

亡くなったおじいさんが手入れしていた庭は草茫々で見るも無残。負の遺産となるんだよなぁ。

元々は立派な庭だけにしっかり手入れしてやればスバラシイ庭に変わりました。

刈り払い機で草刈りし、こまい所は奥さんが草を抜く。草との戦いだね。
2019.9.20  晴れ   ◆◆なぜ私に依頼したの?◆             21
9月に入ると植木職は忙しくなります。あの猛暑は過ぎ去り働くのに丁度良い気候となりました。今日の現場は7月に剪定したお客様のご近所で、私らが仕事をしていたのを見ていてオファを頂いたのです。ありがたいことです。左程荒れていず今年はしなくてもいいのではないかと思える庭木です。前任者のシルバー植木職人はスキルNO1の造園師1級の免許皆伝の方でした。どうりでね 徒長枝など出ていず一年たっても崩れていませんしね。其の後ですから形を崩さないように慎重に剪定してきました。なぜ私に依頼したの? と尋ねたら要望に応えてもらえなかったそうだ。お客さんと職人さんの相性が良くなかったのかなぁ。私は仕事に入るときに必ず要望を聴くことにして、作業中でも気が付いたら言ってくださいねとお願いしている。

金木犀や五葉の松などはは枝ぶりが整っていて、3万円もかけて剪定する必要は無いのになぁ。

五葉の松は忌枝を落とし枝抜きをして透かした。金木犀は兎に角小さく切り詰めての無茶要望に"ハイハイ"とお返事し坊主にならないようにしますからね。輪郭を刈り込みし中から忌枝を外してカラッと仕上げた。これから咲く花は観なくてもいいそうだ。風流とか風情には全く興味がないおばあさんでした。

要望どうりモミジの葉を減らしカラッと仕上げた。
2019.9.10  晴れ   ◆◆達成感を味わえました◆         20
台風一過の今日はとても暑かったぁ。10ぶりの仕事は気合充分だったが段々と気力が失せていく。何せ前任者(シルバーの先輩)のバリカン剪定の後なので植木の中を覗いてみたらコブだらけでモジャモジャ状態だ。いつものことだがどうして中から忌枝を外さないのかなぁ。プンプン!!! 去年も2人で一日の工程なので今回も合わせないとね。汗ぶったらして切り戻し透かし剪定をした。疲れたなぁ でも終わって眺めてみれば見栄えのいいこと。達成感を味わえました。
2019.8.29  曇り   ◆◆やる気を削がれちゃった◆◆    19
蒸し暑かったぁ。3年は手入れしていない庭の剪定に行った。三脚に上がって鋏を2.3回使ったでしょうかもう汗がビッショリ。お客さんには何度も形はどうでもいいからガッチリ小さく切ってくださいのオーダーだ。いくらシルバーでも失礼極まりない。持っているスキルを発揮して植木に優しく見栄えも良くを心がけているのに形はどうでもいいなんてね。朝からやる気を削がれちゃった`(怒) カラッとコンパクトに透かしてくださいねと言って欲しかった。
2019.8.27  曇り   ◆◆丁度案配の良い広さの庭◆        18
やっと猛暑・酷暑から抜け出せた。孫娘も来ていたので二週間休んで孫娘に遊んでもらっていた(笑) 昨日今日と丁度案配の良い広さの庭を剪定してきた。80歳になろうかというおばあさん一人暮らしのお宅だ。植木類は左程荒れてはいず、毎年職人さんを入れていたんだろうなぁ。今回からシルバー植木職に注文したそうだ。私はこういうお客さんは苦手だ。一人暮らしのおばあさんからお金を戴くのは気が引ける。ゴミ焼却の1万円を節約して1.5日×2人で3万円を戴くことにした。ビールハウス内には三種類のブドウが食べごろになっていて、食べ放題持ち帰り放題だ。かといってそんなに食べられるものではありませんね。
朝仕事前・10時の休憩・お昼・3時の休憩とブドウ食べ放題だった。甘くてとても美味しい。

屋敷もお庭も広い。このお屋敷におばあさん独り暮らしだ。肉親で誰も欲しい人はいないそうだ。

松などお金のかかるう植木は伐採したそうだ。バリカン剪定で済むオンコやサツキなど多数。
2019.7.20  曇り   ◆◆庭木の断捨離剪定だ◆           17
陽が上るにつれムシムシと暑くなってきた。今日の相方は遠賢ではなく渋谷かたずけ隊だった。バリカン操作は上手ですよ。剪定に少し知識があるようだったので糸ヒバの剪定をレクチャーしやらせてみた。結果下手くそ、長い目でみよう。現場は庭木の断捨離剪定だ。数本伐採し庭木の天端落としと剪定。高さを低くしてこじんまりと作ってがオーダーだった。やりますよ、形が悪くなっても注文だもの。今日もお年寄り世帯でお話し相手も仕事の内というのも愉快だ。ここまでくるとボランティアだね(笑)
2019.7.17  曇り   ◆◆奥さんは泣きが入って◆        16
梅雨本番の季節だがそんなにジメジメのイメージが無い。カラッとはしていないが気温が低いので幾分過ごしやすい。今朝霧雨が降っていたので今日の仕事は延期としたが、陽が昇るにつれお天気がよくなってくるではないですか。勿体ないので午後から仕事に行くことにした。黒松と五葉の松の2本の剪定依頼なので丁度良い。去年も剪定しているので勝手は分かっている。去年は素人さんのメチャ切りで苦労したが、今年は幾分楽に剪定できた。低木は旦那さんが剪定するそうだ。庭の草が伸び放題になっていたので、刈ってあげましょうかと言ったらぜひそうしてくださいということだった。私ぐらいの年配の奥さんなので草取りも二の足を踏んでいるとのことだった。

今年はかっくいを丁寧に切り落し枝の流れをキレイにしようとした。
草一本抜かないご主人らしい。奥さんは泣きが入っているようだった。可哀そうになり草刈り機でササっと刈ってやった。庭石がどこにあるか分からないほど笹竹や草に埋もれて刈りづらかった。とても感謝された。
2019.7.2  晴れ   ◆◆忌枝だられの赤松だ◆    15
久しぶりに庭らしい庭の剪定に行ってきた。去年までの親方Gからのオファだ。朝到着するなり赤松の剪定して頂戴の指令だ。これは1日掛りだな。去年まで剪定していた方がシルバーを辞めてこの松をする人がいないという。脚立に上ってビックリボン。腕の良い職人さんだったそうだが、枝が絡み合って忌枝だられの赤松だ。よくあるんです、こういうタイプがね。うわべだけの剪定で枝の流れを全く無視する剪定だ。確かに時間短縮になるが松にとっては最悪だ。シルバーは時間との戦いなのでそうせざるをえないのかもしれない。私はいつものように忌枝落としから始まり大胆に伐り戻して剪定してやった。今回だけでは思ったような枝ぶりには程遠い、あと2年はかかるだろうなぁ。来年オファがあれば良いなぁ。

施主様のオーダーはグッと切り詰めてこぶりにして向こう側が見えるようにして欲しいでした。

もう忌枝の大群です。こういう松を剪定するのは嫌だなぁ。だって時間がかかるもの。

オーダー通りキリっとコンパクトに切り詰めました。しっかり透かしましたよ。

親方が透かし方を教えてくれという。枝の流れを外側に向け、忌枝を切り落とすですかね。
2019.6.19  曇り   ◆◆金一封の御礼を頂き◆      14
梅雨の合間に大きな仕事を成し遂げた。何せ超荒れ庭だったのです。お客様は去年だけ剪定していなかったということだが、どうしてこれは5年は手つかずの庭だ。草刈りから始めました。そうしないと歩くことすらできないし、三脚を立てることなど不可能です。バッサリ超短く伐ってください、形などどうでもよいというのがリクエストだ。いくらシルバー植木職でも少しはプライドみたいのはありますよ。大胆にそしてキレイに清々しく剪定しました。

これはジャングルだね。アシナガ蜂の巣3箇所を撃退して前に進みました。

見違えるほどにきれいになりました。施主様には感謝感激され金一封の御礼を頂きました。
2019.6.13  快晴   ◆◆二つ返事で仕事を頂いた◆     13
今日は暑かったぁ。道路にはみ出ている部分の剪定依頼だったが、営業力を発揮して庭の全ての植木を剪定させていただくことになった。5年前まで馴染みの植木屋さんが剪定していたそうだが、高齢でできなくなったそうだ。シルバー的料金を説明したら二つ返事で仕事を頂いた。
2人で1日コース・ゴミ処理代も含めて3万円の仕事だった。

下の丸物は若奥さんが剪定していたそうだ。だけどそこは素人、植木ではなくほぼ樹木ですね。

何もしない若旦那さんはガッチリ伐って構いませんと一言言って出勤。お任せコースとなった(笑)
2019.6.9  快晴   ◆◆遣り甲斐度満載だ◆      12
東北南部に梅雨入り宣言が出ました。3月に予約を頂いたお客様で、6月に入ってからの剪定依頼だった。日曜日だが貴重な晴れ間を逃さずお客様の了解を頂き剪定させていただいた。2年続けての剪定なので手慣れたもんです。やっぱり自分が剪定した庭木なので剪定しやすいね。丸物はバリカンで、透かせる植木は透かしてといつものようにこだわって仕事をしてきた。今 晩酌を頂きながらHPを書いているが、充実感満載だ。現役時代のN社で働いていた時よりも遣り甲斐度満載だ(笑)
2019.6.1  快晴   ◆◆お客様第一ですから◆      11
今日から水無月だ。そして梅雨入りの季節になります。九州では梅雨入りしたのかな? こちらは中旬頃でしょう。気ままなお客様の都合で土曜日の今日に剪定依頼だった。お客様第一ですから行きましたよ。新興住宅の中にある若夫婦の住まいです。最初樫の木1本だけの剪定依頼でしたが、おばあさんの助言もあり立ち木の全てを剪定することになった。とは言っても10本あるかないか程度の仕事です。午前中に終わりました。

シラカシを低く抑えてカラッと透かしてくれ、ヤマボウシは形を整え見栄えを良くとのオーダー

依頼事に最大限努力するのが植木職人。草を取りスキっとするともっと見栄えが良いのになぁ
2019.5.23  晴れ   ◆◆Gチャンはプチ怒り◆   10
未だ五月だというのに夏日が続いている。東北人は少々の寒さは苦にならないが暑さにはめっぽう弱い。今日は剪定仕事でなく伐採と竹藪伐りだ。こんな仕事したくないけど、選り好みしていたらオファが来なくなるしなぁ。急いでする仕事ではないので時々木陰に入り涼をとりながらの作業だった。見積もりに行ったとき空き家かなぁと思ったが、若い女性の独り暮らし世帯だった。こんなになるまでほっといてねぇ、もう少しなんとかならないものかねぇ。他人事でも私ことGチャンはプチ怒り、プンプン(笑)
遠賢さんが草刈し下回りさんは片付けする

荒れ放題の屋敷、よくもまぁこのようなところに暮らしていけるもんだねぇ。

草を刈り竹を伐りイヌツゲを伐採したらこのようになりました。3人で15:00までかかった。
2019.5.16  晴れ   ◆◆窮屈そうに悲鳴が聞こえて◆      9
陽が昇るにつれグングン気温が上がり汗びっしょりとなった。何せ今日のお庭は草が30cmは伸びていた。草刈り機で草刈りをしてから剪定作業となった。おまけに氏神様は倒れ、お狐様は土に半分埋まっていた。8年前の震災からずっと倒れたままだったんだろうなぁ。神様は大切にしないとねぇ。植木も可哀そうに枝が混んで窮屈そうに悲鳴が聞こえてきそうだった。いつものように忌枝をさっぱりと切り落とし伸びた枝葉全て切り戻し剪定をしてやった。

草を刈った状態だが庭石が入っているので際までは刈れない。紐で刈ればキレイになるのだが。

サッパリとしたでしょ、バリカン職人ではこうはいかない。気持のいい仕事をしてきました。
2019.5.10  晴れ   ◆◆粗っぽいがチェンソーで◆       8
五月晴れで青空がまぶしい中、田植えは真っ盛りだ。屋敷前は見渡す限りの田園風景で、田舎によくある日本の原風景が眺められる。そんなゆったりとした景色の中で植木職人の仕事をしてきた。2月に営業に行き受注したが、その間ご不幸があり延び延びとなり今日ということになった。特に人寄りがあるからきれいに仕上げてという依頼だった。広い屋敷のお庭には職人さんを入れずに長年おばあさんができる範囲で剪定してきたそうだ。なので鋏で剪定ではなくチェンソーで枝を落としたり、根元から切り倒したりして力仕事の一日だった。
ベニカナメの樹高を半分にという依頼。
粗っぽいがチェンソーでバッサリ切り落した。

カラタチ等の剪定は棘が刺さりとても痛い。終わって眺めてみればカラッとして見通しが良い。
2019.5.7  晴れ   ◆◆いきなり伐採のオファでしたから◆      7
大型連休は年金生活者にとってつまらない日々だった。行楽地は賑わい車は渋滞するしね。GちゃんとBaちゃんは静かにおとなしく読書の毎日でした。さて シルバーセンターでの仕事は久しぶりです。いきなり伐採のオファでしたからチェンソーの刃を研ぎ鋸の目立てをして準備していました。 孫娘さんが祖父から相続した土地にある柿の木と梅の木の大木の伐採です。安全第一にいっきに倒さず主枝から切り落としていき、最後に幹を伐倒するという手順で行った。2人で5時間掛け作業終了となった。 ううっ〜 またもや背中から腰にかけて筋肉痛になりました。(笑)

樹高はゆうに10mは越していたでしょうね。作業前の塩と水でのお祓いを忘れてしまいました。

直径40cmはありました。私のチェンソーはよく頑張ってくれましたよ。
2019.4.17  晴れ       ◆◆スッキリしてとても見栄えが良い◆     6
本格的な植木剪定仕事に行ってきた。去年の秋営業に行ったお客様からのオファだ。相棒の遠賢さんと二日がかりで終わらせてきた。先代のおじいさんがとても大事にしていた植木だったそうだが、亡くなって3年ほど手つかず状態の庭木だった。シルバーはバリカン職人が主だが私はバリカンはほぼ使わない。拘って伐り戻して透かし剪定するようにしている。勿論お客様に了解を戴いてしてますけどね。終わって眺めてみればスッキリしてとても見栄えが良い。
相方の遠賢さんはバリカン使いが上手

松とモッコクは可愛そうなくらい荒れていた。一枝ずつ丁寧に切り戻して透かしてやった。

チャボヒバは遠賢がミニバリカンで一気に刈り込む。見えにくいが暴れニシキギを行儀よく剪定。

眺めてみるとスキっとカラッととても見栄えが良い。今年も遠賢さんといい仕事をしたいね。
2019.3.26  晴れ       ◆◆ハンドウインチで引っ張る役目◆      5
一昨日朝から雪が降りとても寒かったが、今日はすこぶる暖かい。こういうのを三寒四温というのでしょうかね。今日はシルバー伐採班からのオファーで今年二度目の仕事に行ってきた。私は高所恐怖症なので木には上りません。いいえ上れないんです(笑) 杉の大木の上10m程の所で切り落す作業です。こちらの言い方で屋敷林を「えぐね」と呼んでいます。えぐねは防風林ですから伐倒するのではなく高さを低くするというオーダーだ。ベテランさんが木登りしてロープを掛けチェンソーで伐り落とします。私はハンドウインチで引っ張る役目だが、ベテランさんの掛け声に合せてハンドウインチでゆっくり引きます。ミキミキ〜と音がしてバターンと倒れるとなんとなく達成感が湧いてくる。後処理として枝を短く切ったり丸太を切ったりして運ぶ用意をするのが私の仕事です。これが大変なんです。チェンソーで切るのですけど腰が痛くなってね(涙)  
うう〜ん 下回りの仕事は大変です。もう下回りは今年最後としたいです(笑)

途中まで二連梯子で上りその上は木登りする。72歳のベテランさんはスイスイと上るから驚きだ。

3/1を切り落とすとベテランさんは小さくガッツポーズをしていた。そして次の木に上っていく。
2019.3.5  晴れ       ◆◆丁寧に一枝ひとえだ伐り戻し◆     4
とても暖かい もう春だ。今年の仕事始めはとても気分が良い。今日のお庭は断捨離で庭木がかなり少ない。それに糸ヒバ・金木犀・タイサンボクなど可愛そうなくらいに荒れていた。なにせ5年もほったらかしだったそうだ。枯れ枝・枯れ葉がビッシリで剪定にかなり手間取った。一枝ひとえだ丁寧に伐り戻しながら透かしていった。切り枝処理は奥様が手際よくごみ袋に詰めていく。まぁ 経費削減だから一所懸命で(笑)。 終わって眺めてみればかなりすっきりしてとても感謝された。ありがたいことです。
2019.2.5   晴れ     ◆◆チェンソーを使えば掃除    3
陽が昇り風も無くすごく暖かい。10℃は越しているはずだ。今の時期気温が10℃を超えると散歩に防寒着は必要ない。一昨日の日曜日に急遽伐採の仕事が入ってきた。私の仕事は枝処理なので気軽に安請負いをしてしまった。それが大失敗!! 仔細は省略して結果は「骨折り損のくたびれもうけ」 まぁ そういうときもあるさね。チェンソーを使えば掃除はつきものだ。カバーを外してゴミを取り除きキレイにふき取りソーチェーンの張を調整し刃を研いで終了だ。小一時間はかかる。 このチェンソーもう35年は使っている。当初キノコ栽培で原木を切るために使っていたが、キノコ栽培を卒業して今は植木職人として使っている。枯れ木や必要なくなった植木の伐採を依頼される。手鋸で伐っていたのでは腕が痛くなるのでチェンソーはとても便利だ。ソーチェーンは何度か交換してきたが、エンジン部分は今でも快調だ。使い終わったら燃料やオイルを抜き掃除をして大切に使っていきたい。

乱暴に使うとガイド部分が潰れたりする。負荷をかけ過ぎず使用することにしている。

ソーチェーンに潤滑油を流すためべったりとゴミがへばりついている。

刷毛で取り除きウエス布で綺麗にふき取る。チェーンを逆に取り付けないように注意(笑)

ソーチェーンの張り具合を調整する。緩いと作業中に外れて危険。最後に刃を研いで終了。
2019.1.20   くもり     ◆◆植木道具の手入れに    2
植木職人として働き5年が過ぎようとしている。現役時代N社でIT関連の仕事をしていたとはとても思えない毎日だ。楽しいですよ憧れの植木職人ですからね(笑) だいいち職人さんは何事にもこだわります。でも腕が上がっていないのに変にこだわっていると、「ちょっと違うんじゃない」と言われそうだ。でも少しはこだわりをもって仕事をしたいな。植木道具の手入れにいくらこだわっても何も言われることはありません。オフシーズンの暇つぶしにはこれがイチバンです。もちろん一日でし終えるのは勿体ない。気が向いた時にゆっくり磨き上げます。ピッカピカに出来上がると気分がいいですね。
研磨材としてピカール・カビキラー・各種ヤスリ・砥石などあるが最後は錆止めを兼ねてオイルスプレーを降りかけて仕上げとします。こうして並べると随分ありますねぇ。このほかにも太枝切鋏やロング剪定鋏等ある。

剪定鋏・植木鋏・刈り込み鋏・葉切鋏・芽切鋏と用意している。イチバン使うのは植木鋏かな。

バリカンを4台持っているがいつも使うのは250mmと400mmだ。シルバーは時間短縮のためバリカンを多用するが、私は余り使わないことにしている。鉈は滅多に使わない。刈り込み鋏は柄の長いのと短いものの2丁。
2019.元旦        ◆◆今年も切り戻し透かし剪定で   1
ましておめでとうございます。新居に引っ越し2年目になりました。生活のリズムが何もかも変わる中、シルバー植木職人として活動するのだけは左程変わり無い。ただこちらのシルバーにお世話になって感じているのが、トリマー植木職人のイメージが強く感じられることだ。私は今年も「切り戻し透かし剪定」にこだわり植木に優しい剪定とお客様に喜ばれ感謝される仕事をしたいな。
 
私が担当して2年目の南郷中学校庭園の赤松。3年目となる今年は棚ごとの形作りを目指したい。